
皆さまは「目上切開」という手術をご存知でしょうか。
当院では以前から、眼瞼下垂手術を行う際に目の内側(中央部側)の視野を広げる目的で目頭上の皮膚(蒙古襞から上瞼に繋がる皮膚)を切除する手技を行っていましたが、この手法を「目上切開」という名前で行っているクリニックが増えていたようです。今回はこの「目上切開」を併用した眼瞼下垂手術の症例をご紹介したいと思います。

上の方は眼瞼下垂のご相談で来院された26歳の女性です。
診察では、開眼力を強化して目の開きを改善したいというご相談とあわせて、「目頭の尖った感じも同時に改善できないか?」というリクエストを頂きました。
上の写真でも分かる通り、目頭に上瞼の皮膚が多めに被さっていることで、確かに目頭が鋭く尖ってみえます。これを丸みのある優しい目頭に変えたいというご希望でした。
目頭のカーブを柔らかくした白目を大きく見せる方法としてはオーソドックスな目頭切開法がありますが、この方のように目頭に皮膚が厚く被さっている場合、目頭切開で横方向に目元を大きくしても、白目の露出が増えることはほぼありません。そこで今回は、眼瞼下垂手術と同時に目上切開を行い、目頭付近の目の露出を広げることとしました。術前後の変化を見てみましょう。

術後は1.5ヶ月目の様子です。この段階で腫れはほぼ引いており完成形に近づいています。術前後の目頭の様子を比較すると、目頭付近の上瞼に被さっていた皮膚が取れたことで、鋭い形をしていた目頭が丸みのあるアーモンド形の目元に変化しているのがお分かりいただけるかと思います。もちろん同時に行っている眼瞼下垂手術で全体的に上瞼の開きをよくしている効果も相まっていますが、眼瞼下垂手術単独ではこのような柔らかい雰囲気の目頭にすることはできません。
目頭切開と比較した際の目上切開のメリットとしては、以下などが挙げられます。
・寄り目にならない
・目と目の間の距離に変化が出ない
・傷跡がほとんどできない
今回は患者様から「目上切開は自分にあっているか?」というご質問があったことで、この術式がすでに世間的に認知されて広まっているということが判明しましたが、いずれにせよ今回の方のように、上瞼の被さりを軽減して目頭に丸みが欲しい方や、目元を柔らかい印象にしたい方、平行二重にしたいが目と目の距離は近づけたくないという方にとって有効な術式になります。さらに二重整形(切開or埋没二重)や眼瞼下垂手術と併用すると、今回の方のように華やかで柔らかい印象に近づけることもできるでしょう。
>眼瞼下垂手術(挙筋前転法)の詳細はこちら
本ブログの症例に関する情報
治療名:①眼瞼下垂手術(挙筋前転法) ②目上切開法 費用:①330,000円 ②220,000円 リスク、副作用:腫れ、内出血、傷跡、左右差、感染など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報
みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本専門医機構認定 形成外科専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら
