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2017.11.13

刺青・傷跡修正など

お急ぎならQルビーレーザーによる刺青除去がオススメ

刺青除去について、
当院ではQスイッチルビーレーザーかQスイッチヤグレーザーを用いています。

それぞれを使い分ける基準は、刺青の色味はもちろんですが、
それ以外でも

・早く少ない回数で取りたい場合はQルビー
・時間を掛けてでもできるだけ皮膚に色抜け(白抜け)を残らないように取りたい場合はQヤグ

のように使い分けています。

逆に言えば、Qルビーは早く刺青が取れるけれども
皮膚面に若干色抜けが生じてしまうというのが欠点とも言えます。

出力を下げて回数をかけて打てば、Qルビーであったとしてもそれほど色抜けしないのですが、
患者さんからすると出来るだけ少ない回数で取れたほうが時間とお金の節約になるので
多少の色抜けは良しと考える向きもあるようです。

そこらへんは、治療開始の前に患者さんじっくりとご相談することにしています。

昨今、刺青除去用のレーザーとしてピコレーザーがもてはやされていますが、
いずれも従来の旧型のQアレックスやQヤグとの比較において、
5回以上など回数を重ねていった場合に少しづつ差が出るというデータを目にします。

しかし、青・黒に関してはいまだにQルビーが除去のスピード(=治療回数)において、
同等かむしろまさっているのではないか?と感じるようなデータも散見します。

実は今年年末に、ピコレーザーを導入する予定があるので、
導入後、実際に両者をハーフテストなどで比較してみようとと思います。
ある意味本来やってはいけない禁断の比較なのかもしれませんが。。

*現在当院ではサイノシュア、キャンデラ、キュテラ、クワンタのピコレーザーを貸してもらい、
デモで比較途中です。
サイノシュアについては既に終了し、フェイシャル施術において結果がかなり好評でした。
どの社のピコを購入するかはまだ未決定です。

ただし、Qルビーと同じ波長のピコレーザーというものがまだ世の中にはまだ存在しないため、
ルビー同士の対決で、ピコレーザーとQレーザーの比較は出来ません。

そのためナノ秒発振に帯するピコ秒発振の優位性は、ルビーに関しては確認のしようがない
ということもつけ加えておきましょう。

———————————————————–

さて、下は左耳の裏に入れた刺青を除去したいというご相談で来られた29歳の女性です。


201711131 このように黒い色ないし暗い青色であれば、ヤグ、ルビー、アレキ(Qであれ、ピコであれ)
どのレーザーであっても結果を出すことは出来ますが、今回はより少ない回数で早く取れた方がよい
という希望でしたので、Qルビーを用いて治療を開始しました。

201711132
上は、2ヶ月ごと2回の照射を行い治療開始から6ヶ月目の状態です。

2回でこの結果なら、比較的早く取れたほうだと言えます。

但し、ほぼ取り切れていますが、皮膚面に若干の色抜け(白抜け)が
残ってしまっていることがわかるかと思います。

場所的に耳の後ろ側という比較的目立たない部位なので、患者さん的にも気にならないとのことでしたが、
もしこれが、腕など目立つ場所であれば話は変わってくるかと思います。

極端な話、刺青の文字や絵、図柄の形に白く抜けると、
元々刺青がそこにほどこされていたことが分かってしまいますので、本来はそれは避けたいところです。

その場合は、Qルビーでもっと出力を落として、回数をかけてじっくり色を抜くか、
メラニンへの吸収性をもう少し抑えてマイルドにしたQヤグレーザーを用いるほうがよいと考えています。

しかし、腕など露出部であってもとりあえず出来るだけ早く色を抜いて欲しいと言われた場合は
Qルビーを思い切って高出力でかけて少ない回数で仕上げるということも例外的にやってはいます。

刺青除去は部位や色味、患者さんの希望によっても治療法は異なりますので、
気になることがあればまずはご相談ください。
当院の刺青治療の詳細はこちらです。
Qスイッチルビーレーザーの詳細はこちらです。


※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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