ここ最近、若い方の間「立ち耳がかわいい」という流れが起きているようで、耳を立てることで「小顔に見える」「愛らしい印象になる」「若々しくみえる」といった効果を狙ってご相談に来られる方が少しずつですが増えてきています。
「立ち耳にすると小顔に見える」というのは、原理としては人中短縮(こちらも昨今大変人気のある施術です)と同じようなイメージで、顔の大きさ自体には変化を加えないものの、目の錯覚的な効果によって耳を立てることで相対的に顔の大きさを小さく見せるという、新しい分野の小顔整形になるのかと考えております。(人中短縮も、顔のサイズには変化がないものの鼻下の距離を短くすることで小顔効果を狙う施術です)
患者様からのご相談が増えてきている立ち耳整形(立ち耳にする整形)ですが、今回は症例として術前後の写真を提供してくださる方がいらっしゃいましたので、実際の変化について写真をもとにご紹介いたします。
上は、生まれつき耳がかなり後方に倒れており、立体感に欠けることを気にされて当院にご相談に来られた47歳の女性です。過去に耳の整形歴はありません。
耳を今よりも前に傾けて、立体感のある顔立ちにしたいとのことでしたので、立ち耳にする整形(立ち耳整形)を行うこととしました。
施術は耳の後ろから皮膚を切開してアプローチします。耳の角度を決めている軟骨部分にある結合織を切開解除し、糸を軟骨に掛けて耳の形を変えてゆきます。早速、実際の術前後の変化を見てみましょう。術後は1か月目の様子です。
術後は、自然な角度で耳が前方に起き上がり立体感が得られているのがお分かりいただけるかと思います。耳が以前よりも立ち上がったことで輪郭へのアクセントが加わり、小顔効果とあわせて小動物的な愛らしさ・可愛らしさといった雰囲気も得られているのではないでしょうか。
時代によって流行は変化していくものですが、「これが最近のトレンドです」と患者様に言われると、まあそうなのかと確かに納得してしまいます。
耳の部分をもう少しアップで比較した写真も掲載します。
写真では少しわかりにくいかもしれませんが、耳を前方に起こしたことによって、耳の表面にわずかな皮膚の余り(しわ)が生じています。これは術式の原理的にやむを得ずというところもあるのですが、どうしても気になるという際には、後ほど修正術で目立たなくすることも可能です。
なお、立ち耳を作る「立ち耳整形」という施術は、私が調べた限りではまだ行っているクリニックは全国的にもないようですので、世の中的にも非常に珍しい治療法だと思っています。
今回の立ち耳整形(立ち耳にする整形)も同様ですが、当院では患者様からのリクエストをもとに新しい術式を編み出してメニュー化していくことがしばしばあります。(特に鼻整形や耳整形、輪郭整形の分野が多いです)
当院は他院に比べるとメニュー数がかなり多く、幅広い術式を各種取り揃えておりますが(鼻整形は実に50種類以上に及びます)、このようにその都度患者様からいただくご要望に応え、いろいろ考えて施術を行っていく過程において、他院にはないオリジナリティの高い手技が次々と生まれていったという経緯があります。
今回の整形術もその一例となりますが、他院で相談して「そのような手技・治療法は行ってない」と断わられてしまった方も、当院では対応出来る場合がよくありますので一度ご相談下さい。
>立ち耳整形(立ち耳にする整形)の詳細はこちら
本ブログの症例に関する情報
施術名:立ち耳整形(立ち耳にする整形) 費用;両耳 220,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、表面の皮膚のしわなど
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報
みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら