顎先のしわ取り手術
顎にできるしわは「梅干しじわ」などと呼ばれますが、これは顎先付近にあるオトガイ筋に過度な力が入り、皮膚が筋肉の動きに引っ張られることで生じます。若い方でもオトガイ筋が発達しているとこの部分にしわができますが、さらに加齢によってしわ・たるみができやすい年齢になると、ますます顕著に目立ちやすくなってきます。
顎先のしわ(梅干しじわ)の治療としては、一般的にボトックス注射を行うことがほとんどですが、筋力が非常に強い方の場合はボトックスでは効果が不十分と感じることがあります。また、定期的にボトックスを打つのが煩わしいと感じる方などにもお勧めしたいのが、半永久的に高い効果が得られる、手術による顎先のしわ取り治療です。
2026年の段階でこのような手術を行っているクリニックはほとんど見受けられませんが、当院で行っている手術は口腔内切開によりオトガイ前面の筋肉(おもにオトガイ筋)を横切開するという方法です。この手術は以前からある額の横じわ取り手術(前頭筋横切開術)や眉間のしわ取り手術(皺眉筋切除・眉間筋切除)を応用したものなのとなります。
実際の施術では、下唇の裏側(口腔内粘膜)を切開してオトガイ筋上のレイヤーを顎先まで剥離し、オトガイ筋を横切開する形で手術を行います。口腔内切開のため術後に傷跡が生じることもなく、また手術時間は麻酔を効かせる時間を除くと15分ほどと比較的短時間で行うことが可能です。
今回のブログでは、このオトガイ筋横切開術で顎先のしわ(梅干しじわ)を改善した症例をご紹介したいと思います。
上の方は、ふとした際に力が入ってしまい顎先のしわ・凸凹が目立つこと、そのせいで年齢よりも老けて見えることを気にしてご来院された57歳の女性です。こちらの患者様はすでに何度か通院してくださっており、今まではボトックスによるしわ治療を行っていましたが、効果が半年程度しか持続しないため、「1回で長期的に効果が続くような治療法はないの?」というご相談をいただいたことから、今回はご本人ともご相談の上で、オトガイ筋切除を施術を行うこととしました。術前後の変化をみてみましょう。
術後は2週間後の様子です。顎先に力を入れてもらった状態で写真と動画を撮影させていただきました。オトガイ筋の動きが完全に抑制されており、しわ・凸凹などがまったくできていないのが分かります。患者様からは、しっかりと効果が実感できた上に、今後は定期的に治療をしなくてよいためとても気持ちが楽になったというコメントをいただきました。本症例はほんの1例で、手術によるしわ取り治療は顎先(オトガイ筋)以外でも有効です。ボトックスやヒアルロン酸に代わる、半永久的な効果が得られる本格的なしわ治療として活用いただくことが可能です。
・額の横じわ(前頭筋切除)
・眉間の縦じわ(皺眉筋切除)
・目尻のしわ(眼輪筋切除)
・目の下のしわ(眼輪筋切除)
・鼻根しわ・バニーライン(鼻根筋切除)
・ほうれい線の外側に生じる笑った際のふくらみ・盛り上がり(大頬骨筋・小頬骨筋切除)
・頬骨上に生じる笑った際のふくらみ・盛り上がり(大頬骨筋・小頬骨筋切除)
・食いしばった際に生じるエラのふくらみ・盛り上がり(咬筋切除)
・顎下に力を入れた際に生じるふくらみ・盛り上がり(舌骨上筋群切除)
・首に力を入れた際に生じるふくらみ・盛り上がり
・首に力を入れた際に生じる縦スジ(広頚筋切除)
定期的にしわ治療としてボトックスやヒアルロン酸、レーザー治療などを行っている方で、半永久的にしわを改善したいという方にお勧めです。
本ブログの症例に関する情報
治療名:顎先のしわ取り手術(オトガイ筋切除) 費用:220,000円 リスク、副作用:腫れ、内出血、感染、知覚神経麻痺、運動神経麻痺、表情の造りにくさなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
