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鼻プロテーゼ・鼻中隔延長による「魅せ鼻」整形

2023年05月15日(月) | カテゴリ: 美容外科, 鼻整形
当院ではほぼ毎日鼻の整形術を行っていますが、中でもここ最近は特に、大きい鼻の存在感を薄くする「忘れ鼻」整形のリクエストが大変増えています。

忘れ鼻整形とは、大きい鼻を細くすることで繊細な雰囲気を出し、また顔の中における鼻の印象を薄くすることを目的とした鼻整形術ですが、私が美容外科の世界に入門したひと昔前の時代にはこのような鼻整形術の需要はありませんでした。

かつてバブル時代は、ハーフタレントのような彫りの深いメリハリのある顔がもてはやされ、鼻の手術と言えば隆鼻術(主に鼻スジの隆鼻)が主流であり、プロテーゼ手術が一番多かったです。

最近でも鼻を高くしたいというリクエストは以前と変わらずありますが、「鼻スジを高くしたい」というご要望よりも、「鼻先を高くしたい」という相談が圧倒的に多く、また施術法も以前のようなプロテーゼ挿入によるものではなく、鼻中隔延長か鼻尖形成(コルメラ・ストラット)、もしくは鼻先耳介軟骨移植によって鼻先を高くすることがほとんどです。

とはいえ、やはり小さめの鼻に高さを出して立派な鼻に見せたいというご希望も勿論あります。いわゆる「忘れ鼻」整形とは逆方向のリクエストですが、この場合はプロテーゼ手術と耳介軟骨移植を組み合わせて施術を行っています。

このような、鼻に高さやボリュームを出してバランス良く美しく見せる(魅せる)という鼻整形術を、当院では「魅せ鼻」整形と銘打って行っています。今回はその症例をご紹介したいと思います。





上は「鼻を高くしたい」というリクエストでご相談に来られた20歳の女性です。
術前は鼻スジが低めで、鼻先も低く童顔な印象でした。全体的にこじんまりしている鼻の雰囲気でしたので、施術では鼻根から鼻先まで全体に高さを与えて「しっかり目の鼻」を形成し、大人っぽい印象に変えています。

施術法についてもう少し具体的に説明しますと、鼻スジにはI型プロテーゼをいれることで、鼻スジを通しており、また鼻先は耳介軟骨移植(鼻中隔延長術)によって高さを出しています。

術後の写真は1ヶ月目の状態ですが、この段階で腫れは完全に引いています。鼻の印象が変わっただけではなく、顔全体にメリハリ感がついて、中高(なかだか)の、いわゆる押し出しの強い印象に変わっているのではないかと思います。

より大人びた雰囲気の美人系に寄せるなら、このような「魅せ鼻」を形成する整形術もお勧めです。逆に童顔で、可愛らしい雰囲気に近づけるなら、鼻先、鼻スジを低くするという選択肢もあり得ます。

結局のところ、「美の絶対基準」は存在せず、我々が行っている仕事は「患者様一人一人の好みやニーズに沿った施術をご提供する」というところが大きいです。患者様の仕上がりイメージにより近い結果を出せるようにと日々技術を研鑽することで施術による変化がより洗練されていき、患者様においても、よりご満足いただける施術になっていくのだと感じております。
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<本ブログの症例に関する情報>

施術名:鼻プロテーゼ、鼻中隔延長術費用:550,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、出血、血腫、感染、傷跡、左右非対称、色素沈着など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ



監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士