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鼻中隔延長
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鼻中隔延長

鼻先を高くする。下に下げる。細くする。
鼻中隔延長は様々な悩みに対応可能です。

左右の鼻の穴を隔てるシキリの軟骨(鼻中隔軟骨)を前方ないし下方に延長することで、鼻先を下に下げたり、鼻先を高くします。延長に用いる軟骨は耳から採取します。

(1)「鼻の穴の中の切開+左右の鼻孔の間のシキリ部分の皮膚を切開」する方法

(2)「左右の鼻孔のシキリ部分の皮膚」を切開せずに「鼻の穴の中のみの切開」で済ませる方法

がありますが、(1)の方が高い効果が期待出来ます。

本施術は基本的に局所麻酔で行いますが、傷みをできるだけ感じたくないという際には静脈麻酔や全身麻酔で施術を行うことも可能です。静脈麻酔の場合は、手術中に鼻の状態を確認することも可能です。

  • ここ最近、「鼻中隔延長をすることによって鼻が曲がることががあるのでしょうか」といったご質問を多くいただくため、当院としての見解をまとめました。
  • 詳細はこちら

※「だんご鼻」「あぐら鼻」「にんにく鼻」など、鼻の名称としてよく使われる俗称について、それぞれの特長や治療法についてまとめてみましたので、あわせてこちらもご覧ください。

鼻の俗称とその治療法について(だんご鼻・あぐら鼻など)

こんなお悩みの方に

  • 上向きの鼻を改善したい
  • 鼻先の向きを変えたい
  • 鼻先を高くしたい

施術の特長

最も効果的な鼻先の施術
鼻先の形を変える方法として、耳の軟骨移植や鼻先修正術でも一定の効果が得られますが、変化の大きさ、満足度の高さではこの方法が最も優れています。
効果が多岐にわたる
鼻先の形を変えるだけでなく、鼻の穴を目立たなくしたり、左右の鼻の穴のシキリ部分を下方に下げるなど効果が多岐わたるため応用範囲の広い施術です。
術中の微調整が可能
施中の各ステップで、ご自身で鏡を使って鼻先の形の変化をご確認頂けます。 気になる箇所があれば、術中に微調整を加えることが可能です。

効果目的

  • 鼻先を下に下げる
  • 鼻の穴を目立たなくする
  • 鼻先を高くする
  • 鼻柱(鼻橋)を下に出す

症例写真

鼻中隔延長術(単独手術)

「鼻中隔延長術(単独手術)」の症例写真・ビフォーアフター

ドクターによる症例解説

術前

鼻の上下長が短く、かつ鼻先が低いことを気にしてご相談に来られた20歳の女性です。シンプルに鼻中隔延長単独手術で鼻先を前下方に伸ばすこととしました。

術後

手術後1ヶ月目の状態です。この時点で腫れは、ほぼ引いています。一般的に、鼻の上下長が短い方が頑張って鼻先を高くしようとすると、どうしても鼻先の上の部分(Supratip, スープラチップ)と呼ばれる箇所が前方に突出してしまい、横から見たときの鼻先のシャープさがうまく出ずに丸い鼻先になりがちです。当院ではこの部分に対して独自の工夫を施しており、前からだけでなく、斜めや横方向から見た時にも美しいスムーズなカーブになるように仕上げています。

症例に関する情報

治療名:鼻中隔延長術 費用:330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、左右非対称、皮膚壊死、皮膚面の凹凸など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

鼻中隔延長・鼻尖修正(短鼻の改善)

術前

鼻先が上向き且つ短鼻(ショートノーズ)気味の鼻を、上下に長くしつつ鼻先を絞ってより細く見せたいというご相談で来られた27歳の女性です。このケースでは、鼻中隔延長術により鼻先を前下方向に伸ばしつつ、鼻尖修正(鼻先縮小)により鼻先の丸さを取ります。
なお、鼻先を伸ばす際には「鼻先を上に向ける(アップノーズ気味にする)」「鼻先を下に向ける」など鼻先の向きを同時に調整することが可能ですが、前下方に伸ばすのは技術的に難易度がかなり高くなります。逆に、上方向(アップノーズ気味)に高くする操作(巷で韓国風などと呼ばれている鼻先がそうです)は実は簡単で、普通に鼻先に軟骨を移植すると自動的にそうなるのであまり技術はいりません。

術後1か月半

術後1か月半の状態を示します。鼻先が上向きからやや下向きになっています。鼻先の丸さも取れて細くなっているのがわかるかと思います。鼻先は絞り過ぎず、適度に細くしています。 当院の鼻整形はやりすぎ感のない「ナチュラルさ」にこだわって行っていますが、もっとより細くしたいのであれば勿論それも可能です。手術中に患者様ご自身に鏡で確認しいていただきながら、形を次々に変えてゆきます。

鼻の上下長が延長されたことは、横から見るとより分かりやすいです。
左が術前、右が術後1か月半後の状態です。

下から見た様子です。左が術前、右が術後1.5ヶ月目です。
鼻先が細くなっていることがよりハッキリと分かるかと思います。術前に半円状(ドーム型)だった鼻先の形状が、全体として三角形に変わっているのが分かります。これが、鼻尖形成(鼻尖修正・鼻先縮小)術による典型的な変化です。

症例に関する情報

治療名:鼻中隔延長、鼻先縮小 費用:鼻中隔延長 330,000円、鼻尖縮小 220,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、左右非対称、皮膚壊死、皮膚面の凹凸など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

鼻中隔延長・鼻尖修正・鼻ハンプ削り

Low setting - 20mJ / Medium setting - 40mJ / High setting - 70mJ

当院スタッフ(27歳・女性)の鼻整形症例です。
施術にあたっての希望は、以下の3点でした。

1.鼻先の頂点(tip projection)がやや上向きなのを下に下げたい。同時にもう少し鼻先の高さが欲しい。

2.鼻先が丸くて太いので、細くしたい。

3.鼻スジの前方に突出したハンプを取って欲しい。

1に対して鼻中隔延長術、2に対して鼻尖修正術、3に対して鼻スジのハンプ除去を行っています。

上の写真は、正面から見たところで鼻先の太さの変化を示します。左が術前、右が術後1ヶ月目の写真です。 鼻孔縁の頂点の角が外から内に寄っているのと、鼻先の両外側に縦に影が入っていることから鼻先が左右から絞られたことが分かります。 このような影が鼻先に入ることを嫌う方もいらっしゃいますが、どのくらい絞るかは手術中に鏡で確認しながら調整しますので、いくらでも絞り加減をコントロールして変えることは可能です。よってこの影をほとんど作らずに細くすることも出来ます。

右斜め前から見た、術前(左)と術後1ヶ月目(右)です。
鼻中隔延長術により、鼻先の頂点が上向きから下向きに変わって高さも出ています。この際、あまり下向きにしすぎるといわゆる魔女鼻となり老けた印象の鼻になってしまうので、この鼻先の角度の微妙な角度調整が重要になります。この部分については、手術中に皮膚を仮留めした状態で患者様に何度か起き上がっていただき、ご自身で鏡を持ち確認してもらいながら、角度と高さ、鼻のラインのカープなどを細か少しづつ動かして調整しています。

左横からみた鼻スジの変化で、左が術前、右が術後1ヶ月目です。
鼻スジの中央部の鼻骨を骨ヤスリで削り、外側鼻軟骨をメスで切除しています。
この部分は、軟骨の処理によって術後の結果がかなり変わるため、私の場合はラインを凹面に仕上げる手法と、ストレートにする手法、意図的に少しハンプを残してラインに微妙なうねりを与える手法などを使い分けて仕上げています。今回は、本人の希望でストレートなシルエットとしました。

症例に関する情報

治療名:鼻中隔延長+ハンプ除去+鼻先縮小 費用:鼻中隔延長 330,000円 、ハンプ除去 220,000円 、鼻先縮小 220,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、感染、左右非対称、皮膚面の傷跡・陥凹など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

鼻中隔延長術(他院修正症例)

ドクターによる症例解説

術前

1年ほど前に、都内の某大手美容外科クリニックにおいて鼻先への耳介軟骨移植手術を受けたものの、術前と比べて鼻先に全く変化が見られない上に鼻先が上を向いて太くなってしまったのを治したいと当院にご相談に来られた22歳の女性です。 このように、患者様の思うような結果に仕上がらなかったケースの多くでは、手術中に鏡を使って患者様ご自身に鼻の状態を見せていないことがほとんどです。当院では必ず術中に鼻のデザインをご自身に確認してもらうこととしているため、全身麻酔下での鼻整形手術を推奨していません。

術後

左耳珠からの耳介軟骨を用いて鼻中隔延長術を行い、2ヶ月目の状態です。 鼻先を前下方45度方向に伸ばしています。高さを出しつつ、前回の手術で上向いてしまった鼻先を下向きにするため耳介軟骨を鼻翼軟骨の間にしっかりセットしています。また鼻先の太くボテッとした重い感じも、皮下の線維脂肪組織と鼻翼軟骨を切除することで改善されています。他院の手術結果に満足が行かなかったケースや変化がなかったケースの修正手術も多く行っていますので、結果が気になるという際にはご相談ください。

症例に関する情報

治療名:鼻中隔延長術(他院修正) 費用:550,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、皮膚壊死、皮膚の傷跡、皮膚面の凹凸、左右非対称など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

魅せ鼻整形(プロテーゼ・鼻中隔延長)

「魅せ鼻整形(プロテーゼ・鼻中隔延長)」の症例写真・ビフォーアフター

ドクターによる症例解説

術前

全体的に小さくてこじんまりした印象の鼻に、高さとボリュームを出して華やかな鼻にしたいというご希望で相談に来られた20代の女性です。昨今は鼻のイメージをできるだけ薄くする「忘れ鼻整形」も人気ですが、やはりある程度の高さや鼻スジは美しい顔立ちを形成するにあたって大切なポイントになります。今回は鼻スジにプロテーゼ(I型)で通し、鼻先は鼻中隔延長で伸ばして高さを出す手術を行うこととしました。

術後

術後1週間目の状態です。鼻スジの高さと鼻先のプロジェクション(突出感)は充分ではないかと思われます。鼻の構造をあえてしっかり目に造りこむことで、「鼻で美人に見せる(魅せる)」整形術を当院では、「魅せ鼻」整形と銘打って行っています。忘れ鼻整形同様に、こちらもまた人気の鼻整形です。

症例に関する情報

治療名:鼻プロテーゼ、鼻中隔延長術 費用:鼻プロテーゼ220,000円、鼻中隔延長(オープン法)330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、出血、血腫、感染、傷跡、左右非対称、色素沈着など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

鼻中隔延長術(単独手術)

ドクターによる症例解説

術前

鼻の上下の短さと、鼻先が丸く低い点を気にされて当院を受診された24歳の女性です。 鼻背から鼻根にかけての高さは十分にある方なのですが、鼻先の形と高さだけは改善の余地がありそうです。鼻中隔延長の単独手術として、アプローチは鼻柱皮膚切開ありのオープンアプローチで行いました。

術後2ヶ月目

術後2ヶ月目の状態を同じく、左斜め前と左真横から見ています。 鼻中隔延長法(SEG) により、鼻先の上下長を出すと同時に、鼻先の前方への突出(プロジェクション)を形成しています。このような場合、移植軟骨の伸張方向としては前方でも下方でもなく、その中間の斜め前下方に延長することが多いと言えます。 しかし実際には、手術中に患者さんにベッドで上体を起こしてもらい、鼻先の延長方向と長さについて鏡で確認してもらいながら一緒に十分吟味検討することが重要です。医師(私)個人が良いと思う形と高さであっても、患者さんがそれを気にいるかどうかは全く別の話になってくるからです。今回は、手術中の患者さんとの話し合いの過程で、ご自身が納得出来る高さとラインが見つかりましたのでそのように仕上げることが出来ました。

当院のこだわり

鼻先を高くする手術(鼻中隔延長、鼻尖耳介軟骨移植など)においては、延長する方向角度や長さにより鼻先の上の部分(図中オレンジ矢印で指し示す部位)が前方に突出して、鼻スジから鼻先に掛けてのラインが崩れることがよくあります。(ポリービーク変形の名で有名です) この部分を、真横もしくは斜め前方から見て最低でもストレートか、場合によっては凹面の曲線に仕上げるのが鼻先の手術では重要ポイントであり、一つのコツと言えます。 ただ高くなれば良い、長くなれば良いということではなくどの方向からみても立体的に見栄えの良い美しい鼻に仕上げることを心がけています。

症例に関する情報

治療名:鼻中隔延長(オープン法) 費用:330,000円(オープン法) 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、皮膚壊死、皮膚の傷跡、鼻先の曲がり、左右差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

鼻中隔延長(他院修正例)

ドクターによる症例解説

術前

他院にて、約10年前にL字型プロテーゼによる隆鼻手術(鼻を高くする手術)を受けた35歳の女性です。手術を受けた直後は気にならなかったけれども、時間とともに鼻先が上方に徐々にせり上がり、正面からみて鼻の穴が極端に目立つ状態となっています。よく「ブタ鼻」のように表現される状態の鼻です。 正式には、医学用語で「短鼻」つまり上下の長さが短縮した短い鼻という状態です。L字型のプロテーゼの挿入においてこのようなトラブルが見られることがあります。 鼻の上下の長さを回復し、鼻先を下に向けつつ高くしたいという希望で、元のプロテーゼは鼻スジが低くなるのが嫌なので残して欲しいとのことでした。
術中にプロテーゼをいったん抜去して、鼻先付近部分に加工を加えて再度戻し、さらに耳珠軟骨からの移植軟骨により鼻中隔延長手術で鼻先を斜め前下方に下げつつ前に出します。

術後5日目・ギプス除去時

以前の他院で挿入したプロテーゼの鼻先付近の部分が無加工で挿入されていたため、同部の皮膚が良く伸展されて余裕があり、鼻中隔延長術で鼻先を下方に下げるのは容易でした。 術後5日目のギプス除去時の写真ですが、この時点で腫れも少なく横から見たシルエットのラインは自然です。

術後1ヶ月目

術後1ヶ月目の状態です。 既に腫れは引いて、鼻先の形態も自然に仕上がっています。 L字型プロテーゼ挿入後の短鼻変形トラブルには、鼻中隔延長手術と元のプロテーゼを抜くことなしに加工修正することで、良好な修正結果を得られることが多いという一例を示しました。

症例に関する情報

治療名:鼻中隔延長 費用:550,000円(鼻中隔延長法330,000円、プロテーゼ抜去及び加工修正220,000円) 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、傷跡、皮膚壊死など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

鼻中隔延長(マイルドな延長)

ドクターによる症例解説

術前(右側面)

31歳の女性で鼻先を高くしたいという希望です。 鼻先を高くする方法にはいくつかの選択肢がありますが、今回は鼻中隔延長を特に希望されたため、片耳の耳珠軟骨(トラーガス)を使用して、2枚重ねとして鼻中隔軟骨に継ぎ足すようにして鼻先を延長しています。 今回は5mm程度と比較的穏やかな延長にとどめましたが、延長距離が7mmを越えない限り、時間とともに移植軟骨が倒れて鼻先が曲がったり、軟骨が皮膚に押されて沈みこんだりすることはまずありません。 といっても、これはあくまで皮膚のコンディションにもよるため、鼻の手術を多数回にわたり既に行われていたりする場合は皮膚が硬くなっており鼻先の皮膚が充分伸びないこともありますが、それでも延長距離で無理をしない限りトラブルとなることはまずないです。

術後1ヶ月目・右側面

術後一ヶ月目の右からみたプロフィールです。 鼻先の形状はごく自然に高くされていて、皮膚面にも赤みなどのトラブルがなく順調な仕上がりです。

術後1ヶ月目(下方から見た傷跡の様子)

鼻柱部の皮膚切開ありのオープン・アプローチで行っていますが、傷跡の最も目立つ時期である術後1ヶ月目でもそれほど目立った状態ではありません。ここから2~3ヶ月経過すると傷跡はほぼ分からない状態に近くなります。

症例に関する情報

治療名:鼻中隔延長 費用:330,000円(オープン法) 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、皮膚壊死、皮膚の傷跡、鼻先の曲がり、左右差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

鼻中隔延長(鼻尖耳介軟骨移植よりも明確な変化が出やすい)

ドクターによる症例解説

術前

鼻先の垂れ感を改善し、かつ鼻先を高くしたいというご希望で当院にご相談に来られた25歳の女性です。術前の左側・横顔を示します。鼻尖耳介軟骨移植と鼻中隔延長のどちらを行ったら良いかお悩みでしたが、大きな変化を期待するのであれば鼻中隔延長術のほうがお勧めです。

術後

鼻中隔延長術を行い、術後1ヶ月目の左側・横顔の様子です。この時点で腫れもほぼ引きつつあり、90%程度の完成状態と言えるのではないでしょうか。
鼻中隔延長は、同じ目的で行う鼻尖耳介軟骨移植術よりも明確に変化が出しやすい点が特長です。もちろん鼻尖耳介軟骨移植にも鼻中隔延長にはないメリットがあるのですが、そのあたりのことを詳しく解説したブログ記事がありますので、興味のある方はご覧ください。

症例に関する情報

治療名:鼻中隔延長術 費用:330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:左右非対称、鼻先の曲がり、感染、血腫、皮膚面の凹凸、傷跡、皮膚壊死など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

施術の流れ

  1. 局所麻酔注射を鼻と耳に打ちます。
    傷みが不安な方は静脈麻酔や全身麻酔での施術も可能です。
  2. 耳から軟骨を採取します。(軟骨は、耳の裏ないし耳穴の中からアプローチ)
  3. 鼻孔の中の粘膜と必要に応じて鼻孔間の皮膚を切開します。
  4. 鼻中隔軟骨が見えるようにします。
  5. 鼻中隔軟骨に耳の軟骨を継ぎ足すようにして縫合し延長します。
  6. 鼻翼軟骨を左右から寄せて鼻中隔軟骨に縫合します。
  7. 鼻孔内の粘膜(と皮膚面)を糸で縫合して閉じます。
  8. ギプスを鼻に当てて、皮膚面にテープで固定します。

料金

鼻中隔延長 オープン法 330,000円

※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。

施術情報

  • 所要時間
    2.5時間
  • ダウンタイム
    2週間
  • 施術の痛み
    局所麻酔注射時のわずかな痛み
  • 通院
    ギプス除去の5日目、1週間目の抜糸時、1ヶ月目の再診の3回
  • 麻酔
    局所麻酔(注射)。傷みが不安な方には静脈麻酔もしくは全身麻酔での施術も可能。
  • 持続性
    半永久
  • 洗顔
    ギプス除去後より可能
  • シャワー・入浴
    当日より可能
  • メイク
    ギプス除去後より可能

院長コラム:鼻中隔延長には、鼻が曲がるリスクがあるのか?

目次

鼻中隔延長法に関する最近の患者さまの傾向

相変わらず、当院の診療で鼻に関するご相談は多いのですが、最近少し相談内容の傾向に変化が見られるようになってまいりました。
以前は、いっときの大ブームのように鼻中隔延長を希望される方が多かったです。
これは、大手美容外科等がかなり広告費を使って、一時期且つ大々的に鼻中隔延長が鼻先の手術において、あたかも万能であり鼻先を高くもでき、鼻先を下に下げることが出来、また鼻先を細くも見せられるという多方面のメリットのある手技であることを強調し、宣伝していたためだと思います。
私も、鼻中隔延長手術が万能とは言わないまでも、いろいろと応用範囲の広い手術手技であることには同意します。

しかし、いっときは患者さんのほうからあれだけ多くリクエストを頂いていた鼻中隔延長ですが、最近はこちらから提案しても患者さんのほうで「鼻中隔延長にはリスクがある」「鼻中隔延長というのはトラブルの多い手術だと聞いた」などという返答が返ってくることがここ最近特に増えてきました。
この傾向の変化は、いったい何が原因なのかと不思議に思うことが多くなってきました。
よくよく調べて見ると、都内で鼻整形に力を入れているとある大手美容外科が、鼻中隔延長は長期的に見ると鼻先が曲がったり、鼻先の皮膚に負荷がかかるといった記事をネット上に書いており、これらを読んだ患者さんがそのような事を言っていることが分かってきました。

何でも、このようなトラブルを防ぐには移植軟骨として肋軟骨を使うと良い?というのがこのクリニックの考え(主張)のようですが、鼻の手術で肋軟骨移植を提案して、果たしてそれが全ての患者さんに受け入れられるものなのか?という点にはいささか疑問が感じられました。
確かに、延長距離を極端に無理して長くとれば、移植軟骨が倒れるリスクは生じるでしょう。
しかしながら、皮膚にかかる緊張が適切かどうかという点は、熟練した美容外科医が鼻先の皮膚をその場で術中に触ってみればすぐに分かることであり、長すぎる場合は、その場で移植片をメスで削って短くすれば済むだけの極めて単純な話であります。

私は、鼻先付近の延長手術を形成外科時代・美容外科時代を通じて、主に耳介軟骨を使用してきましたが、自分の30年以上のキャリアにおいて時間とともに曲がってしまったということをいまだ経験していません。
但し、残念ながら外来にいらっしゃった患者さんの中には、曲がってはいないものの鼻先の皮膚に相当な緊張がかかり、鼻先が赤みを帯びている症例は、希ですが現在でも見ることはあります。
昔は、L字型のプロテーゼの角の部分をほとんど削ることなしに挿入するという方法が一般的に行われていたためにこのようなトラブルが起きていましたが、最近は鼻中隔延長のやりすぎ(伸ばし過ぎ)によるものがこれに取って変わってきたということになるでしょう。

何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」なのですが、こと美容外科に限ってはこの格言がほとんどの治療でぴったりと当てはまります。

鼻中隔延長でトラブルを回避するための当院の対策

なお私は、鼻中隔延長において上記のようなトラブルを回避するために以下のような対策を取っています。

  1. 延長距離は、定規(カリパーorデバイダー)で測って最大で5-7mmの延長距離までにとどめる。 この距離越えると皮膚を閉じた時に、鼻先の皮膚に無理がかかり、赤みを生じたり移植軟骨が倒れて曲がるリスクがある。(日本人の場合に限ります)
  2. 移植軟骨は、基本的に耳介軟骨を使用するが耳甲介軟骨よりも耳珠軟骨のほうが一般的には硬い物がとれるので耳珠軟骨を使用する。
  3. 鼻中隔延長は、出来るだけ鼻柱切開ありのオープンアプローチとして皮下を広めに剥離して、皮膚の変形キャパシティを充分に上げておく。
  4. 移植軟骨の鼻先にくる部分の強度が心もとないと思われた時は、2枚の軟骨を重ねて束ねる際に糸の数を少し多目にかけて、軟骨に曲がらないよう強度を持たせる。
  5. また、両サイドから移植軟骨を支える役割の鼻翼軟骨を少し先端方向にせり上げるように移植軟骨に縫合して、移植軟骨が左右どちらかに倒れるのを防ぐ。
  6. 上記1~5の処置によっても術後しばらく鼻先の皮膚面に赤みが長引きそうな時は、迷わず再手術として延長に用いた軟骨の先端部位を1-2mm程度メスで切除して短くする。

などです。

前述した、他院が言うところの肋軟骨まで取って使う対策法は、さすがにやり過ぎと感じるため、当院では行っておりません。

鼻中隔延長法を有効的に活用した事例

下の写真の一枚目は、鼻先を高くしたいとしてご相談を受けた31歳の女性もプロフィールです。鼻中隔延長を希望されました。

鼻先を伸ばすのに何も鼻中隔延長のみが第一選択というわけではありませんが、移植軟骨の先端の削りにより延長距離を微調整することが出来るというメリットがあり実際に使うことが多いです。

しかし、最近の患者さんの考え方の変化により倒れたり曲がったりするのが心配という方には、軟骨をピラミッド状に重ねて鼻先付近に移植する、鼻尖耳介軟骨移植つまりいわゆる「シールドグラフト」を勧めることもあります。

図1

そして、上の写真の2枚目(右)が1ヶ月目の写真です。

今回は延長距離5mmとしましたが、写真上でもはっきりと鼻先が前方にでていることが分かります。 患者さんも結果に満足してくださいました。

このように、少し控え目であっても患者さんがある程度の満足感を得てかつ、術後トラブルのない安全な延長距離を見極めるのが大切なことです。
なんでもむやみやたらに、「伸ばせば伸ばすほど患者さんがきっと喜ぶだろう」的な考えで行った場合、曲がりや赤みなどの問題が発生することは当然の結果であろうと思います。

図3

上は、患者さんに顎を上げてもらい下から撮影した状態です。
鼻柱切開有りのオープンアプローチとして行っていますが、鼻柱の切開創の傷跡は一番目立つとされる1ヶ月目でこの程度ですので、3ヶ月もするとほぼ分からなくなるでしょう。

まとめますと、鼻中隔延長はリスクのある手術だという噂は、一面では全く根拠のないこととも言えませんが、当然全てのケースに当てはまることではありません。
要は、どの術式にも言えることですがリスクを評価した上で、いかにそれに対して対策をとるか?ということが重要なのではないでしょうか。

よくあるご質問

Q.傷跡が目立ったり、ばれたりしませんか
鼻中隔延長法では、鼻の穴と鼻柱を切開します。鼻柱は左右の鼻の穴の仕切り部分ですので正面から見て大変分かりづらく、最小限の切開で手術を行うため、術後2週間程度は赤みが生じるかもしれませんがその後はほとんど目立ちません。
Q.手術後のダウンタイムはどのくらいですか
手術後は5日程度ギプスで手術部位を固定します。その後ご来院いただきギプスを除去しますが、その後1週間ほど経てば目立った腫れや赤みはほぼなくなるでしょう。
Q.鼻尖耳介軟骨移植と鼻中隔延長法の違いは何ですか
鼻尖耳介軟骨移植も、鼻中隔延長法と同じように鼻先の向きを変える手術ですが、鼻先に耳介軟骨を挿入する手術のため、対応できる高さに限度があります。2,3ミリ程度であれば鼻尖耳介軟骨移植でも可能ですが、それ以上の高さを求められる際には、鼻中隔部分に軟骨を移植して、この柱を支えにする形で鼻翼軟骨などを固定して希望の方向に延長します。 鼻中隔延長法術は対応範囲が大変広いため、患者さまのご要望にあわせてカスタマイズできる手術法です。逆にいうと、症例数や医師の経験が少ないとより良い形での手術を行うことができない可能性もあるため注意が必要です。
Q.他院で鼻中隔延長手術を受けましたが、結果が物足りません
鼻中隔延長術だけでは鼻先が充分に前方に出なかったり、下に向かなかったりすることがよくあります。鼻中隔延長を希望される患者さんの鼻中隔はそもそも短いことが多いので、軟骨を継ぎ足して延長しても思ったほど距離が出ないのは当然ありうることです。 さらなる効果を期待されるなら、耳介軟骨を鼻先に移植する、または、鼻柱部に耳介軟骨を移植するなどの手法を後で追加することでさらに、前方、下方、あるいは斜め前などに鼻先の距離を出すことが可能な場合があります。 ただし、それも鼻先の組織の容量には限界がありますので、いくらでも延長できるというわけではありません。
Q.鼻を高くしたいのですがどの手術がいいのか分かりません
鼻は皆さんが思っている以上に複雑な構造をしており、人によって骨の形はもちろん軟骨や脂肪の状態なども千差万別です。そのため同じような「鼻を5ミリ高くしたい」というご要望であっても、患者さまの状態によってお薦めする手術法は異なってきます。また場合によっては複数の手術を組み合わせてより理想に近い形に整えることもあります。 自分の場合はどうだろう、とお悩みの際には、まずはカウンセリングにご来院されるとよいでしょう。

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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