鼻プロテーゼ挿入(鼻を高くする)
半永久的に鼻を高くするプロテーゼ。
みずほ式では自然な仕上がりを重視しています。
目と目の間(鼻根)から鼻筋(鼻背)にかけて鼻を高くする手術です。
局所麻酔注射を用いて、鼻の穴の中を切って棒状のシリコンプロテーゼを皮下に挿入します。
高さ、形状は個々人の患者様の元の鼻の形状に合わせてすべてカスタマイズして加工します。
術中に鏡で高さ・形状をご自身で確認しながら手術を進めますので希望どおりの鼻に仕上げることが出来ます。

※「だんご鼻」「あぐら鼻」「にんにく鼻」など、鼻の名称としてよく使われる俗称について、それぞれの特長や治療法についてまとめてみましたので、あわせてこちらもご覧ください。
鼻の俗称とその治療法について(だんご鼻・あぐら鼻など)こんなお悩みの方に
- しっかりと鼻スジを高くしたい
- 鼻の凸凹を目立たなくしたい
- 永続的に鼻を高くしたい
施術の特長
- 永続的効果
- ヒアルロン酸、レディエッセなどと異なり、溶けて吸収されることはありません。
- シャープに仕上がる
- ヒアルロン酸注射の場合、高さを出そうと多量に入れると横に広がってしまい、太い鼻に仕上がってしまうことがあります。 プロテーゼの場合は、高さを出しても鼻筋の通ったシャープなラインにすることが可能です。
- 入れ替えが可能
- 手術中に何度か高さ、形、プロフィールなどを鏡で御確認頂きますが、術後に万一変更を希望される際には入れ替えも可能です。
症例写真
鼻スジのわずかな歪み・うねりを整えるプロテーゼ術

ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:鼻プロテーゼ、鼻先耳介軟骨移植 費用:鼻プロテーゼ 220,000円、鼻先耳介軟骨移植 220,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、傷跡、血腫など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
魅せ鼻整形(プロテーゼ・鼻中隔延長術)

ドクターによる症例解説
術前
全体的に小さくてこじんまりした印象の鼻に、高さとボリュームを出して華やかな鼻にしたいというご希望で相談に来られた20代の女性です。昨今は鼻のイメージをできるだけ薄くする「忘れ鼻整形」も人気ですが、やはりある程度の高さや鼻スジは美しい顔立ちを形成するにあたって大切なポイントになります。今回は鼻スジにプロテーゼ(I型)で通し、鼻先は鼻中隔延長術で伸ばして高さを出す手術を行うこととしました。
術後
術後1週間目の状態です。鼻スジの高さと鼻先のプロジェクション(突出感)は充分ではないかと思われます。鼻の構造をあえてしっかり目に造りこむことで、「鼻で美人に見せる(魅せる)」整形術を当院では、「魅せ鼻」整形と銘打って行っています。忘れ鼻整形同様に、こちらもまた人気の鼻整形です。
症例に関する情報
治療名:鼻プロテーゼ、鼻中隔延長術 費用:鼻プロテーゼ220,000円、鼻中隔延長術(オープン法)330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、出血、血腫、感染、傷跡、左右非対称、色素沈着など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
鼻全体に長さを出した複合手技(上下短の解消/プロテーゼ・鼻中隔延長術など)

ドクターによる症例解説
術前
鼻先が上を向いている・鼻スジに長さが足りない(鼻の上下長が短い)・鼻先が太い ことを気にしてご来院された27歳の女性です。今回は、鼻プロテーゼ、鼻中隔延長術、鼻柱延長、鼻尖形成の4つの手技を組み合わせることで、鼻スジから鼻先、鼻柱に至るまでに長さを追加して連続した滑らかなシルエットを造り出します。
術後
4つの手技を組み合わせることで、鼻スジから鼻先にかけてのラインが連続性のある滑らかなフォルムに変化しているのがお分かりいただけるかと思います。鼻先については、美しいラインの上下長を作りだすために鼻尖形成とあわせて鼻柱延長も行っている点がポイントです。
なお当院の鼻中隔延長術では耳介軟骨を使用していますが、時々患者様から耳にするような「鼻中隔延長術をすると、術後に鼻先が石のように硬くなる」という現象は基本的に生じません。鼻中隔延長術の施術後でも、鼻先は以前と同じように動きます。(ただし移植の際に肋軟骨を使用した際には硬くなります)
症例に関する情報
治療名:鼻プロテーゼ、鼻中隔延長術、鼻尖形成、鼻柱延長 費用:990,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、皮膚面の凹凸、色素沈着、左右差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
鼻筋を細く見せる複合手術(プロテーゼ・鼻尖縮小・鼻中隔延長術など)

ドクターによる症例解説
術前
上は、鼻筋と鼻先の太さを気にされて当院を受診された25歳の女性です。全体をすっきりとした印象に変えて鼻の存在感を軽くし、いわゆる「忘れ鼻」(存在を忘れてしまうほどうっすらと目立たないような鼻のことで美人の条件とも言われます)のようなイメージを目指したいとのことでした。
このような場合、プロテーゼなど一つの手技でも相応の変化を出すことは可能ですが、複合的な手技を組み合わせて鼻全体の形・ラインを調整することで、より患者様が理想とするイメージに寄せてゆくことが可能です。今回は事前の診察でご本人と話し合った結果、鼻プロテーゼに加え、鼻筋縮小(鼻骨外側骨削り)、鼻先縮小(鼻尖形成)、鼻翼縮小、鼻中隔延長術の合計5つの手技を組み合わせることとしました。
術後1年
術後は、手術後1年目の状態です。それぞれの部位について詳しく見てみましょう。
・鼻筋(プロテーゼ挿入+鼻筋縮小/鼻骨外側骨削り)
細身のプロテーゼを入れることで鼻背部分の細さを出しています。さらに鼻骨の両外側部分を骨ヤスリで削って細くしており、プロテーゼによる鼻筋の幅を細く見せる効果を増強しています。特に側貌(横顔)の写真を比較すると、鼻筋がプロテーゼによってしっかりと高くなっていることがよりはっきりしているかと思います。
・鼻先回り(鼻尖縮小+鼻翼縮小)
鼻尖縮小と鼻翼縮小を行うことで、鼻先のボリューム感がかなり小さくなっているのがお分かりいただけるかと思います。さらに鼻先を鼻中隔延長術で伸ばしつつ引き下げることで鼻先の形もより洗練された雰囲気に変えています。
※このようなケースで鼻筋のみにプロテーゼ単独術で高さを出した場合、操作を加えていない鼻先が術後に鼻筋の高さに負けてしまい、横から見た際に鼻先が絶壁のような形になってバランスが損なわれることがよくありがちです。そのため最近の傾向として、昔のように鼻プロテーゼを単独で行う手術というのはかなり減少傾向にあり、より美しいラインを形作るために、プロテーゼ挿入を行う際には鼻中隔延長術も組み合わせることが圧倒的に増えています。
下から見た術前後の比較
下から見た術前後の写真では、鼻先の縮小効果および小鼻の左右幅の縮小効果をよりわかりやすく確認いただけるかと思います。術前は左方向に倒れていた鼻先部分を手術の際に中心方向に矯正しており、鼻中隔延長術によって単純に鼻先を高くするだけでなく斜鼻修正効果も得ています。オープンアプローチのため鼻柱皮膚は切っていますが、術後1年の段階で傷跡はほぼ分かりません。
この症例について詳しく解説したブログ記事もありますので、あわせてそちらもご参照ください。
症例に関する情報
治療名:鼻尖縮小、鼻筋縮小、鼻中隔延長術、小鼻縮小、鼻プロテーゼ 費用:5つの手技の合計額 1,210,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、皮膚面の傷跡、左右非対称、血腫など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
効果目的
- 低い鼻を高く
- 鼻筋を通す
- 太い鼻を細く見せる
施術の流れ

- 局所麻酔の注射を鼻全体に打ちます。
- プロテーゼを鼻の形状に合わせて加工します。
- 鼻の穴の中を切開します。
- 皮下にプロテーゼ挿入のためのポケットスペースを作ります。
- プロテーゼを挿入し鏡で高さ・形状を確認してもらいます。
- 切開創を糸で縫合します。
- プロテーゼが動かないように皮膚面にテープを貼り固定します。
料金
鼻プロテーゼ挿入 | 220,000円 | |
---|---|---|
プロテーゼ抜去 | 当院 | 110,000円 |
他院 | 110,000円 |
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間40分
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ダウンタイム2週間
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施術の痛み局所麻酔時のわずかな痛み
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通院1~2回
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麻酔局所麻酔(注射)
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持続性半永久
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洗顔術後2日目より可能
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シャワー・入浴当日より可能
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メイク術後2日目より可能
よくあるご質問
- プロテーゼとは何ですか
- プロテーゼとは、医療現場で使用される人口軟骨で、素材はシリコン製です。人体に無害ですので安全です。プロテーゼは鼻に高さを出したい際や鼻スジを通したい際に使用します。なお鼻先にボリュームがほしい際にはプロテーゼではなく鼻尖耳介軟骨移植など別の手術を行います。
- 手術の際に痛みはありますか
- プロテーゼ挿入前に局所麻酔で皮膚の感覚を鈍くするため、実際に挿入する際は特に痛みなどは感じません。事前に麻酔を行う際に針を刺すため多少痛みが伴います。
- プロテーゼ挿入手術はどのくらいの時間がかかりますか
- プロテーゼ挿入術全体の手術時間は40分程度です。なお、プロテーゼを一人ひとりの鼻の形にあわせて加工しますが、この時間が15~20分程度となります。
- プロテーゼ挿入後は腫れ・赤みなどダウンタイムはありますか
- 術後は、プロテーゼを挿入した部分を中心に2週間ほどは腫れ、赤みが出ます。ダウンタイムが落ち着くまでは、鼻が多少縦・横に膨らんで見えます。術後2,3日は腫れも大きいですが、その後はかなり引いてくるため、早い方ですと1週間ほどで学校や職場に復帰されています。
- プロテーゼ挿入後で不自然になることはないですか
- プロテーゼには複数の形状がありますが、当院では患者さまの鼻の形になじみやすいI型プロテーゼを使っているため元々の鼻の形を崩さないラインを作ることができます。また皮下ではなく骨膜下に無理のないサイズのプロテーゼを挿入すれば不自然に浮き出すことはありません。時々、挿入箇所やサイズに違和感がある方からご相談を頂くこともありますが、この場合はプロテーゼ抜去を行い、改めてサイズ感のあったものを挿入することもできますし、ヒアルロン酸やレディエッセなどの他の注入術で高さを出すことも可能です。
- ブラックライト等をあてるとシリコンプロテーゼが透けて見えるというのは本当ですか?
- それはありません。シリコンプロテーゼは、骨の直上(皮下の深い層)に挿入されるためにどのような種類のライトが当たったとしても、外から見えるということはありえません。
- 手術で挿入したシリコンプロテーゼが飛び出ることはありませんか
- その可能性は限りなくゼロに近いと言えます。唯一あり得るのは、人工物を使用した際に使用した資材に細菌がとりつき感染を起こした場合です。基本的に、人工物は完全に滅菌したものを使用しており、手術時も入念に消毒して行いますが、現在の医療技術では感染を100%予防することは出来ません。
ただ1つ言えることは、私の30年以上のキャリアにおいて、鼻の手術で感染を起こして抜去しなくてはならなかったケースは今までに一度もなかったということです。
また、感染とは別にL型のプロテーゼを鼻に挿入した場合、鼻先にくるL字の角の部分に厚みを持たせてしまうと皮膚に負担がかかって赤みを帯びたり、それを放置すると皮膚を突き破ることがあります。当院では基本的にI型のプロテーゼを使用するのでこのようなトラブルが生じることはあり得ません。 なおL型を希望される患者さんの場合には、L字の角の部分を充分に薄く加工して挿入するためこのような問題が発生したことは今までに一度もありません。 - プロテーゼ挿入後に、鼻の中で位置がずれることはありませんか
- プロテーゼの周囲に被膜(カプセル)が形成されて強固に固定されるまで約1ヶ月の時間を要します。この期間は、顔を下に向けて寝ないなど外的な力がプロテーゼの挿入部位にかからないよう充分注意する必要があります。とはいえ、ご自分で触って強く動かしたりしないかぎり、自然に位置がずれたり、曲がったりすることはありません。
逆に、1ヶ月を過ぎると自分で動かそうとしてももはや動かせない状態にまで固まります。 - プロテーゼを入れた場合、年齢が高いので火葬場でばれるのが心配です
- シリコンプロテーゼは火葬の熱で溶けてしまうため、遺骨に混じっていることで分かってしまうということは考えられません。火葬の熱は700度以上に達し、シリコンの耐熱温度は200度程度とされています。
- プロテーゼの上に、さらに注入物を入れて鼻の形を変えることは出来ますか
- 人工物の上に、ヒアルロン酸やレディエッセなどの注入物を入れると感染のリスクが発生します。万が一感染を起こすと、既に挿入したプロテーゼを抜去しなくてはならなくなるためあまりお勧め出来る手技ではありません。
どうしても形を変えたいならプロテーゼを抜去し、新たに加工して入れ直すか、または完全に新しいプロテーゼを加工して、再挿入することをお勧めします。
術前
鼻スジの高さを出しつつ、横から見たときの鼻のラインのうねり感を整えたいとご来院された26歳の女性です。
鼻プロテーゼによる施術を行うこととしましたが、鼻に高さを出すと相対的に鼻先が低く見えてしまうため、患者様と相談し鼻先には耳介軟骨移植を行い、鼻先まで美しいラインに整えることとしました。
術後
術後は2ヶ月目の状態です。
鼻スジが高くなったことはもちろん、鼻背を横から見た際にデコボコしていたラインが滑らかな状態に変化しています。また鼻スジの高さにあわせて鼻先は軟骨移植で前方へボリュームを追加したことで、鼻背から鼻先(鼻尖)まで全体が美しいバランス・比率になっているかと思います。なお、鼻先(鼻尖)の高さ調整を行わずにプロテーゼ挿入によって鼻スジにだけ高さを出した場合、横から見ると鼻先が絶壁で潰れているかのような状態になることがあります。プロテーゼ挿入による隆鼻術はごく一般的なものになっていますが、この辺りの見極め(鼻先形成術との併用が必要かどうか)を医師が的確に判断できるかどうかが、この治療のポイントであるとも言えます。