これらの部位以外は、どの医師が行っても、正直それほど結果に差はありません。
ただし上に挙げた4部位(上まぶた・下まぶた・涙袋・マリオネットライン)については、美容医療にある程度従事してきた医師であっても、キレイに仕上げることがなかなか難しいことがあります。
特に涙袋については、注入するヒアルロン酸の見極めや注入時のテクニックなどによって必要以上に膨らみすぎたり、幅がかなり広い涙袋になってしまうなど、見た目が不自然になることがしばしばあります。
そこで当院では、これらの難易度が比較的高い部位については、注入を1回で完了させず、必ず2回に分割して行うという施術法を取り入れています。(※分割して注入を行っていますが、施術費用は1回分となります)
イメージとしては、1回目の注入でまずは大まかに形を作り、2回目の注入施術でさらに細かなディテール部分まで微調整をした上で最終的なラインへと仕上げていくという流れです。
今回は、涙袋ヒアルロン酸を2回の注入に分けて仕上げた症例を紹介したいと思います。
上は、すでに涙袋はある程度あるものの、もう少しふっくらとしたラインに変えたいとご相談に来られた27歳の女性です。
具体的なイメージを診察で確認した上で、まずは1回目の注入を行いました。
1回目の注入から1か月経過した状態です。
この仕上がりでもそれほど悪くはないと思いますが、ご本人に確認したところ、右の目尻と左の中央部分の盛り上がりが少し足りないのが気になるとのこと。そこで2回目として、ご希望の部位にさらにヒアルロン酸を追加注入しました。
2回目の注入が終わった直後の様子です。
※ちなみに目の下に赤みが見られますが、これはヒアルロン酸注入による内出血ではなく、痛み対策で行った麻酔テープによる赤みとなり、この赤みは基本的にその日のうち(数時間程度)で元に戻ります。
術前と1回目注入の術後、さらに2回目注入の術後の3枚を比較してみてみましょう。
1回目の注入よりも目のキワ部分のフチ取りがしっかりとしており、より目元が大きく見えるようになったのではないでしょうか。また、下まぶたからの涙袋にかけてのライン(盛り上がり)も急峻でクッキリとしており、幅の狭い涙袋に仕上がっているのがお分かりいただけるかと思います。
逆にこの幅が広くなり、下まぶたから涙袋にかけてのラインが緩やかに立ち上がってしまうと、目を大きく見せることが出ません。そのような結果にならないように、当院では2回分割するだけではなく、注入の際にも独自のテクニックを加えた形で施術を行っています。
2回に分割して施術を行うということは、2回ご来院いただく必要があるなど患者様に多少手間をかけてしまうことになりますが、それでも1回で行う施術よりも皆さんの満足度が高い結果になるため、当院ではこのような手法を取り入れています。
ヒアルロン酸注入は美容医療において最も定番ともいえるメニューですが、部位や術者の技術力によっては、思ったような結果を得られないこともありえます。
当院ではできるだけ患者様の希望に近い仕上がりになるよう、術者の技術研鑽はもちろんのこと、さらに施術方法(回数)などについても様々な工夫を行っています。今回紹介した涙袋以外の難易度の高い部位(上まぶた・下まぶた・マリオネットラインなど)においても同様の手法を取り入れており、自然で理想に近い仕上がりへと近づけています。
他院でこれらの部位にヒアルロン酸注入を行ったものの、結果に満足できていない・不満があるといった際には、一度当院までご相談下さい。
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本ブログの症例に関する情報
治療名:涙袋ヒアルロン酸注入 費用:77,000円(2回分の手技料) リスク・副作用:腫れ、内出血、しこり、左右差、感染、アレルギーなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。