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2015.11.09

その他の美容皮膚科

レーザー治療で目立たない薄いほくろにする

皆様は、しみ取り用のレーザーで
ホクロが取れることをご存知でしょうか?

厳密に言うと完全に取れるわけではなく、
かなり薄くなると言うのが正確かもしれませんが。。

通常スタンダードなホクロ除去法としては、
炭酸ガスレーザー電気分解などの物理的エネルギーによって
皮膚面を削り取るのが一般的で、サイズが大きかったり、
色の濃いものなどは切除縫合手術で除去することもあります。

しかし、削る、切るなどの侵襲を一切なくして
しみ取りレーザーでしみを薄くするのと同じ要領で
何回かに分けてレーザーを照射して薄くする方法もあります。

ほくろの上に軽くカサブタが出来ますが、
メイクありでもなしでも元々ホクロの黒い色の上に
パッと見分かりづらいカサブタが乗っかっている程度なので
患者さん的にはストレスが少なくかなり楽だとおっしゃる方が多いです。
(テープなどは特にしません。)

実はQスイッチルビーレーザーを今年(2015年)夏導入した理由の一つが
このホクロをしみ取りの要領で取れるということもあります。

当院には、Qスイッチヤグ・レーザーが既にありましたが、
ほくろ取りに関しては単独照射では今ひとつの結果でした。

Qスイッチルビーレーザーの場合、
短パルス(マイクロ秒)とQスイッチ(ナノ秒)の2つのモードで2度打ちすることで
1回でもかなりホクロのメラニン色素を飛ばして薄くすることが可能です。

下は頬のホクロ除去を希望して当院を受診した30代の女性です。

矢印の2つのほくろを取りたいものの、切ったり縫ったりはNGという方で、
出来るだけ低侵襲の方法を希望されました。
薄くなる程度でもよいとのことでしたので
まずは、アイコン(光治療/IPL)によるホクロのメラニン除去を試みました。

42Jのパワーでパルス幅20msecと10msecとして2回照射しました。
上は照射後1ヶ月の状態で、口元右外側のホクロがかなり微妙に薄くなりましたが、
まだまだ目立ちます。

光治療機をホクロを少しずつ薄くする目的で使うことがありますが、
色素の薄い直径1mm以下の小さいほくろに向いています。

このような、色素の濃い直径2mmを超えるような目立つものでは3回くらいかけて
薄茶色くらいにはなることもありますが、すごく良く効くとは言えません。

光治療後2ヶ月ほど経過をみましたが、やはりほとんど改善が見られませんでした。

そこで、Qスイッチルビー・レーザーが手に入ったところで
短パルス(マイクロ秒)30JとQスイッチ6Jの照射(重ね打ち)を
1回の治療で行いました。

上は、照射後1ヶ月目の状態です。
光治療よりは効いているようですが、まだかなり色素が残っているように見えます。

しかし実際は他のQスイッチレーザー(アレキ、ヤグも含めて)において
共通して起こる、1ヶ月目のPIH(炎症後色素沈着)でした。

下が、さらに1ヶ月経過した時の写真です。(Qルビー照射後2ヶ月目)
この状態になる前に新たに治療を一切加えていません。

44444 2つのホクロともに薄い灰色くらいになっています。

上は照射後2ヶ月目なのでさらに1~2ヶ月かけて色が薄くなってゆく可能性がありますが、
その時点でまだ色素が残っていて患者さんが気にするようならもう1回、
より出力を上げて短パルス、Qスイッチの同時重ね打ちをするかもしれません。

今も昔もしみに対して最強の効果を発揮すると言われるルビーレーザーですが、
実はほくろ取りにも応用が効くことが良く分かる症例だと思います。

ほくろは取りたいけれど、
「突然なくなるとなんだか周りの目が心配」とおっしゃる方が実は案外多いため、
この方法に対する需要は確実にあるかと思います。

誰にも分からないよう、人知れず少しずつホクロを薄くして
ある日気がつくと自然になくなっているという経過を好ましいと思う方に
お勧めの方法です。

しみ取り同様ほくろ取りも実は様々な方法があり、
これはこれで奥の深い分野だと思います。

※ホクロ除去について詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

治療名①:アイコンによるほくろ除去 費用:11,000円/回 1回照射
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
治療名②:Qスイッチルビーレーザーによるほくろ除去 費用:10,000/回 2回照射
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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