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2017.12.11

しみ

複合的なしみ(肝斑・ADM・日光性色素班)を半年で薄くする当院オリジナル治療

今週はしみ治療の症例です。

下は、下瞼と頬の境界部を中心に、肝斑にADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と
一部SL(日光性色素斑、老人性色素斑)が混ざった状態で存在する40歳の女性です。


17101101
3種類のしみが複合的に存在するため、治療の難しい例と言えます。

このような場合、ADMに対してルビーなどのQスイッチレーザーを照射すれば、
肝斑が悪化することはまぬかれないでしょう。

かと言って、肝斑への治療であるレーザートーニングのみでは、
数ヶ月の治療後に、さらにADM、SLの治療を行うという段階的な治療となり、
患者さんにとっては忍耐と根気を強いられることになりそうです。

我慢強く治療についてきてくれる方でなければ、
途中でドロップアウトしてしまう可能性もあります。

フォトフェイシャルはしみ取りにおいて速効性がありますが、
このように下瞼と頬の境界ラインから目尻にかけて連続して地図状に存在する
肝斑を強く疑うしみに対して当てると、まず悪化させてしまうことは間違いないでしょう。

このような患者さんに、治療の早期段階からある程度治療効果を実感して頂きつつ、
かつしみを悪化させずに最終的にまとまった結果を出したい場合、
私は、Qスイッチヤグレーザー機のレブライトSIを使用し、

・ヤグレーザー(1064nm)の強めのピンポイント照射
・通常のトーニング
・照射径を絞った若干強めのトーニング

の3つを組み合わせて同時進行で行うことにしています。

この照射方式を「みずほ式トーニング(M式トーニング)」と呼んでいます。

治療のインターバルは、2週間~1ヶ月など様々ですが
数ヶ月以内にはっきりとわかるくらいの改善が見られることが多いです。


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上が2016年8月に治療をスタートする時点での写真。

下が5か月後で、2017年1月に10回の照射治療が終了した時点で撮影した写真です。

肝斑、ADM、SLのいずれもが同時に、半年弱の治療期間でかなり改善しています。

なお照射治療と同時にしみ治療用内服薬(トランサミン、ユベラ、シナール)も
もちろん治療期間中は服用して頂いています。

但しここで注意しなくてはならないのですが、元々スキン・トーンが暗い方に
ヤグレーザー(1064nm)を8Jから10Jなどでピンポイントで強く打つと、
Qルビーや、Qアレキほどでないにせよやはり炎症後色素沈着がでることがあります。

よってこの治療は、比較的肌の色が通常色から明るめよりの方に行うという条件のもとでのみ、
色素沈着のリスクを最低限として行うことが可能です。

通常、今回のような典型的な「複合じみ」のケースではまず、
しみ内服と通常レベルのレーザートーニング、イオン導入等により肝斑治療から入り、
肝斑が充分抑えられたところで、最終的にQルビーやQアレキを使ってADMやSLを
治療してゆくという手順が一般的です。

しかし、このように段階を追っていったのでは
最低1年以上の時間がかかってしまうことが予想されます。

当院式トーニングによるしみ治療なら、単独一つの手技でありながらも
6ヶ月以内に目に見える結果を出しやすい方法としてお勧めすることが出来ます。
当院のレーザートーニング治療詳細はこちらです。

本ブログの症例に関する情報

治療名:レーザートーニング(レブライトSI)
費用:22,000円/回 1か月毎に10回照射(220,000円)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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