蒙古襞に関する施術の場合、多くは「目頭切開」によって蒙古襞を除去して目元を大きくするという施術になりますが、この逆パターンとなる「目頭形成(蒙古襞形成)」、つまり「蒙古襞を作る」という施術もしばしば行っています。

目頭形成(蒙古襞形成)の施術を希望されるケースには大きく分けて2つあり、生まれつき目頭に蒙古襞がなく、目頭が尖って赤目が見えるので蒙古襞を作りたいという方の他、「他院で目頭切開をしたところ蒙古襞を取りすぎて赤目が見えすぎて不自然になった」方に対して目頭切開の修正術として行うことが多いです。蒙古襞の有無についてはどちらが良いという点は一概には言えず、あくまでご本人の好みによるところが大きいかとは思いますが、蒙古襞の有無がもたらす目元の印象をまとめると、以下のようになります。(ちなみに白人や黒人には蒙古襞はなく、蒙古襞はモンゴロイド特有のものとなりますが、中には東洋人でも蒙古襞が生まれつきないケースもあります)
・目と目が離れて見えて、目元の印象が若く見えたり幼く見える。
・瞼裂(目の大きさ)は、横方向には小さく見えるが、縦横比でいうと上下長が大きく見える。
・目元の縦横比のイメージから、いわゆる「つぶらな瞳」となり、愛らしい印象を与える。
●蒙古襞がない目元
・目と目の距離は近く見えて、目元の印象は、大人っぽく見えたり老けて見える。
・瞼裂(目の大きさ)は横方向に大きく見えるため、いわゆる切れ長の目となる。
今回は、「蒙古襞形成(目頭形成)」=「蒙古襞を作った施術」によって目元を若々しく見せた症例についてご紹介したいと思います。

上の方は、うまれつき目頭に蒙古襞がなく、目頭が内側に鋭く突起して赤目が見えている状態を改善して欲しいとしてご相談に来られた50歳の女性です。蒙古襞形成(目頭形成)術によって目頭の印象を変える施術を行うこととしました。
蒙古襞形成(目頭形成)の術法には逆Z法やV-Y法、下眼瞼皮弁法などがありますが、当院では逆Z法で行うことが多いです。逆Z法は目頭形成(蒙古襞形成)の術式の中で最も一般的な方法で、目頭を皮膚切開して剥離した皮膚を半分にたたみ、目頭の涙丘にかぶせるような形で折り込み縫合します。皮膚をかぶせる形で蒙古襞を作るため立体的な形になる他、目頭のラインが自然な仕上がりになる点が特徴です。早速ですが今回の方について、術前後について比較してみましょう

術後は1ヶ月目の状態です。術後は目頭の鋭利な「尖り感」がなくなり、赤目の見える面積もかなり減っています。傷跡はありますが、すでにそれほど目立ってはいないのではないかと思います。この後、時間の経過とともに3~6か月程度で傷跡はほとんど目立たなくなっていきます。
目元全体の印象としては、蒙古襞ができたことで目元に丸みが出て若々しい印象になったようにも見えます。年齢を重ねると次第に蒙古襞はなくなっていくことが多いため、そういったイメージもあり若返って見えるのかもしれません。また、目と目の距離が離れたことで、術前よりもソフトなやさしい雰囲気の目元となった感じがします。
目頭形成(蒙古襞形成)は30分程度で終わる短時間の手術ですが、施術を受けられた患者様の満足度は高い点も特徴です。気になる方は一度ご相談ください。
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本ブログの症例に関する情報
治療名:蒙古襞形成(目頭形成) 費用:220,000円 リスク、副作用:腫れ、内出血、感染、傷跡、ケロイド、肥厚性瘢痕、左右差、後戻りなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。