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後戻りしない、当院オリジナルのグラマラスライン形成術(タレ目形成)

2023年10月31日(火) | カテゴリ: 二重整形・眼瞼下垂・目元
グラマラスライン形成術(タレ目形成)は、当院でもご指名が多い施術のひとつです。
下まぶたのフチ(主に外側)を下方向に引き下げることで、目を大きく見せる手術として、今や広く世の中で行われています。

目を大きく見せる目的の他にも、東洋人に特有の「つり目」(外側に向かって吊り上がった感じの目)を、やさしい雰囲気の目に変える目的でもよく行われます。




グラマラスライン形成は一般的に、下まぶたの裏側(結膜面)を横に切開し、眼窩脂肪の下にアプローチしてCPF(Capsulo-palpebral fascia/眼瞼筋膜)を引き出して、これを瞼板との間で縫い縮めるのが一般的な方法ですが、実はこの方法には2つデメリットがあることを知っておくとよいでしょう。

・CPF(眼瞼筋膜)はかなり柔らかい組織のため、術後に時間とともに後戻りが生じる
・術後に睫毛の向きが立ち上がるため、眼球に当たる「逆さ睫毛」の症状が出る

そこで当院では、できるだけデメリットの少ない方法で施術を行うために、通常のグラマラスライン形成術とは異なるオリジナルの術式を採用しています。





裏面ではなく「表面(皮膚側)」からアプローチすることで術後に逆さ睫毛となるのを防ぎつつ、さらに下まぶたを下方に引くための力源(固定源)を、CPF(眼瞼筋膜)ではなく眼窩下縁の骨膜(Arcus marginalis)に求めることで、術後の後戻りがほぼない形で施術を行っています。
この方法で固定源にする骨膜はかなりしっかりした丈夫な組織であり、さらにCPFと比較して可動性にも乏しいため、かえって下瞼の形状(カーブ)を微妙にコントロールしやすいという利点もあります。


この方法で実際に施術を行った方のグラマラスライン形成術の症例を見てみましょう。




今回の方は、下まぶたのフチ(カーブ)が外側方向に向かうにしたがってせり上がっている、いわゆる「つり目」を、ソフトな印象の目元に変えつつ、さらに目を大きく見せたいというリクエストでご来院された20歳の女性です。

当院式の下瞼の皮膚面(表)からアプローチして、眼窩下縁骨膜を使って下瞼縁のラインを引き下げる方法で、グラマラスライン形成術を両目に行いました。以下が術前後の比較となります。



術後は、約2ヶ月目の状態です。
下まぶたのカーブ(フチ)は、中央から外側にかけて引き下げられたことで目が大きく見えるようになりました。さらに、吊り上がった目が改善したことでやさし気な雰囲気の目元へと変化しているのではないでしょうか。

術後の写真については、下まぶたのカーブは滑らかになっており不自然なガタつきが見られません。当院オリジナルのグラマラスライン形成術は「皮膚面」を切っていますが、2週間後の段階ですでに傷跡はほぼ分かりません。

皮膚側から切開をするというと「傷跡が目立つのでは?」という質問をいただくことが多いですが、今回の方のように当院で行う切開法はほぼ傷跡が目立たないため、その点は全く問題になりません。さらにこの後、術後3~6ヶ月くらいでより薄くなっていきます。

目を大きく見せる美容医療には、眼瞼下垂手術(挙筋前転)、目頭切開、目尻切開など様々な手段がありますが、つり目も気になるという方は、下まぶたのラインに着目してみてはいかがでしょうか。

また、他院でグラマラスライン形成を行ったけれども、「元に戻ってしまった」「術後にまつ毛が目に入るようになった(逆さ睫毛)」といったご相談もいただいています。他院修正ももちろん行っておりますので、お悩みの方はご相談ください。
>当院のグラマラスライン形成術(タレ目形成)詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:グラマラスライン形成術(タレ目形成) 費用:220,000円 リスク、副作用:腫れ、内出血、感染、左右差、外反症状、傷跡、結膜浮腫、結膜炎など  施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士