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【頬骨整形】フェイスラインをダイヤモンド型→タマゴ型に変える

2023年03月13日(月) | カテゴリ: 小顔・輪郭整形(骨切り術)
頬骨整形における「頬骨骨削り」と「頬骨骨切り」の違いや
適応について以前のブログ記事で説明していますが、
前回の頬骨整形の解説記事はこちら

今回は、実際に頬骨整形(骨切り+骨削り)を行った症例写真とともに
CT上での骨形状の変化についてお見せしたいと思います。

以下の症例は、顔の横幅を縮めて小顔にしたいとご相談に来られた25歳の女性です。
頬骨の骨削りと骨切り術を同時に行いました。
術前と術後3か月目の状態です。




術前後で、フェイスライン(輪郭)が横に幅広いダイヤモンド型から
滑らかなoval shape(タマゴ型)に変化しているのが分かります。
形の改善ももちろんですが、全体的な小顔効果も同時に得られています。




超簡略化すると上図のような輪郭の変化イメージです。

次にCT上での骨の変化を見てみましょう。
症例写真と同じ術前と術後3か月目の状態です。





頬骨体部(前面)は切除した箇所の骨をチタンプレートで留めています。
今回はストレートタイプの3穴プレート、片側2枚で留めていますが、
ワイヤーを使って骨同士を接合することもあります。

また骨を固定する方法や留める場所、さらに使用するプレートなども、
症例ごとにかなりのバリエーションが存在します。




こちらは骨を横から見たCTです。
頬骨弓の離断部は、当院ではこの写真のようにワイヤーで留めることが多いです。

この箇所については固定なしで済ませるクリニックもあると聞きますが、
何の固定もしないと頬骨弓の断端が尾側に落ちて偏位する傾向があるので、
当院では骨の位置がずれないように軽く固定することが多いです。

また、頬骨弓の離断部についてはプレートを使って
頬骨弓が内転するようにリジッドに固定するクリニックもあるようです。

この方法でも固定しないよりはよいと思いますが、
ワイヤーのほうが少しソフトに固定することができるため、
頬骨体部のプレート固定の際に頬骨弓側に若干「あそび」(余裕)があったほうが
骨固定の位置や角度をコントロールしやすいため、
当院では好んでワイヤー固定を用いてることが多いです。

この辺りは術後の整容面には直接的に影響はしない細かな部分ですが、
美しいラインをできるだけそのままの形で維持することができるようにと
見えない工夫を重ねて手術を行っている点についてご理解いただければと思います。
施術法などで気になる点などあればお気軽にご質問ください。
当院の頬骨整形の詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:頬骨整形(頬骨骨切り術+頬骨削り術) 費用;1,320,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫腫れ、内出血、左右差、感染、知覚神経麻痺、顔面神経麻痺、視力低下、複視など  施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士