…もちろん、ボトックス注射だけでは手術ほどの明確な違いを出すことは難しいですが、少しでも顎先のしゃくれを治したいという際には、顎先ボトックスでも満足いただけることが多いです。今回は、顎先のしゃくれ(前方に出っ張った顎先)を顎先ボトックスで軽減した症例をご紹介したいと思います。
上の方は、顎先にボリュームが多く、前方に突出しているしゃくれた状態を改善したいとご相談に来られた25歳の女性です。診察で顎先の状態を確認したところ、顎がしゃくれている原因は主に骨格であることが分かったため最初はおとがい形成(おとがい水平骨切り)による施術をお勧めしましたが、手術はどうしても避けたいとのことでしたので、顎先ボトックスによって筋肉のボリュームを軽減する形で施術を行うこととしました。
顎先にボリュームがある原因の主たるものは骨格(おとがいの過発達)ではあるのですが、その上に乗っかる筋肉(オトガイ筋や下唇下制筋)も発達していることも原因のひとつであっため、ボトックス注射を行うことで現在のしゃくれた状態を軽減することができると判断しました。
以下は顎先ボトックスを実際に行った前後の比較写真となります。術後は、顎先ボトックスの施術後1か月経過した際の状態です。
骨格へダイレクトにアプローチするおとがい形成(おとがい水平骨切り)と比較をすれば変化は小さいものにはなりますが、術後はしゃくれた顎がしっかりと後退しているのがお分かりいただけるのではないかと思います。ご本人の希望通り、手術を行わずともしゃくれた顎を軽減することができたことに大変ご満足いただき、今回 症例写真としての使用許可をいただきました。
輪郭整形術(おとがい形成)以外でしゃくれた顎先を軽減する方法には、顎先ボトックスの他に脂肪溶解注射(こちらは骨格や筋肉ではなく脂肪にアプローチしてしゃくれた顎を軽減します)や脂肪吸引という方法もありますが、顎先にはもともと脂肪が多くありませんので、この部分へ施術を行ってもそれほど効果は出にくいかもしれません。
しゃくれた顎先を治す方法として、当院で取り扱っている施術の中で最も有効な施術はやはりおとがい形成(おとがい水平骨切り)となりますが、どうしても手術を避けたいという際には、顎先ボトックスも検討いただくとよいでしょう。
>ボトックス注射詳細はこちら
本ブログの症例に関する情報
施術名:顎先ボトックス 費用:33,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、しゃべりにくさ、左右非対称など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報
みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら