頬骨骨切り・頬骨骨削り
小顔にしたい、頬の張り出しをなくしたい際に
気になる頬骨を骨切り術によって整える手術です
東洋人は欧米人と比較して、骨格的に頬骨が突出していることが多いですが、頬骨が突出していると顔が大きく見えたり、フェイスラインが凸凹しているように見えることもあるため、頬骨を小さくしたいというご相談もよくいただきます。
- 頬骨が横に張っていて輪郭が大きく見える
- 頬骨が前に張っていて顔が大きく見える
- 横顔で見た時の頬の出っ張りが気になる
- 笑った際に生じる頬の盛り上がりをなくしたい
このようなお悩みには、頬骨骨切り術によってフェイスラインを調整することが可能です。また頬骨の張り出している位置や角度などによっては、手術時間が短く負担も少ない骨削り(骨の表面を削る方法)術によって気になる症状を改善することもできます。


頬骨の構成について

頬骨は、頬骨体部(たいぶ)と頬骨弓部(きゅうぶ)という2つの骨によって構成されています。頬骨体部が通常よりも前面に突出していると、頬の盛り上がりや頬の前面への張り出し等の原因となり、また頬骨弓部が横に張りだしていると、フェイスラインが凸凹に見える、顔全体が大きく見えるといった症状の原因になります。
頬骨を小さくする手術の種類
頬骨骨切り術・骨削り術には以下のような様々なバリエーションと組み合わせがあります。
②頬骨骨削り術(弓部のみ)
③頬骨骨削り術(体部+弓部)
④頬骨骨切り術(体部+弓部)
⑤頬骨骨切り術(体部+弓部)+頬骨骨削り術(体部)
⑥頬骨骨切り術(体部+弓部)+頬骨骨削り術(弓部)
⑦頬骨骨切り術(体部+弓部)+頬骨骨削り術(体部+弓部)
これらの組み合わせによって手術時間や難易度が変わってきますが、いずれも事前の診察によって原因を的確に判断する経験則と、イメージ通りの仕上がりを実現する技術力が必要になってきます。
各施術の詳細
①頬骨骨切り術
頬骨の張り出しが気になる場合、該当する部位の骨を削れば症状が改善するのではないかと思われるかと思いますが、頬骨の中でも頬骨弓部は、厚さがたった5ミリ程度の薄い骨のため、削り術単独で輪郭のボリュームを減少させるには限界があります。また、削りすぎると骨の強度が落ちてしまうことも問題です。そのため当院を含め多くのクリニックでは、頬骨弓部の張り出しの改善法として、単純に骨を削るだけでなく骨切りによって切れ目を入れることで、頬骨弓部のアーチ部分の円周を小さくする手法(内方転位骨切り術)を採用しています。
さらに、頬骨体部の出っ張りも同時に改善する際には、頬骨弓部の骨切り術と組み合わせて頬骨体部の骨切りもしくは、頬骨体部の骨削りを行うことで全体のバランスを整えていきます。
例)頬骨体部の骨削り+頬骨弓部の骨切りのイメージ


②頬骨骨削り術
頬骨を小さくする手術には、骨切りを伴なわない骨削り術というものもあります。この方法は、斜め前方から見た際に頬の張り出しが気になる際に有効で、頬骨体部の出っ張った部分を削ることによって斜めから見た際に滑らかなフェイスラインにすることができます。骨切りを伴わない頬骨骨削り術は耳前部と口腔内の2か所からのアプローチとなることが多いですが、前面(頬骨体部)の骨削りのみの場合は口腔内からのアプローチのみで十分であり、頬骨弓部(横の張り出し)のみの削りでは、耳前部のみの切開でアプローチ可能です。
その他の施術との併用
頬骨とあわせて、エラ(下顎骨)やおとがい(顎先骨)が気になる際には、同時にこれらの部位の骨切り・骨削りなどを行うことで、よりトータル的に自然で滑らかなフェイスラインに整えることも可能です。特におとがい(顎先骨)やエラ(下顎骨)については、施術時に下顎下縁形成術を併用することで、よりシャープでなめらかなラインを作り出すことができます。
また、口元全体の突出を改善するセットバック法やSSROなどを組み合わせると、前から見た際はもちろんのこと横から見た際のあごのラインが美しくなるため、あごの突出(受け口・出っ歯など)なども気になる際には併用をおすすめします。
骨切り・骨削り術の他、頬・顎下の脂肪吸引、こめかみ形成、頬脂肪注入なども同時に行うと、お顔のメリハリがより強調されて小顔効果をアップさせることができます。
>当院で取り扱っている各種小顔・顔痩せ・輪郭治療についてはこちらです。
<同時に行うことが多い輪郭形成術>
施術の特長
- 頬骨骨削り後のイメージを、術前に3D画像で確認することができます
- 当院で導入している3D画像シミュレーションソフト「ベクトラ」は、患者様のお写真をもとに術後の仕上がりイメージを3Dの立体画像によって確認することができるシステムです。より患者様の希望に近い形で手術を行うことができる他、医師の口頭での説明や手書きのイラストなどによる術後イメージだけではなく、ご自身の写真をもとに立体的な術後状態を確認することができるため、ミスコミュニケーションなどを事前に防ぐことができます。当院では頬骨骨切り術の他、鼻の整形や輪郭形成、豊胸術などでもベクトラを使用しています。
- 形成外科歴20年超の院長が全ての手術を監修
- レーザーや注入術などによる美容医療と異なり、骨切り術は修正(やり直し)や元に戻すといった作業が難しい部類の手術の一つです。形成外科の中でも輪郭形成術に関する知識が必要であることはもちろん、骨切り術の手技に医師が慣れているかといった経験則も重要なポイントになります。当院では大手美容外科等で技術研鑽を行ってきた形成外科歴20年超の院長がすべての施術を監修している他、大手美容クリニックで外科的歯列矯正治療に20年超携わってきた歯科スペシャリストと連携することで、より満足度の高いトータル的な輪郭形成術を提供しています。
- 形成外科医・口腔外科専門医による連携手術
- 当院の輪郭形成術では、美容外科・形成外科歴20年超の院長と大手美容クリニックで外科的歯列矯正治療に20年超携わってきた口腔外科専門医が連携し、緻密なシミュレーションと手術計画をもとに最良の結果を目指した手術を追求しています。また、手術全体を迅速且つ精確に進めるためには、執刀医だけではなく麻酔科医、看護師といった医療チーム全体の連携力や総合力がポイントになります。当院ではそれぞれの分野において経験豊富な人材を登用し、最善の結果を目指して施術を行っています。

効果目的
- 横に出っ張った頬骨を小さくする
- 前に突出した頬骨を小さくする
- 横顔で見た際に出っ張った頬骨を小さくする
- 笑った際に生じる頬の盛り上がりを小さくする
症例写真
頰骨削り術(体部+弓部)

術前

術後
ドクターによる症例解説
<症例に関する情報>
頬骨骨削り術(体部+弓部)
費用:880,000円 モニター価格:770,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、傷跡、顔面神経麻痺、知覚麻痺、左右非対称、感染、血腫、漿液腫など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
施術の流れ(頬骨骨切りの場合)
- 洗顔
- 顔面全体の消毒をします。
- 全身麻酔を行います。
- 耳前部からコメカミにかけて3センチほどの切開と口腔内から切開を行い、頬骨弓部・体部の剥離を行います。
- 頬骨体部と頬骨弓部の骨削りを必要に応じて行います。
- 必要に応じて頬骨体部と頬骨弓部の2か所で骨切りを行います。
- 仕上がりの輪郭をイメージしながら頬骨弓部もしくは弓部と体部の両方を内方へ移動します。
- 移動した部位の骨の角を中心にやすりで削り、滑らかなラインになるように調整します。
- 骨膜と皮膚を縫合します。
※事前に各種検査(血液検査・レントゲン・ CT ・歯型)を行っていただきます。
※手術は全身麻酔で行います。術後数十分ほどで麻酔から覚醒します。その後は安静室で休憩をしていただき、出血がおおかた止まったところでご帰宅いただきます。遠方の方は当院に宿泊いただくことも可能です。
料金
頬骨骨削り術 (体部のみ) |
1回 | 660,000円 |
---|---|---|
モニター価格 | 550,000円 | |
頬骨骨削り術 (弓部のみ) |
1回 | 660,000円 |
モニター価格 | 550,000円 | |
頬骨骨削り術 (体部+弓部) |
1回 | 880,000円 |
モニター価格 | 770,000円 | |
頬骨骨切り術 (体部+弓部) |
1回 | 1,210,000円 |
モニター価格 | 1,100,000円 | |
頬骨骨切り術 (体部+弓部) +頬骨骨削り術 (体部) |
1回 | 1,320,000円 |
モニター価格 | 1,210,000円 | |
頬骨骨切り術 (体部+弓部) +頬骨骨削り術 (弓部) |
1回 | 1,320,000円 |
モニター価格 | 1,210,000円 | |
頬骨骨切り術 (体部+弓部) +頬骨骨削り術 (体部+弓部) |
1回 | 1,320,000円 |
モニター価格 | 1,210,000円 |
※複数の骨切り術を組み合わせる施術の場合、モニター価格の適用はいずれか1つのみとなります。
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
- 所要時間:2時間
- ダウンタイム:腫れと内出血がひくまで約1ヶ月間(個人差あり)。
食事は翌日から可能ですが、術後2週間ほどは極端に熱いもの、冷たいもの、硬いもの、辛いもの等の刺激が多いものは避けるようにしてください。 - 施術の痛み:全身麻酔下に行うため手術中の痛みはありません。
- 通院:抜糸時(10~14日目)
- 麻酔:全身麻酔
- 持続性:半永久的
- 洗顔:翌日から可能。洗髪も翌日から可能。
- シャワー・入浴:当日より体のシャワー浴は可能。洗髪も翌日から可能。
- メイク:翌日から可能。
- リスク・副作用:術後に腫れ、内出血、痛み、痺れが生じることがあります。いずれも2週間程度で次第に落ち着きます。またごくまれに感染、知覚異常、組織壊死などの合併症が生じる可能性は皆無とは言えません。
※自由診療においては本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
※治療に使用する医薬品・機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※未承認医療機器については「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照ください。
※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。
よくあるご質問
- Q.術後の腫れはどの程度ですか?
- A.頬骨骨切り術では、術後2~3週間ほど目立つ腫れが生じます。その後、軽い腫れが無くなるまでには3か月程度掛かります。なお、術後の腫れは術中の麻酔量と出血の程度によって異なります。術中の出血量によっては、術後1週間ほどまぶたに大きな腫れが生じるといったケースもあります。
- Q.術後の過ごし方について教えてください。
- A.ご帰宅後は、痛み止めの抗生剤を1週間ほど服用していただきます。洗顔、メイクなどは翌日以降から可能ですが、手術部位は避けるようにしてください。シャワーは翌日から、入浴は1週間後から可能です。
- Q.術後の注意点について教えてください。
- A.骨切りをした部分は、術後3~6か月程度かけて少しずつ組織が癒着し固くなっていきます。そのため術後は、極端に硬い食べ物を食べたり、歯を食いしばるような激しいスポーツなど、骨切りを行った部位に負担がかかることはできるだけ避けるようにしてください。
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士
美容外科・美容皮膚科
形成外科・一般皮膚科

〒171-0014
東京都豊島区池袋2-2-1
ウイックスビル4階
【最寄り駅】
JR池袋駅西口C6出口徒歩1分
10時~19時
受付 10時~19時(日・木休診)
術前
頰骨の突出感を和らげたいとして当院にご来院された24歳の女性です。
頰骨体部(前面)と頰骨弓部(側面)の骨の出っ張りを削る、いわゆる「頰骨削り術」を行っています。全身麻酔下において、口腔内切開(上口腔前庭切開)で頰骨体部にアプローチし、頰骨弓部へは耳前部のもみあげ内の皮膚切開でアプローチします。その後、電動の回転ヤスリを使って骨を少しづつ削って滑らかに仕上げて行きます。頬骨削り術は、一般的に両側で2時間程度の手術となります。術後の腫れ・内出血には個人差はありますが、改善するまでには1ヶ月程度を要します。
術後
頬骨骨削り術後3ヶ月後の状態です。頰骨の突出感が目立たなくなり、側面から見ると滑らかな、美しいプロフィールの条件とされる「オージーカーブ」が形成されています。頬骨骨削り術は、切開が口の中と耳前部のもみあげの毛髪内のため、術後に傷跡が外から全く見えない点がメリットです。