開業前に所属していた大手美容外科の時代は、骨切り術というと顎やエラなど一部分のみへアプローチする整形術がほとんどでしたが、ここ数年は輪郭3点などのように複数の骨切り術を組み合わせた小顔整形が大変人気で、顔全体の雰囲気を変えるコンビネーション治療を多く行っております。
今回は、エラと頬骨の骨切り術を併用することで、滑らかな小顔に変化させた症例をご紹介したいと思いますが、まず先に術前後の変化(正面)をお見せしましょう。
上の写真は、エラの骨切り術と頬骨の骨切り・骨削り術を併用した症例です。2枚の写真を比較していただくと、術後のフェイスラインが滑らかになり、さらに顔全体が小さくなっている(小顔)のがお分かりいただけるかと思います。単独施術では、このように「顔全体の印象」に変化を出すことはなかなかできません。
当院では様々な美容医療を取り扱っておりますが、その中でも特に輪郭整形術は、複数の手技を併用することによって仕上がりを細かく調整できる点が最大の特徴であり、逆に言うと、手技者の経験・実績が仕上がりに反映されやすい職人技に近い分野ではないかと考えています。(今回の症例の方の詳細の変化については、ブログ後半でご紹介しています)
早速ですが、今回のブログの本題に入りましょう。
上の方は、ゴツゴツした輪郭を滑らかにすると同時に、今よりも小顔に見せたいという希望で来院された22歳の男性です。頬骨が前方向と横方向に出っ張っており、またエラ骨の張り出しが大きいことが分かります。そのため今回は、頰骨と下顎のエラ部分(下顎角部)の2か所を中心にアプローチをして、輪郭全体のイメージを変える手術を計画しました。
改めて術前後の状態を比較してみましょう。
術後は3か月目の様子です。骨張ってゴツゴツしていた輪郭がスムーズな丸みのあるラインに変化しており、さらにフェイスライン(特に斜めから見たライン)がシャープになって小顔になっているのではないでしょうか。
下顎角部(エラ)を切除したことでフェイスラインが滑らかなカーブを描いたラインに変化しています。また前と横への張り出しが気になった頬骨も、骨切りと骨削り術を行ったことで、前から見た際はもちろん、斜めから見た際も頬のラインがすっきりしました。
さらに今回は、エラ骨切りを行う際に下顎体部(下顎下縁)外側にある外板の骨を外しており、下顎の横幅をわずかに縮めたことでフェイスラインにおいても小顔効果が出るようにしています。
骨切り術のコンビ治療は、気になる部位だけではなく顔全体の印象に変化を出せる点が最大の特徴です。また患者様の仕上がりイメージや骨格などの状態によって組み合わせ方法は無限に存在するため、当院では診察とあわせてCT撮影(院内で撮影可能です)やベクトラ等による客観的なデータも鑑みた上で、より俯瞰的な視点で手術を計画しています。
今回は術前後の変化は比較的分かりやすいものをご紹介しましたが、「周囲にバレない程度のわずかな変化が欲しい」といったご相談も多数承っている他、一部位だけの施術で最大限の変化を出すことも可能です。当院ではマニアックなほどに様々な骨切りメニューを取り揃えておりますので、少しでも気になった際には、お気軽にご相談下さい。
>エラ骨切り術(下顎角形成)の詳細はこちら
>頬骨骨切り・頬骨骨削り術の詳細はこちら
本ブログの症例に関する情報
治療名:①エラ(下顎角)骨切り術+下顎下縁形成術 ②頬骨骨削り+頬骨骨切り(体部・弓部) 費用:①1,320,000円 ②990,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、知覚麻痺、顔面神経麻痺、傷跡、左右非対称など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。