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2025.01.10

輪郭・小顔

頬骨ボトックスで頬骨を引っ込めることができる?

頬骨ボトックスで頬骨を引っ込めることができる?

「頬骨を引っ込めるボトックス注射をしたい」というご相談を患者様からいただくことが、ここ最近しばしばあります。頬骨ボトックスとは、斜め方向から見た際にこめかみより前に出ている頬の盛り上がりを引っ込めるボトックス注射のことで、患者様から詳しくお話を伺うと韓国の美容クリニックで行われている小顔治療のひとつだそうです。そこで今回は、「頬骨ボトックスで本当に頬の盛り上がりを引っ込めることができるのか」について、少しまとめてみたいと思います。

頬骨ボトックスとは

頬骨ボトックスとは

頬骨ボトックスとは、こめかみよりも出ている盛り上がった頬にボトックス注射を行うことで、頬を引っ込めて滑らかな輪郭にする小顔治療です。
この治療でターゲットにするのは盛り上がった頬にある「筋肉」となり、大頬骨筋(だいきょうこつきん)や小頬骨筋(しょうきょうこつきん)などが該当します。ボトックスには発達しすぎた筋肉の働きを緩和する作用があるため、盛り上がった頬の筋肉の働きを弱めることで、フェイスラインの出っ張りを緩和して滑らかなフェイスラインに近づけます。

頬骨ボトックスの効果

頬骨ボトックスの効果

ボトックスとは、ボツリヌス菌由来の天然のタンパク質でできた製材で、筋肉の過発達を緩和する作用の他、神経伝達物質の働きを抑える働きなどがあり、美容医療の世界では様々な目的で使用されています。(もともとは眼科や整形外科における治療で使用されていました)また、アラガン社が製造するボトックス製剤(ボトックスビスタ)は、厚労省にその効果や安全性が認可されています。ここではボトックス注射の特徴を簡単にまとめたいと思います。

ボトックスが効果を発揮する症状

  • 眉間や額、口元などの表情じわ
  • 小顔(エラ張り改善)
  • ガミースマイル改善
  • 口角アップ(スマイルリップ)
  • 人中短縮・リップリフト
  • ワキガや多汗症改善
  • 肩凝りの緩和 など
ダウンタイムや痛みが少ない
ボトックスは注射1本で終了する施術のため、ダウンタイムが少ない点が特徴です。施術時間は5分前後で終了し、また注射を刺す際に多少の痛みはありますが我慢できる程度であることから、麻酔を使用せずに施術を行うことができます。(どうしても痛みが不安な際には事前に表面麻酔を塗布することも可能です)
施術効果は4~6か月程度持続
ボトックスは一度施術を行うと4~6か月程度効果が続きます。注射をした後、効果が出るまでには少し時間がかかり(ヒアルロン酸のような即効性はありません)、術後1~2週間程度で次第に効果を発揮します。手軽な施術ですが、効果を長く維持する際には定期的に施術を行う必要があり、頻度としては3~6か月に一度程度が良いでしょう。

頬がこめかみより出ている原因

頬がこめかみより出ている原因

頬骨ボトックスは筋肉の働きを緩和することで盛り上がった頬を引っ込める小顔治療ですが、治療における注意点としては、頬の盛り上がりの原因が「筋肉」ではない場合、頬骨ボトックスを行っても効果を実感することがほぼできないという点です。施術法が適切かを判断するためにも、まずは頬が盛り上がっている「原因」を知ることがポイントとなりますが、笑った時に頬が盛り上がる原因には、以下のようなものが挙げられます。

頬骨上の脂肪(頬肉)が原因
一般的に「頬肉」などと呼ばれるものです。笑った時に頬が盛り上がる原因が頬肉の場合、原因は頬骨上の脂肪になります。頬肉の厚みは生まれつきのことが多いですが、急激に体重が増加した際などにも頬肉に厚みが出ることもあります。頬の盛り上がりの原因が脂肪の場合は、頬肉の脂肪吸引や脂肪溶解注射、さらに脂肪を対外に排出する働きのある小顔マシン(クルスカやスカルプシュアなど)による施術が有効です。
張り出した頬骨が原因
笑った時だけではなく、無表情でいる際にも頬がこめかみよりも出ている場合は、脂肪や筋肉ではなく頬骨(骨格)が原因のことが多いです。頬骨は「頬骨体部」と「頬骨弓部」という2つの骨で成り立っており、どちらがだけが出っ張っていることもあれば両方が突出していることもあります。頬骨が原因の場合、骨そのもののサイズや形を変える必要があるため、頬骨整形によって骨を切ったり削ったりする必要があります。
頬骨の筋肉が原因
今回のコラムにおけるメインテーマ(頬骨ボトックス)となりますが、頬が盛り上がっている原因が頬にある筋肉(大頬骨筋・小頬骨筋など)の場合は、筋肉の働きを緩和する作用があるボトックスが有効でしょう。
頬のむくみが原因
頬の盛り上がりの原因がむくみだけということはほぼありませんが、頬が出っ張っている原因に多少関係はしていることもあります。頬のむくみがひどい場合には、溜まっている水分やリンパの流れをよくするためにマッサージやエクササイズなどを行うのが有効です。

頬骨ボトックスの効果は?

頬骨ボトックスの効果は?

頬が盛り上がる原因となりうるものを4つ挙げましたが、実際には「脂肪(頬肉)」か「骨格(頬骨)」が頬の盛り上がりの原因であることが圧倒的に多く、肌感ですが、この2つの原因が全体の95%以上(ほぼ100%と言ってもよいかもしれません)を占めているのではないかと思います。
そのため、盛り上がった頬を引っ込めたいとして頬骨ボトックスの注射を行ったとしても、筋肉は頬の盛り上がりの大きな原因にはなっていないことがほとんどのため、術前後の変化はごくわずか(場合によっては変化がないことも)となり、皆さんがイメージされていたような滑らかなフェイスラインを目指すことは正直なところかなり難しいと予想されます。(もちろん、わずかでもよいので変化が欲しいという際には頬骨ボトックスも有効になることはあるでしょう)

盛り上がった頬を引っ込めて卵型のフェイスラインを目指したいという際には、原因にあわせて以下いずれかの施術を行う形が有効です。

①頬の脂肪を取り除く施術(脂肪吸引や脂肪溶解注射、小顔マシンなど)

②頬骨を小さくする施術(頬骨整形)

頬骨を引っ込める小顔治療

上でも述べた通り、頬が盛り上がってしまっている原因は「頬骨上の脂肪(頬肉)」か「骨格(頬骨)」が原因であることがほとんどのため、頬を引っ込めて美しいフェイスラインに変えたいという際には、脂肪を除去する施術か骨を小さくする施術が適しています。脂肪・骨格という「原因別」でお勧めの小顔治療を以下にまとめます。

脂肪(頬肉)が原因の場合

小顔マシン

脂肪を体外に排出する作用のある痩身マシンによって、頬の盛り上がりの原因となる脂肪を除去する小顔治療です。小顔マシンには、脂肪を体外に排出する方法によっていくつかの種類がありますが、熱によって脂肪を溶かして体外に排出するマシン(レーザー・HIFU・ラジオ波など)や、冷却技術によって脂肪を塊にして体外に出すマシンなどがあります。注射針やメスを一切使用しないマシン治療のためダウンタイムがほぼない点がメリットですが、小顔効果を実感するには複数回の施術が必要になることが多いです。

脂肪燃焼による小顔マシン(スカルプシュア) 脂肪冷却による小顔マシン(クルスカ・エリート)
脂肪溶解注射

脂肪を溶かす効果のある成分を注射することで、不要な脂肪を体外に排出する小顔治療で、メソセラピーやBNLS注射などがあります。注射1本でできる施術のため比較的手軽に顔痩せ効果を得ることが出来ますが、効果を実感するまでには3~5回程度の施術が必要となる他、注射部位に痛みが生じることもしばしばあります。

メソセラピー(脂肪溶解注射)による小顔治療
頬肉(頬骨上)の脂肪吸引

頬骨上に乗っかった脂肪(頬肉)を吸引することで小顔効果を得る痩身治療です。一度の施術で半永久的にイメージ通りの小顔に変化させることができる点がメリットですが、施術は麻酔を使用する手術となるため、この点に施術のハードルを感じられる方もおられるでしょう。ただし一般的な手術と異なり、脂肪吸引による切開範囲は数ミリ程度となるため、術後に傷跡等が目立つことはほぼありません。

なお、一般的なクリニックで行っている頬の脂肪吸引(いわゆるジョールファット除去・メーラーファット除去)は、頬の下垂した脂肪(=口元付近のたるみやほうれい線、下垂した頬・輪郭の膨らみなど)を改善する治療となり、「パンパンに膨らんだ頬」や「盛り上がった頬」を改善する際にはこれらの部位ではなく頬肉(頬骨上の脂肪)を取り除く必要があります。ただし頬肉(頬骨上の脂肪)の脂肪吸引については、現段階では施術を実施しているクリニックがそれほど多くない状況にあります。当院では頬肉についても脂肪吸引を実施していますので、気になる際にはご相談ください。

頬肉(頬骨上肉)の脂肪吸引
脂肪除去(バッカルファット除去)

頬の盛り上がりの原因の場合が深層脂肪の場合に適応となる小顔治療です。深層脂肪とは、頬の奥深い部分にある脂肪のことで、口の中の肉をかむ癖がある場合などはこの部分の脂肪に厚みがあることが多いです。頬の深層脂肪はバッカルファットと言い、脂肪吸引では届かない深い部分にあるため、バッカルファットの脂肪を取り除く際には口腔内を少しだけ切開して脂肪を引き出して除去する形で頬の盛り上がりを改善します。

バッカルファット除去

骨格(頬骨)が原因の場合

頬骨整形(頬骨骨切り・頬骨骨削り)

頬にある骨(頬骨)が出っ張っている場合は、頬骨整形によって出っ張った骨を削ったり切ったりすることで頬の盛り上がりを改善します。頬骨が前方向に突出している場合は「頬骨体部」の張り出しが原因で、頬骨が横方向に突出している場合は「頬骨弓部」の張り出しが原因となります。(両方が突出している方もおられます)どの部位がどの程度張り出しているかによって、骨切りにするか骨削りにするかは医師が判断して施術を行います。また、頬骨だけではなく目の横の骨も出っ張っていて顔の横幅が大きいという際には、目の横の骨にも同時にアプローチすることができる頬骨セットバックによる小顔治療が適しています。

頬骨整形による小顔治療 頬骨セットバックによる小顔治療

頬骨ボトックスは筋肉が原因で膨らんだ頬を引っ込める際に有効な小顔治療となりますが、頬の盛り上がりは「脂肪」か「骨格」が原因のことがほとんどのため、頬骨ボトックスによる小顔効果はかなり限定的になると想定されます。「ほんの少しでもいいので頬を引っ込めたい」という際にはボトックス注射も良いかもしれませんが、期待しているほどの効果は実感できないことが多いでしょう。

当院では多数の小顔治療を取り扱っておりますが、上述のような背景(=効果が限定的であること)から、頬骨ボトックス注射についてはメニュー化しておりませんし、また今後も取り入れる予定は現段階ではありません。もし、どうしてもというご相談があった際には対応ももちろん可能ですが、効果はごくわずか(もしくは変化がない)となる点はご了承ください。

小顔整形(脂肪吸引・バッカルファット除去など)小顔整形(脂肪吸引・バッカルファット除去など)

※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はコラム投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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