
当院は美容形成外科の施術を全般的に取り扱うクリニックですが、鼻整形に関するご相談はその中でもかなり多いです。その中でも最近ご相談が増えているのが、猫手術、Cカール形成、貴族手術といったものです。今回のブログでは、このうち「猫手術」に関する症例をご紹介したいと思います。
猫手術は正式には「鼻唇角形成」といい、耳などから採取した軟骨を鼻柱の付け根(鼻柱と唇の境目)に挿入することで、「引っ込んだ鼻の付け根を前方に出す」施術になります。
その効果は様々で、以下のようなものが挙げられます。
●猫手術による施術効果
・口元の突出感をやわらげる(口ゴボ改善)
・ACR(鼻柱と鼻翼の形のバランス)を整える
・鼻と唇の角度を理想と言われるライン(90度程度)にする
・Cカール形成
・垂れ下がった鼻翼を改善する(鼻翼挙上効果)
・下がり過ぎた鼻先を改善する(鼻尖挙上効果)
また猫手術の具体的な施術法については以下のようなものになります。
・まず、耳の耳珠(耳の前)か耳甲介(耳裏)の片側から軟骨を採取します
・その後、鼻柱基部外側の鼻の穴のきわ(内脚隆起)あたりの鼻の内側(粘膜側)を切開して皮下ポケットを作ります
・耳から採取した軟骨を3枚などに重ねて加工し、鼻の内側に作った皮下ポケットから挿入します。
・ポケットサイズが移植軟骨とジャストサイズであれば後々ずれることもないので特に固定などはしませんが、サイズ感によっては移植軟骨を糸によって周辺組織と固定することもあります。
上記の通り手技的はいたってシンプルで、30分くらいで終了する施術です。このように書くと、誰でもできそうな簡単な手術と思われるかと思いますが、実は仕上がりやデザインに細かくこだわると奥が深く、要所要所において小さなコツが必要になる施術でもあります。早速症例を見ていきましょう。

上の写真は、引っ込んだ鼻柱の付け根(鼻柱と唇の境目)を猫手術によって和らげたいとご相談に来られた34歳の女性です。
上の写真でもお分かりいただけるかと思いますが、確かに鼻柱基部(鼻柱の根元部分)が鋭角(90度以下)になっており、奥の方(後上方向)に引っ込んで陥没している状態です。そこで今回は猫手術によって鼻柱の付け根にボリュームを出す施術を行うこととしました。移植する軟骨は耳珠から採取しています。そして事前に3枚重ねの状態にしておき、これを鼻粘膜側に作成した皮下ポケットから挿入して閉創すれば手術は終了です。術前後の変化を見てみましょう。


術後の写真は1ヶ月目の様子です。この時点で腫れも引いており、完成形の状態です。鼻柱のラインが鼻翼よりも前に出ており、鋭い鋭角だった鼻柱の付け根部分に柔らかな丸みが生じているのが分かります。また鼻柱の付け根に丸みが生じたことでこの部分が僅かに「C」の字のようなラインになっており、巷で言う「Cカール」にも近づいたのではないでしょうか。
猫手術へのご指名がわずかに増え始めた当初は、鼻柱の付け根を前に出すことを意識して手技を行っていましたが、その後は多数の患者様のご希望や仕上がりイメージなどを伺う中で、Cカール寄りの仕上がりにするように手技を調整しています。現在はほぼ100%の確率でCカール寄りの仕上がりにすることが増えましたが、仕上がりのラインは患者様のご希望にあわせて調整することも可能です。形にこだわりがある方はお気軽にご相談下さい。
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本ブログの症例に関する情報
治療名:猫手術(鼻唇角形成) 費用:220,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、傷跡、左右差、後戻りなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報
みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会認定 形成外科専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら
