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2018.11.26

美容外科 鼻整形

鼻をスリムに見せるコンビネーション(鼻尖縮小・鼻翼縮小・鼻柱延長)

今週は先週に引き続いて、鼻オペの症例を見てまいりましょう。

このところ鼻の手術がどんどん増加傾向にありますが、
年末近くなってくるとなお一層鼻のカウンセリングが増えてきます。

腫れやギプス装着などのダウンタイムの期間を
お正月休みでやり過ごそうという考えの方が多いからです。

よって12月後半の予約枠は既に埋まりつつありますが、
まだわずかに空きがあるため考え中の方はお早めにご相談ください。

下の写真の患者さんは、鼻をスリムな印象に見せたいという24歳の女性です。


  

術前(左)、術後1ヶ月目(右)の写真です。

印象の変化は一目見て実際明かですが、さて何を行ったかです。

術前写真で実際鼻スジには、全く太さはありませんが主に鼻先の太さ、
小鼻の横方向への広がりを認めるため、ボテッとした印象です。

このような患者さんの鼻には、鼻尖修正(鼻尖縮小)手術と鼻翼縮小(小鼻縮小)手術を行って、
外側横方向の広がりを抑えつつ、中央鼻先を絞り込んで細く見せることが一般的です。

しかし、もう一つの要素として
鼻柱部分を下方に伸ばしてやることで鼻の上下の長さを延長して、
鼻全体の形状として縦横比を縦に伸ばすことで、よりスリムな印象に変えることも重要です。

よって行った手技は、鼻尖修正+鼻翼縮小+鼻柱延長(鼻柱下降)の
トリプル・コンビネーションということになります。

鼻柱延長は、耳珠からの耳介軟骨を使用して
Double breakの部分を意識して下方に伸ばしています。


  


右斜めから見た術前(左)と術後(右)の変化です。
上図のオレンジの矢印部分を見ると、延長された部分がよく分かります。
先週ご紹介した鼻尖挙上の症例とちょうど完全に真逆のことを行っています。

前回と方針がなんだか矛盾しているのでは? という声が聞こえてきそうですが、
あくまでどちらがより美しいか?という問題ではなく、個人の好みと
どのような方向に鼻というパーツを演出するかというプランニング・方向性の違いです。

そして単純に鼻柱延長(下降)と言いましても、鼻柱全体を下方に伸ばす場合と、
ピンポイントで鼻先寄りを伸ばすケース、鼻柱基部(鼻と人中の接続部)を出すケース、
Double breakを下方に出すケースなどバリエーションがいくつかあります。

しかし鼻の皮膚の伸びる限界(キャパシティ)を考えると全体を下方に伸ばすよりは、
ねらった場所をピンポイントで下方に出す方が、効率的でありかつ大きな変化を期待出来ます。






そして上は、下方からみた写真で鼻尖修正の効果を見ています。
術前(上)、術後(下)の写真です。

鼻翼縮小の効果と相まって、底辺の広い頂点の鈍角な三角形が、
底辺の狭い頂点の鋭い三角形に変化していることが分かります。

ここで、先週のブログで紹介下他院での鼻翼縮小症例と
当院の切開線のデザインの位置の違いに注目して欲しいと思います。








上は他院の鼻翼縮小、下は当院の鼻翼縮小術の写真です。

鼻翼溝(鼻翼外側と頬・上唇の境界部)に、縫合ラインを完全一致させることで
傷跡は術後1ヶ月目であってもほとんど分からないと言えます。

これが正しい切開ラインであり縫合線であると言えます。

今回は主に正面から見た時の鼻の細さを見せるために、
鼻尖修正・鼻柱延長・鼻翼縮小の3つを組み合わせましたが、
鼻全体で見て、パーツとして鼻をスリムに見せる手技にはこれらの他に、

鼻プロテーゼ(細身のあまり高くないもので鼻スジを通す)
鼻ヒアルロン酸注入(鼻スジを通す。鼻先の注入は不可)
鼻骨骨切り(ノミを入れて鼻骨骨折を作り中央方向に幅寄せする)
鼻骨骨削り(ハンプの両サイドを削って落とす)
鼻尖耳介軟骨移植(鼻先中央を前方に突出させてポイントを作る)
鼻中隔延長


などがあり、組み合わせることでより相乗的な効果が期待出来ます。

そして、全て切開手術ということになりますが、
いずれも仮にシングル(単品)で行ったとしてもある程度効果の確かな手技です。

しかし最近は、これらに対し切らないことをメリットとして
糸を使用した鼻整形を行っているクリニックもかなり多いです。
手術に対する心理的なハードルを下げるということを狙っているようです。

しかし糸による鼻整形は変化がかなり乏しい点と、
数ヶ月で元の状態に戻ってしまうことがほとんどである点などを考え、
コストパフォーマンスや患者さんの満足度の面からすると当院では
今後もおそらく勧めることはまずないでしょう。

当院の鼻尖修正詳細はこちら
当院の鼻翼縮小(小鼻縮小)詳細はこちら
当院の鼻柱延長(鼻柱下降)詳細はこちら

本ブログの症例に関する情報

治療名:鼻尖縮小・鼻翼縮小・鼻柱延長 
費用:鼻尖縮小220,000円+鼻翼縮小220,000円+鼻柱延長220,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、皮膚壊死、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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