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2022.04.04

美容外科 小顔整形 脂肪吸引・脂肪除去・痩身 たるみ(美容外科)

頬脂肪吸引+糸リフトを併用したオリジナル小顔整形



当院で人気の小顔整形のひとつとして、頬の脂肪吸引があります。

脂肪吸引術は使用する機材などによっていくつかの術法がありますが、
当院では、その中でも超音波吸引(ベイザー)を主に推奨しています。

脂肪吸引術の最も「基本」とされるシリンジで吸引する方法も
もちろん脂肪を吸えないということはないのですが、
あまり頑張ってしっかり取ろうとすると、術後にしわ・凹み・凹凸などが生じることがあり
どうしても取り方が中途半端になることがあります。(特に顔・首の場合)

ベイザー(超音波脂肪吸引)の場合、
最初にまず脂肪を超音波エネルギーで溶かして液状化させてから吸うので、
このような皮膚面に凹凸不整が残るというリスクはかなり低減させることが可能です。

ちなみに脂肪吸引を行うと、
皮膚と筋肉の間のボリュームが減って術後に皮膚にたるみが生じることがあります。
50歳以上の方で、すでに皮膚にたるみが生じている場合に顕著に生じます。

これは当然の理屈で、風船の空気を抜けば
しぼんでしまうのを想像して頂ければ分かるかと思いますが、
ボリュームロスによって皮膚が張力(ハリ)を失うことでたるみが生じてしまいます。

そこで当院では、脂肪吸引による術後の皮膚のたるみを防ぐために
脂肪吸引とあわせて糸リフトを併用してたるみ除去を行っています。

このコンビ治療は、元々は中高年の方が脂肪吸引術を行った際に生じる
たるみを改善するために行っていましたが、

実は最近は、若い方の頬の脂肪吸引術の際に糸リフトを追加することで
フェイスラインをよりシャープで美しいラインにすることができるため
このような際にも併用することが増えています。

これは、2つの施術がお互いの効果を高め合う相乗効果によって
さらに優れた結果が得られるという仕組みです。





上は、スクエア型のフェイスラインを改善して今風の流行のほっそりとした
フェイスラインとなりたいとご相談に来られた23歳の女性です。

顔の横幅がかなり広いため、頰の脂肪吸引を行った場合に
皮膚にたるみは生じないものの、よりしっかりと細く見せるには
脂肪吸引にあわせて糸リフトを併用する施術がより効果的と判断しました。





上が、術後1ヶ月目の状態です。
顔の横幅が大きく変化していることが分かります。

ボトックス注射や骨切り手術といった小顔整形を併用せずに、
これだけの変化を1時間程度の局所麻酔の日帰り手術で出せる方法はまずないでしょう。





並べて見ると変化がより際立ちます。

術前に気にされていたスクエア型のフェイスラインやもたつきが改善し
シュッとしたシャープなラインに変化しています。

これは、糸リフトによる引き上げ効果がかなり効いているということです。

ダウンタイムの参考までに、術後1週間目の状態もお見せしたいと思います。




脂肪吸引による腫れ・内出血が口元を中心に多少見られますが、このレベルです。
糸リフト単独の施術であればこのような内出血は生じません。


ここで、当院で行っている糸リフトのポイントについて解説したいと思うのですが、
当院では単純に皮下にスレッドの糸を入れて「はい おしまい」というような
単純な施術は行っていません。


挿入前に、もみあげの中を1~2cm切開し頬骨弓の近くまで剥離を行い、
この部分の骨膜へ引っかけるようなイメージで糸を縫合しており、
「固定源(つまり組織を引き上げる力源)」が存在する点が一般的な方式と完全に違います。

もみあげ付近には顔面神経が走行するため
細心の注意を払って神経を避けるようにして骨膜に糸を掛ける必要があり、
それにはちょっとしたコツが必要です。

傷跡は、髪の毛の中ですので外から見えるこということはほぼありません。
もし髪をかき分けた時に気になるという際も、6ヶ月~1年以内にはほとんど分からなくなります。

※ちなみに一般的に行われている「固定源(力源)」がない糸リフトの場合、
引き上げる力が弱いため術後の仕上がりへの満足度がそれほど高くない上に、
固定源がないため1~2年程度で引きあげ効果がなくなってしまうことが多いです。

固定源を作らない方法(=コグ付きの糸リフトだけ)で
今回の症例と同じくらいに引き締まった状態に仕上げようとすると、
糸に必要以上の負荷をかけて引き上げることとなるため、皮下で糸がよじれたり
しわ、皮膚の凹みなどのトラブルに見舞われる可能性が大きいでしょう。

このように当院の糸リフトでは、最大限効果を発揮しつつ
トラブルは最小限に収まるように様々な工夫を行っています。




今回の症例のように糸リフトと脂肪吸引を併用して
小顔・引き締め治療を行うメリットは他にもあります。

1.「皮膚の癒着」による引き締めのため、半永久的な効果が期待できる

単純に糸で引き締めた場合は
「糸が組織を引き上げている期間」=「リフトアップ期間」となります。
そのため糸の耐久年数が経過すると次第に効果が消失していきます。

対して当院で行う「糸リフト×脂肪吸引術」の場合、
皮膚と筋肉の間に生じたフリースペース(空洞)に糸を通して引き締めるため、
空洞部分の組織が癒着した状態で傷が治癒していき、効果が半永久的に持続します。
(半永久というのは数十年単位というニュアンスです。)

2.脂肪吸引で生じたスペースにより、引き締めたい方向に組織を動かしやすい

もう一点のメリットは、
脂肪吸引術で脂肪を除去することで皮下にスペース(空洞)ができるため、
皮下組織を上方・外側に動かしやすい状況を十分に作り出した後に
糸リフトで引き上げを行うことが可能になり、容易に上方・外側など
引き締めたい方向に組織を動かしやすいという点です。

この様な下準備なしに、糸リフトだけで頰の組織をスムーズに
上方・外側に引き上げることは実質不可能ではないでしょうか。

当院オリジナルの糸リフトと脂肪吸引の同時施術は、
旧来の切開式リフトを同じような効果が期待できるともいえます。

たるみが比較的軽度の方(おおむね50代以よりも前)であれば、
この方法でしっかりとした効果を実感できることがほとんどでしょう。

※50代以上の方の場合はどうしても皮膚にたるみが生じるため、
皮膚切除を行うために切開ありのフル・フェイスリフトの方をお勧めします。



ここ数年は、空前の「小顔ブーム」ともいえる状態です。

今回の症例のような20代の若い女性からの脂肪吸引、
骨切り整形(エラ、顎・おとがい、頰骨)のご相談を日々多数受けていますが、

「最大限の小顔効果が欲しいけど、骨切りはまだ考えていない」

という際には、
今回紹介した「糸リフト×脂肪吸引」による小顔整形をお勧めします。

過去に糸リフトや脂肪吸引、脂肪溶解注射による小顔整形を行ったものの
その効果に納得がいかなかった、失敗したと感じているという方にこそ、
ぜひチャレンジしていただきたい小顔整形であるともいえるでしょう。

>頬の脂肪吸引術の詳細はこちら
>糸リフト(シルエットリフト)の詳細はこちら

本ブログの症例に関する情報

施術名:頬脂肪吸引+糸リフト(シルエットリフト)
費用:頬の脂肪吸引 両側154,000円、皮膚切開による糸リフト(シルエットリフト)/骨膜固定法 両側330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、神経麻痺、左右非対称、傷跡、熱傷等
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ



※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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