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Qスイッチ・ルビーレーザーNexus(ネクサス)による日光斑除去

2022年04月11日(月) | カテゴリ:美容皮膚科, しみ

新型のQスイッチ・ルビーレーザー「Nexus(ネクサス)」(JMEC社製)を
導入してかれこれ1年近くがたちましたので、
使用経験について少しレビューしてみたいと思います。

この新しいレーザーを入れる前は、
同じくJMEC社のQスイッチ・ルビーレーザー「Z-1」を使っていましたが、
今回のレーザー「Nexus(ネクサス)」の特長として
照射径を小さく絞ると従来よりも照射スピードがスピーディになり、
両頬全体などの広い範囲にできた多数のしみを一気に取る場合に
施術時間が短縮できる点が挙げられます。

施術時間が短縮できるということは、
レーザー照射によって伴う痛みを感じる時間も短くなるため、
患者さんにとっても大きなメリットになります。

ただ、スピードを上げて打つには口径を4mmまで絞る必要があるため、
大口径で照射ができない点が気になる欠点と言えます。

ADMなど深い層にメラニンが存在するタイプのしみは
大口径のほうが有利となるため、これらには今も旧型のルビー「Z-1」を使っています。

「Nexus(ネクサス)」と「Z-1」について、
それぞれのスペックをかいつまんで比較すると、

▼「Z-1」
直径5.8mmの場合、出力4−10Jで照射可能。

▼「Nexus(ネクサス)」
5.8mmに近い直径6mmで比較した場合、
スピードを0.5Hzまで下げると出力6.5Jが最高出力。

…となり、ほぼ同じ径の場合は
「Nexus(ネクサス)」では出力が十分に出ないのが不満点ではあります。

ただし当院では、定期的に新しいレーザーを買い足しているものの
旧型のレーザーであってもメリットがある場合が多いので簡単に廃棄はせずに
それぞれのマシンの良さを活かしてケースバイケースで症例に応じて打ち分けています。

そのため今回のQスイッチ・ルビーレーザーについても、
症状にあわせて新旧マシンを使い分ける形を想定しております。

特に今回のようなレーザーにおいては「業界あるある」なのですが、
「新しい機種=ベストの機種」という図式が必ずしも成り立たないということがあり、
古い機種と新しい機種を患者さんの症状や目的に応じて使い分けていると、
いつのまにか20台以上のマシンがワンフロアで稼働するという状況になります。

私は、業界で言ういわゆる「レーザーオタク」と呼ばれるようなタイプの
人間では決してないのですが、様々な症例に対応しようとすると必然的に
機器の種類、台数は増えてゆきます。

そんなこんなで現在当院では
ワンフロアで計23台もの照射機器を稼働させていますが、
今年7月には同ビル別フロアに新規クリニックを開院する予定でいるため、
スペースに余裕ができれば今後はもっとレーザーを増やしていく予定でいます。


今回のQスイッチ・ルビーレーザーもご多分に漏れず
新旧レーザーでそれぞれのよい特徴があるマシンになっていますが、
「Nexus(ネクサス)」について改めて言及すると、

雀卵斑(そばかす)や多数の日光性色素斑など広範囲にある色素沈着を取る際には
小口径を使用して出力を弱めから中程度のレンジに設定し、
連写モードの速いスピードで取るのであれば本機が一番得意とするところであり、
Z-1よりも優れたメリットがあるといえます。


ではここで、Qスイッチ・ルビーレーザー「Nexus(ネクサス)」による
症例をご紹介したいと思います。





もうすぐ結婚式を控えるため、下瞼から頬にかけて
点状あるいは斑状に分布する茶色いしみを取って式に備えたいという
ご相談で来られた28歳の女性です。この方のしみの種類は、日光性色素斑です。

こういうしみを取る治療法としては
フォトフェイシャルやレーザートーニングなどもありますが、
これらの治療法ですとしみは薄くはなると思いますが完全に取るところまではゆきません。

1回の治療でベストな結果を望むなら、
やはりQスイッチ・ルビーレーザーが第一選択になります。





上は、「Nexus(ネクサス)」を1回照射した後の状態です。

一度の照射でしみがきれいに取れたため、
自信を持って結婚式に望むことが出来たと大変喜んでいらっしゃいました。


当院ではカウンセリングの際に、
「他院でしみ治療をしているものの、なかなか消えない」という
お悩みを患者さんからいただく機会も多いです。

このような際には「使用するレーザーの種類を変えること」を
最初の改善案としてお伝えしています。

さらに言うと、レーザーは非常に繊細かつナーバスな機械ですので
「しっかりとメンテナンスされていること」が
しかるべきパフォーマンスを発揮するための必須条件です。

ルビーレーザーの事例となりますが、
メンテナンスを怠った機械だと6ヶ月で10~20%も出力低下が発生することが
経験上わかっているので、必ず定期的なメンテナンス・調整が必要となります。

照射時の設定は以前と同じ状態で打っているのに、
以前はうまく取れたはずのしみが何故か最近はさっぱり取れないというのは、
こういう理屈です。

そして、レーザーを発振するランプの消耗だけでなく、
レーザーを通すアーム部分の経年劣化にも注意が必要です。

このようにメンテナンス・調整の違いが結果を大きく左右するということは、
「同じレーザー機」を使って「同じ種類のしみ取り治療」をしても、
○○クリニックでは取れたけれども、△△クリニックでは取れなかった、
という結果にもつながるということです。

またレーザーを使った診療をしている中で非常に頭が痛いのが、
このメンテナンスにかなりのコストと時間がかかるという点です。

お金もさることながら、それ以上にメンテナンスにかかる所要時間が大変長く、
1台のマシンのメンテナンスで長い時には半日程度かかることもあります。

このような作業の際には、休診日などを活用して付き添いをしながら
メンテナンス対応が終わるのを待つしかありません。

レーザー治療で良い治療結果を出すためには、
ただ良い機械を買って導入するだけでは全くもって十分とは言えず、
こういったクリニック側の日々の努力が実はとても重要という裏事情も、
あわせて知っておいて頂ければ幸いです。

>当院のQスイッチ・ルビーレーザー詳細についてはこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:Qスイッチ・ルビーレーザー「Nexus(ネクサス)」によるしみ治療

費用:両頬1回 110,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:炎症後色素沈着、水疱形成、熱傷、瘢痕形成、色素脱失など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士