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電気分解によるほくろデザイン除去(ほくろを小さくする)

2022年10月03日(月) | カテゴリ: その他の美容皮膚科
美容外科で行う「ほくろの治療」というと、
ほくろを除去する治療を想像される方が多いかと思いますが、
実際にはそんなこともありません。

・ほくろを取るのではなく「大きさ」を小さくして欲しい
・ほくろを取るのではなく「高さ」を低くして欲しい
・ほくろを取るのではなく「色を」薄くして欲しい
・ほくろを取るのではなく「形」を整えて欲しい

など、単純にほくろを除去するのではなく
大きさや色など多様なリクエストを頂くことがしばしばあります。

開業当初にそのようなご要望を初めて頂いた時には
今までに聞いたこともない依頼だったため、一瞬お断りしようかとも思いました。

しかし、患者様のご相談に応えるべく何か方法がないかと思案し
治療法を開発していくうちに、おかげ様で口コミ等による患者様が増え、
現在は日本全国から「ほくろの形・大きさ・色を変えたい」としてご相談・施術に来られています。



当院では、このような施術を「ほくろデザイン除去」と名付けて治療を行っています。

ほくろデザイン除去では、手術によって形を整えたり小さくすることが多いですが
レーザーを使えば、黒い色味を薄くすることも出来ます。

また、どうしても手術は避けたいという際には
電気分解法でサイズを小さくすることも出来ますが、
こちらは若干ほくろの辺縁の形が不整となり乱れを生じることもあります。

以前このブログでも
手術によってほくろを小さくした症例をご紹介したこともありますが、
今回は、電気分解でほくろのサイズを小さくした症例をお見せします。
※過去にご紹介したほくろデザイン除去(手術)のブログはこちらです。



上は、ほくろのサイズ(大きさ)を小さくしたいというご希望でご相談に来られた34歳の女性です。

人前に立つ機会が多いご職業とのことで、大きなほくろが目立つので
治療したことがバレない程度にほくろを小さくしたいとのことでした。

通常ほくろを小さくする治療では、
再発しないように(ほくろが元の大きさに戻らないように)手術によって小さくすることが多いのですが、

今回の方の場合はほくろの位置が口元に近く、
術後に口や唇の動きによって傷跡がきれいに治らない可能性もあったため、
あえてほくろの周囲を削り取る電気分解法を行うこととなりました。


上が1ヶ月目の状態です。

冒頭でもお伝えした通り、電気分解によるほくろのデザイン除去治療は
手術と異なりわずかに辺縁の形に乱れが生じますが、今回の方については
術後の様子では円形にほぼ近い形に仕上がっているのではないかと思います。





とはいえ、術後1ヶ月目のため今の状態が最終結果とは言えません。

今後ほくろの周辺部から再発してくる可能性もあり、
その際には再発部を削り取ることで形を整えてゆくなどで対応しています。

電気分解によるほくろのデザイン除去治療では、
術後の再発の有無などによって治療が複数回に渡ることがあり、
その点がこの治療法のデメリットであると言えます。

ただし手術でサイズを小さくする方法と異なり、
周囲に新たな切開の傷跡が生じないというメリットがあります。

今回ご紹介したほくろデザイン除去はかなり特殊な治療で
他に行っているクリニックがほぼないこともあり、全国から問い合わせが来ております。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
>当院のほくろデザイン除去の詳細はこちら


なお当院では、昨今の情勢などにも考慮し
ご来院いただかずともお写真をもとにした症状の確認・診察を行っています。
こちらの相談フォームからお送りいただければ施術が可能かどうかなどを
院長の小松自身が確認し、具体的に返信させていただきます。
※画像をもとにした限られた診断となるため、
実際の診察結果によっては施術可否・施術方法に変更が入る可能性がある点はご了承ください。

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:ほくろデザイン除去(電気分解法) 費用:55,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、傷跡、再発、色素沈着、色素脱失、感染、肥厚性瘢痕、ケロイドなど
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士