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TOP/ ブログ/ 美容皮膚科/ その他の美容皮膚科/  脇の下の黒ずみ取り・著効例

2021.08.16

その他の美容皮膚科

脇の下の黒ずみ取り・著効例

当院では、脇の下の黒ずみ取りのリクエストを頂くことがしばしばあります。

黒ずみの色味が濃い場合、多汗症によって皮膚が慢性炎症を起こして
炎症後色素沈着を起こしている場合もありますので、
この場合はまず原因となる汗を止める治療から始めることが重要です。

このような場合、当院の治療手段は
他院よりバリエーションが多いといえるかもしれません。
主に以下の4つを使用して汗の問題を根本的に解決しています。
(複数併用もあります。)

・汗止めボトックス注射
・ミラドライ(マイクロ波によるアポクリン腺破壊)
・ソノペットによるアポクリン腺除去(超震動装置によるアポクリン腺除去)
・皮弁法手術(アポクリン腺剪除手術)

上記治療によって汗の量がある程度抑えられたら、
その次のステップとして黒or茶色の色味の治療に移ります。

色味については、主にレーザー治療を行いますが
こちらも2つの方法があり、

・Qスイッチヤグレーザー(レブライト)によるボディトーニング
・エルビウムヤグレーザー(SPダイナミス)による表皮の削り

を軸として治療を組み立てます。

Qスイッチヤグレーザーによる黒ずみの色抜きは
割とオーソドックスな方法ですが、今回よい結果が出ましたので御覧に入れます。





上は、21歳の女性です。
写真で分かるように、脇にかなりの濃い色素沈着が見られました。

この方の場合、多汗症を伴わない色素沈着でしたので
汗の治療をすることなく直で黒ずみに対する治療を開始しました。

Qスイッチヤグレーザー(レブライト)による照射治療を
月に1回ずつ、5回行いました。






上から順に、左脇の施術前・施術後です。







上から順に、右脇の施術前・施術後です。

脇の下の写真撮影ということもあり、
撮影アングルを施術前後で完全に統一するのが難しい部位ではありますが、
写真上これだけの差があるともはや、撮影条件や照明条件の違いというレベルを超えて
ハッキリと改善していると言っても良いでしょう。

※なお、今回はかなりの著効例として紹介しておりますので、
全例でこのレベルで改善するとまでは言い切れません。

また今回は、Qスイッチヤグレーザー(レブライト)とあわせて
飲み薬(一般的なシミ治療で使われるもの)とハイドロキノンの外用を
併用しましたが、それがこのようにハッキリと改善効果が得られた
キーポイントかもしれません。


当院には業界内でハイスペックとされる
レーザー類・照射機器が既に20台以上あり、
また今後もさらにどんどん増える予定です。

ただ、そんな中で最近思うのが、
いかに個々のレーザーの性能が優れていると言っても、
単純にその機械を使って、メーカーから与えられたプロトコール通りに
当てれば何でもうまくゆくということはまずないという点です。

必ず何らかの工夫やひねりは必要になって来ますし、
逆にそこが技術であり、うまくゆくポイントを自分で探る
作業・過程こそがレーザー治療の奥深さと言えます。

そして、セッティング(出力、パルス幅、Hz数, パス数、照射距離)や
ハンドピースの動かし方・照射間隔・スタック法などの工夫は当然必要ですが、
それにも増して大切なのは、補助的に用いられる外用薬や内服薬です。

特に内服薬は最も重要であり、今回のような色素沈着・しみ取りの他、
毛穴・クレーター治療、赤み・赤ら顔治療においても、内服薬なしで
レーザー治療単独で確実な結果を少ない治療回数で出すのは
かなり難しいと考えております。

たとえ優れたマシンを持っていたとしても、
その性能ばかりに頼るのではなく、
それと組み合わされる補助療法の重要性を最近痛感しています。
当院のボディトーニング詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:ボディトーニング/Qスイッチヤグレーザー(脇の下の黒ずみ取り) 費用:ボディトーニング:1回33,000円、しみ治療用内服セット:5,500円、ハイドロキノン:8,800円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:熱傷、色素沈着、水疱形成、白にきびの発生、色素脱失、肌荒れなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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