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斜鼻修正術(曲がった鼻を治す)

2021年06月07日(月) | カテゴリ: 美容外科, 鼻整形
当院は特に鼻整形専門クリニックというわけではありませんが、
クリニックのHPで症例をご覧になった方などから
沢山のご相談をいただいており、
ほぼ毎日のように鼻の手術を行っております。

鼻の整形は、当院の得意な分野の1つであるといえるでしょう。

鼻の整形の中でも多いのは、
鼻中隔延長、鼻尖縮小(鼻尖形成)、小鼻縮小、鼻柱延長といった
比較的オーソドックスな手術ですが、マイナーな手術も含めると
当院では現在、鼻整形だけで27種類のメニューがあり、
さらにその術式バリエーションは日々徐々に増えつつあり進化が止まりません。

そんな中で、先日は「曲がった鼻をまっすぐにしたい」というリクエストを頂き、
治療結果が上がってきましたのでブログにてご紹介いたします。


曲がった鼻を真っ直ぐにする術式は、「斜鼻修正術」と言います。
(「斜鼻」は「しゃび」と読みます)

ちなみに斜鼻修正術は、「どんな手術なのですか?」と質問されたとした場合に
具体的に「これこれ、こういうことを行うのが斜鼻修正です。」と
簡単に答えられないのが難しいところです。

鼻の曲がり方、曲がっている部位、その程度などには様々なケースがあり、
さらに曲がって見えるファクターは一つではなく複数混在しているため、
定型的な型どおりの手技に、ひとくくりにまとめることが出来ないからです。

斜鼻修正術においてよく行う手技としては、
鼻骨骨切り、鼻骨骨削り、
鼻スジ外側面の凹面への軟骨移植、
さらに、外側鼻軟骨が動けるようにしておいて片側に倒しこんだり、
鼻中隔軟骨をくり抜いて動きやすくしておいて左右に倒したり、
鼻先に軟骨移植することで鼻尖の方向を左右にずらして正中寄りに見せるなど…

ありとあらゆるテクニックを総合的に駆使して、
ストレートもしくはストレートに近い状態にもってゆくので
鼻整形の中では比較的難易度の高いものの1つです。

さらに、斜鼻は曲がった原因によっても難易度が変わってきます。

交通事故・物が当たった・転倒などといった外傷で、
比較的わかりやすく曲がっているタイプであれば治しやすいのですが、
(「く」の字に曲がっているのは比較的治しやすいです)

治すのが難しいのは

1.微妙にわずかに曲がっている。
2. 鼻の長軸が全体的に右か左に傾いて倒れている。

の2パターンです。





上は、外傷などの原因によらない、生まれつきの鼻の曲がりがあり
これを目立たなくして出来れば真っ直ぐにしたいとして
ご相談に来られた22歳の女性です。

微妙な曲がりですが、
よく見ると鼻スジの鼻根部分に当たっている白い光のスジを
上から下まで目で追ってみると、階段状にジグザグに
折れ曲がっているのがわかります。





上が術後約1ヶ月目の状態を示します。

オープンアプローチ(鼻柱皮膚切開あり)で、
鼻骨削りや凹面への耳介軟骨移植、軟骨切除、
鼻先の軟骨形成術などを組み合わせて
なんとか術前よりもストレートに近く見せています。

術前写真同様鼻スジの鼻根部分に当たっている
白いスジ状の光のラインに注目すると、
術前にラインがイレギュラーに曲がりくねっていたのが
術後直線に近くなったのが分かります。



厳密に言えばまだ完全に真っ直ぐになったとまでは言えませんが
基本的にノーマルでも完全に真っ直ぐな人はほぼいませんので、
このレベルであれば十分許容内であると言えるでしょう。
実際に結果には満足して頂けました。

鼻の曲がりに生まれつきのコンプレックスがある、
もしくは事故や転倒、喧嘩など、外傷が原因で
曲がった鼻の見栄えを何とか治したいというお悩みの方は
お気軽にご相談ください。

当院ではかなり時間を掛けて細かいところまで対応していますので、
きっとご期待に応えられるはずです。
当院の斜鼻修正術詳細はこちらです。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:斜鼻修正術 
費用:550,000円 ※鼻の状態にあわせ実施する手技が異なるため価格変動あり 
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、血腫、感染、左右非対称など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ





監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士