曲がった鼻を日帰り手術でまっすぐに。
曲がりの原因に応じて様々なテクニックを組み合わせます
鼻が曲がって見える原因には、様々な要因があります。
生まれつきであれ、後天性つまり外傷(けが)がもとであれ、以下のような原因が挙げられます。
・鼻骨が曲がっている。
・鼻骨のハンプ(でっぱり)が非対称。
・外側鼻軟骨が曲がっている。
・鼻翼軟骨が曲がっている。
・鼻中隔軟骨が曲がっている。
上記の要因が単独で存在することもありますが、多くのケースではいくつかの要素が少しずつ混ざって存在し、結果として鼻が曲がって見えます。
そのため、鼻骨の曲がりの部分にノミを入れて骨を人工的に骨折させて鼻骨の形を矯正したり、ハンプ(骨の出っ張り)があればそこを削ったり、鼻中隔軟骨の曲がりがあればその中をくり抜いて軟骨の可動性を高めつつ、糸を掛けて鼻中隔を曲がっている側からそうでない側に引き倒すようにして角度を矯正したりと、斜鼻の状況に合わせて複合技により矯正を行うことがほとんどです。
また、このような操作によっても鼻スジに湾曲によるわずかなへこみがまだ存在するような場合は、その部位に鼻中隔(ないし耳介)からの軟骨を移植するようにして、わずかなへこみによる陰を消したりするようなタッチアップ手技も加えることでよりクォリティの高い結果を得ます。
他の鼻手術と同様にいわゆる定型的な手技の部分もありますが、実際は術者の技量と裁量により結果にかなりの差が出る手技とも言えます。
本施術は基本的に局所麻酔で行いますが、傷みをできるだけ感じたくないという際には静脈麻酔や全身麻酔で施術を行うことも可能です。静脈麻酔の場合は、手術中に鼻の状態を確認することも可能です。
※「だんご鼻」「あぐら鼻」「にんにく鼻」など、鼻の名称としてよく使われる俗称について、それぞれの特長や治療法についてまとめてみましたので、あわせてこちらもご覧ください。