別フロアに輪郭外科・口腔外科を
新たに作る予定で現在準備を進めております。
開設は今年なかばを予定しています。
以前大塚美容形成外科に勤めていた際に一緒に働いていた
口腔外科の先生2名が我々の仲間に加わって下さることになり、
これからは美容外科医と口腔外科医のコラボによって
よりレベルの高い美容医療を目指してゆきます。
また顔面の骨切り手術は基本的に全身麻酔下で行うため
麻酔科医による術中サポートが欠かせませんが、
当院では既に4名のベテラン麻酔科医を確保しており
術中の麻酔管理体制も完璧です。
いずれも大塚美容形成外科時代からの繋がりのある先生と
その先生からご紹介頂いた先生方で信頼もでき、実に頼もしい面々です。
現在はまだ専用フロア開業前ではありますが、
骨切り手術のご相談もどんどん増えております。
先日はオトガイ骨切りと頰骨削りを同時に行いましたので
今回は症例写真とともにこちらをご覧にいれます。
![](https://mizuhoclinic.jp/wp-content/uploads/2022/01/111303.jpg)
![](https://mizuhoclinic.jp/wp-content/uploads/2022/01/333303.jpg)
上は、頰骨の突出感と顎(オトガイ)が後退していることを気にされて
当院にご相談に来られた24歳の女性です。
この方の顎は少し下方に長く、かつ後ろに後退しておりましたので、
オトガイ骨切り術によってオトガイ神経孔の下の骨を中抜きして、
前方にスライドさせる形で移動を行いました。
切開アプローチは下唇の内側を切る「下口腔前庭切開」ですので
顔の表面には傷跡は一切残りません。
また頰骨については、
この方の場合は顔の横幅は広くなかったので頰骨骨切りではなく、
口腔内アプローチによる頰骨体部削りと耳前部皮膚切開による頬骨弓削りで、
出っ張りを削って滑らかにするという手術を行っています。
いずれも、顔面の骨切り・骨削り系の手術としては
最も需要が多くオーソドックなものの一つです。
これらの骨切り・骨削り術の他に、需要の多いものとしては
エラ削り(下顎角部骨切り)や、下顎縁形成(Vライン形成)などもあります。
術前術後を比較します。
![](https://mizuhoclinic.jp/wp-content/uploads/2022/01/333303.jpg)
![](https://mizuhoclinic.jp/wp-content/uploads/2022/01/4440303.jpg)
上が術前、下が術後3ヶ月目の横から見た写真です。
達磨落としの要領で中抜きした骨の幅は6mmほどです。
フリーになった顎の先端を前方にスライドさせて移動させました。
(sliding genioplasty 略してSliding G スライディング・ジー )
今回は単純に前方にスライドさせましたが、
中抜きする骨の切除ラインを意図的に斜めに切って
顎の先端の向きを左右どちらかの方向に変えたり、
前ではなく後ろにスライドさせたり、
また横方向に少しずらしつつ後ろに下げるなど
細かいバリエーションが可能な手術のため、
患者様の骨格や希望にあわせて細かな微調整が可能です。
![](https://mizuhoclinic.jp/wp-content/uploads/2022/01/111303.jpg)
![](https://mizuhoclinic.jp/wp-content/uploads/2022/01/2222303.jpg)
そして、上が術前、下が術後3ヶ月目の状態です。
オレンジの矢印で示す部分が術前に突出感が強かった部位ですが、
平坦化して滑らかなオージーカーブを形成するに至っています。
今回は顔の幅自体を縮める目的ではなかったため
頰骨骨切り術は行いませんでしたが、
頬骨弓部分と頰骨体部をL字型に切断してはずして
動く状態にして内方転移させれば、
顔の横幅自体を横方向に短縮することも可能です。
骨切り術は腫れ・内出血が引くまでに1ヶ月程度掛かりますが、
皮膚・軟部組織の施術では得られないような効果が得られます。
顔の構造を根本から半永久的に変えたい際にはお勧めの手術です。
>頬骨骨切り・骨削り術詳細はこちら
>オトガイ(顎骨)骨切り術詳細はこちら
<本ブログの症例に関する情報>
施術名:オトガイ骨切り術、頰骨削り(体部+弓部) 費用:1540,000円(税込)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、知覚麻痺、顔面神経麻痺、左右非対称、口唇熱傷を含む顔面の熱傷、感染、骨壊死など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ