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頰骨削りとオトガイ(顎骨)骨切り術の症例

2022年01月25日(火) | カテゴリ: 美容外科, 小顔・輪郭整形(骨切り術)
現在、当院の入っているビルの
別フロアに輪郭外科・口腔外科を
新たに作る予定で現在準備を進めております。
開設は今年なかばを予定しています。

以前大塚美容形成外科に勤めていた際に一緒に働いていた
口腔外科の先生2名が我々の仲間に加わって下さることになり、
これからは美容外科医と口腔外科医のコラボによって
よりレベルの高い美容医療を目指してゆきます。

また顔面の骨切り手術は基本的に全身麻酔下で行うため
麻酔科医による術中サポートが欠かせませんが、
当院では既に4名のベテラン麻酔科医を確保しており
術中の麻酔管理体制も完璧です。

いずれも大塚美容形成外科時代からの繋がりのある先生と
その先生からご紹介頂いた先生方で信頼もでき、実に頼もしい面々です。

現在はまだ専用フロア開業前ではありますが、
骨切り手術のご相談もどんどん増えております。

先日はオトガイ骨切りと頰骨削りを同時に行いましたので
今回は症例写真とともにこちらをご覧にいれます。





上は、頰骨の突出感と顎(オトガイ)が後退していることを気にされて
当院にご相談に来られた24歳の女性です。

この方の顎は少し下方に長く、かつ後ろに後退しておりましたので、
オトガイ骨切り術によってオトガイ神経孔の下の骨を中抜きして、
前方にスライドさせる形で移動を行いました。

切開アプローチは下唇の内側を切る「下口腔前庭切開」ですので
顔の表面には傷跡は一切残りません。

また頰骨については、
この方の場合は顔の横幅は広くなかったので頰骨骨切りではなく、
口腔内アプローチによる頰骨体部削りと耳前部皮膚切開による頬骨弓削りで、
出っ張りを削って滑らかにするという手術を行っています。

いずれも、顔面の骨切り・骨削り系の手術としては
最も需要が多くオーソドックなものの一つです。

これらの骨切り・骨削り術の他に、需要の多いものとしては
エラ削り(下顎角部骨切り)や、下顎縁形成(Vライン形成)などもあります。

術前術後を比較します。





上が術前、下が術後3ヶ月目の横から見た写真です。

達磨落としの要領で中抜きした骨の幅は6mmほどです。

フリーになった顎の先端を前方にスライドさせて移動させました。
(sliding genioplasty 略してSliding G スライディング・ジー )
今回は単純に前方にスライドさせましたが、
中抜きする骨の切除ラインを意図的に斜めに切って
顎の先端の向きを左右どちらかの方向に変えたり、
前ではなく後ろにスライドさせたり、
また横方向に少しずらしつつ後ろに下げるなど
細かいバリエーションが可能な手術のため、
患者様の骨格や希望にあわせて細かな微調整が可能です。





そして、上が術前、下が術後3ヶ月目の状態です。

オレンジの矢印で示す部分が術前に突出感が強かった部位ですが、
平坦化して滑らかなオージーカーブを形成するに至っています。

今回は顔の幅自体を縮める目的ではなかったため
頰骨骨切り術は行いませんでしたが、
頬骨弓部分と頰骨体部をL字型に切断してはずして
動く状態にして内方転移させれば、
顔の横幅自体を横方向に短縮することも可能です。

骨切り術は腫れ・内出血が引くまでに1ヶ月程度掛かりますが、
皮膚・軟部組織の施術では得られないような効果が得られます。
顔の構造を根本から半永久的に変えたい際にはお勧めの手術です。
頬骨骨切り・骨削り術詳細はこちら
オトガイ(顎骨)骨切り術詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:オトガイ骨切り術、頰骨削り(体部+弓部)  費用:1540,000円(税込)
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、知覚麻痺、顔面神経麻痺、左右非対称、口唇熱傷を含む顔面の熱傷、感染、骨壊死など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ


監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士