当院では現在、おかげ様で小顔・Vライン形成をはじめとする輪郭形成術に関連するお問い合わせがかなり増えてきており、現在の4Fのフロアだけでは今後手術に対応しきれなくなることを想定し、この度新しく口腔外科専門医をお招きし、同ビル内の8Fに輪郭形成・口腔外科・歯科専用のクリニックフロアを開設する運びとなりました。
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そしてこの専用フロアのオープン時期が、いよいよ来月7月初旬にせまってきています。
すでに4Fの既存フロア(美容外科・美容皮膚科のフロア)でも輪郭骨切り手術を多数行っており症例はかなりの数に及んでおりますので、今回は、輪郭形成・口腔外科・歯科専用フロア開設にも関連するため小顔整形(骨切り術)の症例をご紹介したいと思います。
小顔整形(骨切り術)では、患者様の輪郭や脂肪の状態、さらに希望の仕上がりなどにあわせて適切な部位に適切な処置を行う手術ですが、その中でも1番人気の小顔整形術が、世に言ういわゆる「輪郭3点セット」です。
「輪郭3点セット」は、すでに小顔整形や骨切り手術を検討中の患者様の間では広く知られた施術名となっていますが、頬骨、おとがい(顎先)、エラの骨の3部位の骨を切ったり削ったりすることで顔面の土台構造から変化させ、根本的な部分から小顔を作り上げるという整形術です。
手術によって理想の小顔ラインに仕上げる際には、コピー機で縮小を掛けるように顔全体を縮小することはさすがに出来ませんので、骨のボリュームが多くて顔が大きく見える原因となっている部位にそれぞれ個別でアプローチして骨の量を減らすことで顔全体のサイズを小さくします。
そしてこの代表的なアプローチ部位が頬骨・おとがい(顎先)・エラ(下顎角)の3部位であり、この3箇所にアプローチする手術が「輪郭3点セット」と呼ばれており、小顔整形においてゴールドスタンダードとも言える最も有効な手技と言えるでしょう。
今回は、厳密には輪郭3点ではないものの、それに近しい小顔3点セットとして「頬骨」「おとがい(あご先)」「フェイスライン(下顎下縁)」にアプローチを下症例をご紹介したいと思います。
上は、顔全体のボリュームを小さくして小顔にすると同時に、フェイスライン(顔の輪郭)を滑らかに整えたいということでご相談に来られた25歳の女性です。
診察とカウンセリングの結果、頬骨とあご先、さらにフェイスライン(あご先~エラ)の部分をシャープにすることで小顔効果が期待できると判断し、以下施術を行うこととしました。
・頬骨骨削り術(頬骨)
・おとがい短縮術(顎先)
・下顎下縁切除(顎先~エラのライン)
・下顎骨外板削合術(下顎骨側面)
なお今回の方は、エラ(下顎角)部分に骨格の張り出しは認められなかったので、エラ骨切り術は行っておりません。
手術ではもみあげの中の皮膚と上顎の口腔内粘膜、さらに下顎の口腔内粘膜の3箇所を切って各部位にアプローチしますが、いずれも口の中か、毛の生えている部位のため傷跡はほぼ目立ちません。
まずは正面の状態で、術前と術後1ヶ月目を比較してみます。
上が術前、下が術後です。
顔の縦幅・横幅ともに減少し、全体的に顔がかなり小さくなったように見えるのではないでしょうか。
実は最近、他院での複合的な輪郭整形によって下顔面が極端に細く尖り過ぎてしまい、「宇宙人」(患者さん談)のような不自然な仕上がりになってしまったというご相談をいただくことが増えていますが、当院では、特にナチュラルな仕上がりにこだわっていることがこの写真からお分かりいただけるかと思います。
小顔整形においては、「小さくなればなるほど良い」というわけではなく、あくまで「小さい」そして「美しい」という考えが最重要テーマであると考えており、当院の小顔整形術ではこの点を追求した仕上がりを徹底しています。
続いて各パーツの変化をもう少し細かく見てみましょう。
下は頬骨の変化になります。
1枚目が術前で、2枚目が術後1ヶ月目の状態です。
この方の場合は、頬骨が横に突出しており顔の横幅が部分的に広く見えたこと、また頬骨の突出の頂点が上方に寄り過ぎてフェイスラインが骨張ったゴツゴツ感が出ていたため、この部分の頬骨を削って滑らかにし、横顔(斜め)で見た際にスムーズなオージーカーブ(Ogee curve)が出るように調整を行いました。
術前のフェイスラインが面長だったため頬骨は骨削り術で施術を行いましたが、顔の横幅が全体的に広い状態(いわゆる四角い顔や丸い顔)の場合は頬骨は「削り」だけでなく頬骨弓(側面)と頬骨体部(前面)の骨を切って頬骨を内側に転位させてプレートとネジで固定し、前方から見た際に顔の横幅が細く見えるような施術を行います。
そして、最後は横から見た顎先(おとがい)の変化です。
上が術前、下が術後1か月目です。
術前の写真では、横から見た際に顎が前方に長くしゃくれており、おとがい(顎先)が前方に出ている状態でした。そのため本症例では、おとがい骨をおとがい神経の出口下で2ラインの水平骨切りによって中抜きし、上下方向に縮めています。
今回は最大幅で8mmの切除を行い短縮し、さらに顎のしゃくれを改善するために切断したおとがいの先を後方に後退させてプレートとネジで骨を固定して切った骨同士を接合させています。この操作によって、しゃくれ感とおとがいの縦方向の長さを同時に改善することが可能になります。
今回の小顔整形術では、私 小松が頬骨の骨削り術を担当し、おとがい骨短縮と下顎下縁切除については当院歯科・口腔外科院長である西田医師が施術を行い、二科合作としてこのような手術結果を得ています。
そして本症例のような手法が、私が現在考えている「美容外科医と口腔外科医のコラボレーション」によって最良の結果を出す【より先鋭的で、より総合的な美容医療】の典型的パターンの1つの例だと考えております。
今回の症例に限らず、美容医療と口腔外科分野は様々な組み合わせ治療が考えられます。みずほクリニックでは、この度新しく口腔外科専門医である西田院長を迎え、今以上により幅広く、より満足度が高い施術をご提供していけることでしょう。皆様、どうぞご期待ください。
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本ブログの症例に関する情報
施術名:頬骨削り(体部・弓部)、おとがい形成術 ・下顎下縁形成(底部・体部) 費用:2,200,000円(モニター価格2,090,000円) 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、おとがい神経麻痺、顔面神経麻痺、傷跡、肥厚性瘢痕、ケロイド、眼窩下神経麻痺、知覚麻痺など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
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