
当院のボディにおける脂肪吸引では、ベイザー(超音波吸引)とアキーセル(高周波振動)を組み合わせた形で施術を行うことが多いです。昔ながらのシリンジ(注射筒)のみで脂肪を除去する方法と比較すると脂肪をより多くしっかりと取れる上に、滑らかでデコボコのない美しいラインに仕上げることができるため、私自身がこの方法を好んでいることもありますし実際に患者様からのご希望が多いこともあり、この組み合わせで多くの脂肪吸引を行っています。
ボディの脂肪吸引で患者様からのリクエストが多い部位には二の腕、腹部、側腹部(ウエスト)、腰、大腿(太もも)などが挙げられます。いずれの部位も変化が出やすいため当院でもお勧めとしている部位ですが、もともと痩せている方の場合については、事前の診察で希望部位の状態を確認した上で、変化があまり出ないと判断した際にはその旨をお伝えしてお断りするケースもあります。
…そんな中で、痩せている方であってもほぼ全員の方で脂肪吸引の効果が得られるという部位が、「腰の上」の脂肪です。この部位の脂肪を取ると、いわゆるメリハリのある(=出るところが出ていて引っ込んでいるところは引っ込んでいる)ボディラインを作ることが可能です。今回は、痩せ型の女性における腰部の脂肪吸引の症例をご紹介したいと思います。

上は、腰の上に乗っかった贅肉を取りたいとご相談に来られた30代の女性です。写真でもお分かりになるかと思いますが、決して肥満体型というわけではなく、身長163cm, 体重54kg BMI 20.3と、むしろ比較的痩せ型の方でした。事前の診察でお話を伺った際も、ボディラインにおいて特別に脂肪過多で突出して見える箇所はなかったのですが、ご本人としては腰の上の脂肪を取りたいとのことでしたので、ベイザー・アキーセルによる脂肪吸引を行うこととしました。

脂肪吸引を行うターゲット部位をマーキングしたデザインの様子です。
脂肪吸引というと大がかりな手術を想像される方もおられるかもしれませんが、腰部の脂肪吸引は麻酔を効かせる時間も含めても両側1時間程度で終了する施術です。当院にご来院いただいてからお会計がお済みになるまでの滞在時間も、2時間もかからない程度となることが多いです。
早速ですが術前後の変化を見てみましょう。術後は1か月目の様子です。

腰の横側に「くびれ」となる美しいS字カーブができるように調整をしながら腰部の脂肪を吸引したことで、術前と比較してメリハリのあるボディラインになっているかと思います。これくらいの差が出れば、洋服を着た状態であっても美しいボディラインであると分かるような状態になるでしょう。
痩せ型の方であっても、ウエスト部分は非常にはっきりと効果が出やすい部位となりますので、メリハリのあるボディラインにしたい・S字カーブの曲線を作りたいという際にはぜひご検討いただければと思います。
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本ブログの症例に関する情報
治療名:脂肪吸引(腰部/ベイザー・アキーセル使用) 費用:2部位 308,000円(1部位 154,000円) リスク、副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、知覚麻痺、左右差、皮膚面の凹凸、しわの発生、色素沈着など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら