オンラインカウンセリング(診療)実施中
(手術・顔の脂肪吸引)

土日祝も受付

03-3987-1161

受付時間/10時~19時(完全予約制)
夜間診療枠 20~21時(診察・相談のみ)

みずほクリニック院長ブログ
blog
TOP/ ブログ/ 美容外科/ 鼻整形/  鼻スジを高くする隆鼻術で失敗しないコツ|挿入物の選び方&併用手術の有無について

2026.03.31

鼻整形

鼻スジを高くする隆鼻術で失敗しないコツ|挿入物の選び方&併用手術の有無について

プロテーゼによる鼻整形の症例写真

前回のブログでは、【鼻先に高さを出す際には「肋軟骨」と「耳介軟骨」のどちらが良いか?】という点について当院の考えをお伝えしましたが、今回は【鼻スジを高くする隆鼻術】について私なりの考えをまとめてみたいと思います。関連する症例もご紹介しておりますので、鼻スジを高くする治療法についてお悩みの方は是非参考にしてみてください。
>前回のブログはこちら【耳介軟骨で鼻先にしっかりと高さを出す(鼻中隔延長術)】

現在、隆鼻術における移植物の主流は以下の2つになります。

①自家組織(耳介軟骨・肋軟骨・真皮・側頭筋膜など)
②シリコンプロテーゼ

シリコンプロテーゼのような人工物がよいか、それともご自身の組織を活用する自家組織移植が良いか、という点については術者によって考え方が大きく異なりますが、さらに鼻スジの場合、「患者様ご自身の希望」も比較的はっきりしているケースが多く、「人工物は入れたくない」「手軽なプロテーゼで鼻スジを高くしたい」などのご希望を診察の際にはっきりと頂くことも多いです。

鼻先同様に鼻スジを高くする際にも、①自家組織 ②シリコンプロテーゼ においてどちらが正解ということはありませんが、私個人としては、シリコンプロテーゼによる施術のほうが有利な面がかなり多いと感じており、メリットには以下が挙げられると考えております。

【プロテーゼ挿入による隆鼻術のメリット】
1.デザイン面
〇微調整がしやすい(高さ・カーブ調整が施術中であっても容易に可能)
〇鼻筋が曲がることがない(ただし挿入時にまっすぐにポケットを造っていることが前提)
〇施術部位(鼻スジ)以外の箇所には一切傷を作らない
〇施術費用がリーズナブル
2.その他
〇何かあった際に修正・入れ替えが容易
〇身体の他の部分に傷がつかない
〇手術時間が短時間で済む

他にも色々ありますが、上に記載した通りプロテーゼは特に「デザイン」において有利な点が多いため、「仕上がり」を重視するならプロテーゼ一択ではないかと思います。
対して自家組織を使用した際のメリットには以下が挙げられます。

【自家組織挿入による隆鼻術のメリット】
〇人工物を挿入しないため異物反応が少ない
〇感染リスクが少ない
〇レントゲンに映らない

人工物を使用せずに自然な仕上がりを希望される方にとってはメリットがあるものの、術者の立場からすると以下のようなデメリットがあるため、当院の場合は患者様からご希望をいただかない限り積極的にこちらから自家組織移植のご案内をするということはあまりありません。

【自家組織移植による隆鼻術のデメリット】
〇調整可能な高さ・幅に限界がある(採取した組織の大きさに左右される)
〇形・厚みの調整がそもそも難しい素材もある(側頭筋膜+耳介軟骨移植など)
〇術後に高さが減ってイメージが次第に変わる(移植組織が吸収される)
〇費用が高くなる
〇別の部位にも傷ができる
〇手術時間が長くなる

では「プロテーゼのデメリットは?」という際に、多くの方が想像されるのが以下になるかと思いますが、

【プロテーゼ挿入による隆鼻術のデメリット】
〇加齢で皮膚が薄くなった際に形が浮き出る?
〇経年劣化によって石灰化して硬くなる?
〇異物を挿入するため将来的な感染リスクがある
〇レントゲンに写り込む

これらのうち冒頭の2つ(「?」を付けたもの)については、私からすると「都市伝説」とでも言いますか、「実際に起きることはほぼあり得ないレベルの失敗症例」だと感じています。…この点については、もう少し詳しく解説させていただきます。

1つ目の「加齢で形が浮き出るか?」という点については、プロテーゼを正しいレイヤー(層)である骨膜下に挿入すれば、浮き出るといったことはまずありません。形が浮き出るようなトラブルが起きるのは、術者が間違って皮下の浅いレイヤー(層)に挿入した場合や、無理に鼻スジに高さを出そうとして厚みのあるプロテーゼを挿入した場合に限られます。

2つ目の「プロテーゼの石灰化」については、たしかに「数十年前に他院で入れたプロテーゼを抜去したい」という他院修正の相談で行った施術で石灰化した古いプロテーゼを見ることが稀にありますが、医療技術が進化してプロテーゼの材質が以前よりも良いものになったこともあり、最近ではそのような状態を見ることはほとんどありません。もしかすると、新素材のプロテーゼもこれから長い年月をかけて石灰化していくのかもしれませんが、仮に石灰化が見られたからと言っても、何か鼻スジに問題があるかというと実際にはそんなこともなく、プロテーゼ周辺の組織がわずかに硬くなる程度です。石灰化しても鼻筋の高さ・ラインなどに変化はなく、またプロテーゼが左右に動いてしまうといったトラブルになることもほとんどありません。(もしこれが鼻先であれば、鼻先は本来上下左右に動く「稼働部位」のため、石灰化したら逆に問題になるでしょうが…)
美容外科の学会等の発表で、「シリコンプロテーゼは長期経過すると石灰化するので、私は好んで自家組織を使っています。(キリッ)」という演者の先生の意見を聞くたびに、石灰化って果たしてそんなに問題なのだろうか? と疑問に思ったことが何度もありますが、仮に皮下で石灰化したとしても外から見て分かるものではない(基本的に高さ・ラインに変化が出ることはない)ですし、石灰化することで身体に何か悪影響が出るということもないので、私的には特段問題ないように感じています。
もし、石灰化がかなり進行して鼻スジがザラザラするなど皮膚の感触にも変化が生じたり、皮膚表面が硬くなった場合には対処が必要になるかと思いますが、実際にこのような状態にまで症状まで進んだものは、30年以上美容外科医として多くの患者様に対峙してきておりますがほとんど見たことはありません。

…話をもとに戻します。

プロテーゼは自家組織移植よりもデザインしやすいという特徴があるため、「仕上がり(見た目)」にこだわりたいならプロテーゼがお勧めであるとお伝えしましたが、逆に自家組織を使用するとどうして仕上がり(見た目)を美しくできないのか?という点についても補足させていただきます。


【自家組織移植による隆鼻術のデザイン上の限界】
〇素材によっては高さ、カーブ、ラインなどのデザインの微調整がしづらい。
〇肋軟骨の場合Warping現象による数年後曲がるリスクがある。
〇素材によっては、鼻スジが硬くなる。
〇筋膜など軟組織の素材を使った場合に、鼻スジに幅が出て太くなることがある。
〇取り出しが必要になった場合、周囲組織と癒着していることがあるので抜去が容易ではない
(皮膚面に凹凸が残ってしまうことがある。)

思いつくものをざっと書き出しましたが、どちらかと言えば割と致命傷というか、再手術にまでなりそうな可能性のある問題が、むしろプロテーゼよりも多いように感じます。患者様から強いご希望があった際には自家組織移植でもちろん対応させていただきますが、上に記載したようなリスクを鑑みると、私から積極的にこの方法をお勧めすることは今後もやはりないと改めて感じております。


最後に、当院で行ったプロテーゼ挿入による隆鼻術の症例をご紹介したいと思います。

実は、プロテーゼ・自家組織どちらの手法であっても、鼻スジを高くする施術を行った後に起こりやすいトラブルの一つに【鼻スジを高くしたら鼻先が以前よりも潰れて見える】というものがあります。

これは鼻スジを今までよりも高くしたことで、高さ調整をしていない鼻先が相対的に低く見えるようになったことが原因です。実際は、施術によって鼻先が低くなった訳ではなく「目の錯覚」で鼻先が低く見えるようになったということなので施術によるトラブル・失敗とは100%言えないのかもしれないですが、外来の現場では実際にこのような他院修正のご相談を頂くことが多くあります。診察で実際に鼻先の状態を拝見すると、まるで「絶壁」のようにストーンとまっすぐな状態になっており、鼻先が低く見える上に不自然なラインとなり、「いかにも整形をしました」という感じが否めません。それゆえ当院では、鼻スジを高くする隆鼻術をご希望の患者様には、同時に鼻先を高くするために鼻中隔延長か鼻尖耳介軟骨移植を合わせてお勧めしています。今回は、プロテーゼ挿入と鼻中隔延長で鼻スジから鼻先を全体的に高くした症例ご紹介です。


隆鼻術の症例写真

上は、鼻スジに高さを出したいとご相談に来られた19歳の女性です。術後に鼻先が相対的に低く見えるリスクは避けたいとのことでしたので、上記の理由からプロテーゼ挿入と同時に鼻中隔延長術も行うこととなりました。早速術前後の変化を見てみましょう。


プロテーゼの症例写真

術後は3ヶ月目の様子です。鼻スジがしっかり高くなっているのはもちろん、鼻先にも高さを追加したことで鼻全体のバランス・調和が取れた美しいラインになっているのではないかと思います。

「プロテーゼだと不自然に見えるのでは?」「いかにも整形しました!という鼻になるのでは?」という心配の声を患者様から頂くこともありますが、鼻スジに挿入する前に丁寧にプロテーゼの形やサイズを整えることで、このようにごく自然な鼻スジに仕上げることが可能です。

ちなみにプロテーゼの施術では、手術の度に医師が一人ひとりの鼻の形やラインにあわせてプロテーゼをメスで削って調整した上で皮下に挿入するのですが、医師によってプロテーゼ加工にかける時間がかなり違っているのも興味深いところです。中には5分程度で終わるケースもあるようですが、ラインの自然さ・滑らかさを意識して形・サイズを調整すると、優に15分以上は掛かるもののではないのかなとも感じます。


今回のブログでは、プロテーゼと自家軟骨移植による隆鼻術のメリット・デメリットをお伝えすると同時に、この点に関する私なりの考えをまとめてみました。異物を使用するよりも自家組織を使用するほうが何かとメリットが大きいように言われる風潮が高まっておりますが、以前と違って医療素材の質・安全性が向上していることもあり、素材由来のトラブル・失敗はかなり減少していると感じています。それなのに現在においてもプロテーゼ挿入による隆鼻術でトラブルや他院修正の相談が絶えないのは、決して「素材」のせいではなく「術者」の技術力や解剖学の知見の欠如にあるのではないかと私は考えています。プロテーゼ(シリコン素材)を使った施術は現在においてもやはり推奨に値する治療法であることが、今回のブログを通して少しでも伝わっていればと思います。
>プロテーゼ挿入術(隆鼻術)詳細はこちら
>鼻中隔延長術の詳細はこちら

本ブログの症例に関する情報

治療名:鼻プロテーゼ(鼻スジ)+鼻中隔延長術/オープン法(鼻先) 費用:鼻プロテーゼ 220,000円、鼻中隔延長術(オープン法) 330,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、左右差、皮膚面の凹凸、色素沈着、傷跡、肥厚性瘢痕、ケロイドなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

Instagram

【小顔整形】症例解説アカウントはこちら

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本専門医機構認定 形成外科専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

CONTACT

ご予約・ご相談

土日祝も受付

03-3987-1161

受付時間/10時~19時(完全予約制)
夜間診療枠 20~21時(診察・相談のみ)

ACCESS

池袋の美容皮膚科・美容外科ならみずほクリニック

〒171-0014
東京都豊島区池袋2-2-1ウイックスビル4階
各線「池袋駅」西口C6出口徒歩1分

TEL.03-3987-1161
年中無休 10時~19時(完全予約制)
/夜間診療枠 20~21時(診察・相談のみ)

無料
相談
電話
予約
LINE
予約
Web
予約