
先週のブログ記事では「表ハムラ法(皮膚切開あり)による目の下のたるみ取り」の症例について解説しましたが、この点についてもう少しだけ解説を付け加えさせていただきます。
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仕上がり重視の方におすすめ!目の下のたるみ取り(表ハムラ法)
表ハムラ法や皮膚切除法といった、目の下の皮膚を「物理的に切り取る」下瞼のたるみ取り治療については、しわ・たるみが改善するだけではなく「目の下のクマ(色グマ)」にも一定の効果があるというメリットがあります。今回は、皮膚切除法で目元の色グマを改善した症例をご紹介すると同時に、「皮膚を切ることで何故クマが治るのか?」という点について、私の見解を簡単ですがお伝えしたいと思います。
まず下瞼の皮膚切除によって目の下の色グマが改善する理由については、大きく分けて以下3つが関係していると考えています。
1. 皮膚を切除したことで、色のついた皮膚(クマ)の面積が減少した
2. 皮膚を引き締めたことで、下瞼の血流が促進されてクマが薄くなった
3. 色素沈着していた部分の皮膚が引き延ばされたことで濃く見えていた色味が薄くなった
2ついては血行不良が原因で生じる色グマ(青グマ・赤グマなど)が対象となり、茶グマや黒系のクマの場合はあまり関係がないのですが、これについては下瞼のたるみを引き締めたことで、滞っていた血液やリンパの流れがスムーズになることで改善されるようなイメージです。茶グマ・黒クマについては、1+3の要素が大きいということになります。
目の下のクマは症状(色味など)が様々な分だけ原因も多岐にわたるため、どの症状にも対応できるマルチな治療法というものはないのですが、コラーゲン産生促進もしくはメラニン産生抑制作用でクマを目立たなくするレーザー治療をはじめ、光治療、ケミカルピーリング、注入術や外用・内服薬で治療を行うことが多いです。そのような中で今回は、色グマ治療として「皮膚切除を伴う下瞼のしわ・たるみ治療」を行った症例についてご紹介したいと思います。

上は、下瞼のたるみを改善したいとご相談に来られた38歳の男性です。この方はまだ年齢的にお若いということもあり、目袋(下瞼の脂肪の突出)や瞼頬溝(けんきょうこう/下瞼から頬の中央にかけて斜めに入る溝。ゴルゴラインの一部)によるクマ(=加齢によって皮下組織が下垂することで生じる凹みクマ・影グマ)がほぼなかったため、表ハムラ法ではなく皮膚切除法(単純な皮膚切除+眼輪筋の外側上方への吊り上げ術)で充分に改善できると考えました。術前後の変化を見てみましょう。

術後は3ヶ月目の様子です。まだ下瞼の切開ラインにわずかな赤みを認めますが、この段階で傷跡・腫れはほぼ引いており、完成形に近い状態です。本人が気にしていた下瞼のしわ・たるみが改善されただけではなく、術前にあった目の下の黒・茶色系の皮膚の色味(クマ)もかなり薄くなっているのがお分かりいただけるのではないでしょうか。術前後の写真を見比べると、術後は目元も雰囲気がパッと明るくなったようにも見えます。
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【2026.4.16 追記】
ちょうど先日、術後3年経過したタイミングでたまたま当院にご来院される機会がありましたので、近影についても撮影させていただきました。皮膚切除を行ってから3年が経過しておりますが、たるみ・クマいずれも再発することもなく綺麗な状態を保っています。ハリ・ツヤ感もほぼ変わらずに維持できているのではないでしょうか。

皮膚切除を伴うたるみ治療は傷跡が目立つのでは?と躊躇される方もおられますが、当院であれば、今回の方のように3ヵ月前後でほぼ目立たない状態になることがほとんどです。また切開は下瞼のキワ部分にて行うため、傷跡が出来ている期間についても下瞼の生え際に隠れてしまいそれほど目立つこともありません。皮膚切開を伴う術式であれば今回の方のように目の下のしわ・たるみを改善するだけではなく「色グマ改善効果」も同時に得られるという特徴があり、これは粘膜切開(裏ハムラ法など)では得られない効果です。目元の全体的な若返りを希望されるような方については、皮膚切開法のほうがメリットが大きいと言えるでしょう。しわ・たるみはそれほど気にならないという若い方についても、色グマ治療としてこの治療法を選択してみてもよいかもしれません。
>目の下のたるみ取り(皮膚切除法)の詳細はこちら
本ブログの症例に関する情報
治療名:目の下のたるみ取り(皮膚切除法) 費用:440,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、血腫、感染、外反、兎眼、傷跡、左右差、知覚麻痺、複視など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
Doctor
院長・監修者情報
みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本専門医機構認定 形成外科専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら
