上まぶたのたるみに関するご相談は、日常診療の中でも件数が多いものの一つです。
この部分のたるみを取る方法には「切らないたるみ取り(二重埋没法の応用)」や「皮膚切除法」などがありますが、この方法だと人によっては術後に上まぶたの皮膚に厚みが出てしまい、肉の「乗っかり感」が強調された仕上がりになってしまうことがあります。
上まぶたの皮膚は睫毛に近づくほど皮膚は薄くなり、逆に眉毛に近づくほど厚みが増していきます。そのため皮膚切除法で二重ラインの上の皮膚を取ってしまうと、もともと皮膚に厚みがある方の場合、より厚みのある皮膚が上から降りてくることになります。それゆえ、術後にまぶたの厚みが強調されてしまうのは原理上やむを得ません。
また、切らないたるみ取り(埋没法の応用)の場合も、二重の上方(=皮膚に厚みのある個所)で折り込みを作りタッキングによってたるみを取る施術のため、術後にまぶたの厚みが強調されてしまうことがあります。
そしてこういった「上まぶたの皮膚の厚み問題」を回避する手段には眉回りや前額に着目した方法として以下の3つが挙げられます。
・眉下切開
・眉上切開
・前額リフト
いずれも、上まぶたの皮膚の厚みを軽減しながらたるみを除去する方法です。見た目の自然さという意味でも、上まぶたそのものへ操作する手術に比べると、よりナチュラルな仕上がりとなることが多いです。
さらにこれらの施術は、上まぶたに直接操作する手術と比較してダウンタイムが少ないという点もポイントです。いずれもダウンタイムは、ごくごく軽微な腫れがひくのに2週間程度で、傷跡は目立たなくなるまでに3~6ヶ月程度を要しますが、傷跡は眉毛のそばにできるので、眉を描くなどでカモフラージュが充分可能です。
具体的なイメージをつかんで頂くために、症例を見てみましょう。
上は、上まぶたのたるみを改善したいとご相談に来られた45歳の女性です。年齢が進むとまぶたの外側から皮膚が覆いかぶさってくるため、今回の方のように目が「ハの字」の形状になってくることが多いです。
まぶたに皮膚の乗っかり感を出さずに、出来るだけ自然な形で仕上がるようにというご希望だったため、今回は眉下切開を行うこととなりました。術前後の変化を見てみましょう。
術後は3ヶ月目の様子です。まだ眉下にほんのりと赤い線が見えますが、メイクで隠せるレベルです。この赤みが消えるのは、あと3ヶ月程度と予想します。
上まぶたのたるみが上方に引き上げられたことで、まぶた外側の狭く潰れていた二重ラインが、しっかりと見えるようになり、目元がすっきりした印象になっています。また術前は直線的な二重ラインでしたが、術後はまぶたの被さりがなくなったことで、丸く滑らかなアーチ型に変化しています。
余談ですが、今回の方は上まぶた(特に左目)にくぼみも見られ、これもまた目元の老け感の要因の一つとなりますが、このくぼみはヒアルロン酸注入か、脂肪注入で改善することができます。こちらも行えば目元がさらに若返った印象になりますが、今回は希望されませんでしたのでこちらは行っておりません。
>上まぶたのくぼみ取り(ヒアルロン酸注入)の詳細はこちら
上瞼まぶたのかぶさりを取る方法にはいくつかのバリエーションがありますが、眉下切開は比較的良い結果になることが多いです。たるみが進んでいて、目尻側まで皮膚のかぶさりが生じている際には、眉下切開とあわせてこめかみリフトを行うとより若々しい雰囲気になります。目尻切開とこめかみリフトのコンビ手術は、当院では50代以上の女性でよく行っています。
>こめかみリフトの詳細はこちら
眉下切開はダウンタイムが比較的短く、30分程度で終わる施術です。上まぶたのたるみ取りとして多くの方にお勧めしたい方法ですが、もし切開系の手術は避けたいという際には、サーマクールアイ、フラクショナルレーザー、ペレヴェ(高周波)といった機械施術でも上まぶたの皮膚を引き締めることが可能です。これらはダウンタイムがほぼない施術ですので、より受けやすいと思います。
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本ブログの症例に関する情報
治療名:眉下切 費用:220,000円 リスク・副作用:腫れ、内出血、感染、出血、血腫、傷跡、凹凸、色素沈着、左右差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。
