03-3987-1161あざ治療
当院ではあざの治療に力を入れています。
しみと間違うケースも多く専門医の診察をお勧めします。
あざには、「先天性」つまり生まれつきあるものと、「後天性」もしくは「遅発性」つまり成長の過程で生じてくるものがあります。
メラニン色素の異常によるあざは、一般に茶あざ、青あざ、黒あざなどと呼ばれ、扁平母斑、太田母斑、母斑細胞性母斑（色素性母斑）などが含まれます。「母斑」とはあざを意味する正式な医学名称です。
一方、血管系の異常によるあざは、俗に赤あざと呼ばれ単純性血管腫、苺状血管腫、海綿状血管腫などがあります。ご相談を受けるあざのうち、顔にあるものが8割程度ですが、体幹や四肢にあるものについても治療を行っております。
あざの治療は、現在レーザー照射ないし光治療が主流です。
当院で扱うあざの種類としては、主に以下の8つです。
これらの8つのあざは最も一般的に多く見られるものであり、あざと言われるもののほとんどをカバーしています。しかし、これら代表的なあざのグループに属さない、よりマイナーなあざ（表皮母斑、脂腺母斑など）についても取り扱っており、大概のケースには対応可能ですのでご相談下さい。
また、普段外来でしみとしてご相談を受けるもののうちの何割かは、実はしみではなくあざであることがかなりあります。これらに対してレーザートーニングやフォトフェイシャルを延々と照射し続けても改善する見込みはまずありません。メラニン系のあざに対しては、それ専用のレーザー（Ｑスイッチレーザー）による治療のみが有効です。薄いADMや、複数のADMが癒合して固まっているケース、扁平母斑などはよくしみと誤診されていることがあるので要注意です。
レーザートーニングやフォトフェイシャルの施術を何回も受けているのに抜けないしみがある場合、実は後天性もしくは先天性のあざである可能性を一度は疑ってみる必要があります。
それぞれに対する当院の治療方法を要約すると
- 茶あざ
- Qスイッチ・ルビーレーザーによる照射治療
- 赤あざ
- 光治療機/IPLによる照射治療
- 黒あざ
- 切除縫合手術（連続切除or 単回切除）、Qスイッチ・ルビーレーザーによる照射治療、
炭酸ガスレーザー/グラインダー/メスなどによる削り取り治療 - 青あざ
- Ｑスイッチ・ルビーレーザーによる照射治療
となります。
施術情報
もっと知りたい方はこちら
あざ治療における保険適応について
上記のあざ治療のうち、保険の効くものは茶あざのQスイッチ・ルビーレーザー照射治療、黒あざの切除縫合手術、青あざのQスイッチ・ルビーレーザー照射治療です。それ以外のものについては、自由診療となります。
照射時の痛み対策
あざの治療目的で照射するレーザーは、しみ治療に使用するパワーよりも強いパワーを必要とすることが多いため、ある程度痛みを伴います。
少しでも痛みを少なく快適に治療を受けて頂くために、テープ麻酔、クリーム麻酔、局所麻酔注射、ブロック注射麻酔などを組み合わせて痛みを感じにくくして照射しますのでご安心ください。
ダウンタイムについて
レーザー照射については、基本的にかさぶたが生じ7日から10日で剥がれ落ちます。その後、照射した部位が赤みを帯びたり、1ヶ月目をピークとして炎症後の色素沈着現象が見られますが3ヶ月から6ヶ月以内には治療により生じた色味は薄くなってゆきます。
また、赤あざに対する光治療については、かさぶたが生ずる場合と生じない場合があり、一時的に水疱（水ぶくれ）を生じることもありますが、やはり7日から10日ほどで落ち着きます。切除縫合手術の抜糸は、7日から2週間です。
黒あざの削り取り治療の場合、新たな皮膚が再生するまで平均約2週間程度を要します。
あざ治療後のアフターケアについて
レーザー照射をした部位に、ワセリン系の軟膏を塗布してテープを貼ることもありますが、照射部位の数が多い場合や顔のあざの場合にはテープは必ずしも必要ありません。照射部位に施術直後からを直接塗布してカサブタをカバーするカバー剤のご用意があります。（資生堂のドクターコスメNavisionシリーズのスポッツカバーを使用します。）テープを使用するにせよ、カバー剤を使用するにせよ治療の翌日から、洗顔・メイクが可能です。 但し、黒あざのようにあざを皮膚ごと削り取るタイプの治療だけは軟膏処置とガーゼの貼付が必要です。
治療の回数について
あざのタイプにより異なります。
また、このタイプのあざでは何回などと決まっているものでもありません。さらに、ある程度薄くなった所で満足頂ければ少ない回数で済みますが、出来るだけ周囲の正常皮膚の色に近づけたいということであればそれだけ治療回数がかかります。
つまりレーザー・光に対するあざの反応性に加えて、患者様のご要望がどのレベルにあるかということでも回数は変わってきます。1回の照射で取り切れることのあるものもありますが、大概のものでは複数回（3回から10回くらい）の照射が必要であることが多いです。詳しくは、各あざの解説ページをご参照ください。
料金の目安
保険の効くタイプの治療では、あざの面積により、
| 4cm²未満 | 20,000円+初診料or再診料、軟膏代、麻酔代 |
|---|---|
| 4cm²～16cm² | 23,700円+初診料or再診料、軟膏代、麻酔代 |
| 16cm²～64cm² | 29,000円+初診料or再診料、軟膏代、麻酔代 |
| 64cm²以上 | 39,500円+初診料or再診料、軟膏代、麻酔代 |
がおおよそかかる費用の目安であり、上記金額の3割が実際の自己負担となります。
自由診療については、診察の上でレーザーを打つショット数、あざの面積、治療回数、患者さんの想定する予算などを総合的に勘案してその都度決めさせて頂いております。出来るだけ保険治療の金額に近い価格で出せるように努力しております。
あざ治療関連施術情報
| 茶あざ（保険診療） | Qスイッチルビーレーザー | 4cm²未満 | 6,000円 |
|---|---|---|---|
| 4cm²～16cm² | 7,100円 | ||
| 16cm²～64cm² | 8,700円 | ||
| 64cm²以上 | 11,850円 | ||
| 赤あざ | ヤグレーザー | 赤ぼくろ1つ | 8,800円～11,000円 |
| フォトフェイシャルM22 （光治療/IPL） |
1回 | 22,000円 | |
| フォトセラピーアイコン （光治療/IPL） |
1回 | 22,000円 | |
| 黒あざ | Qスイッチルビーレーザー | 14,300円～110,000円 | |
| 削皮手術 | 33,000円～550,000円 | ||
| 切縫手術 | 33,000円～550,000円 | ||
| 青あざ（保険診療） | Qスイッチルビーレーザー | 4cm²未満 | 6,000円 |
| 4cm²～16cm² | 7,100円 | ||
| 16cm²～64cm² | 8,700円 | ||
| 64cm²以上 | 11,850円 | ||
記載した費用の他、初診料・再診料、また施術内容によっては麻酔費用などが掛かります。
※記載料金は予告なく変更することがございます。
※カウンセリング・診察時にご提示したお見積の有効期間は、提示日より3か月とさせていただきます。
初診料・再診料・麻酔料の費用について
- 保険診療の際には、初診料・再診料がかかります。保険証を忘れずにお持ちください。
- 自費診療の際には初診料1,100円、再診料1,100円がかかります。
- 手術・施術内容によって次の費用（いずれも税込）が必要となります。 採血代5,500円、麻酔代（クリーム・スプレー3,300円、局所麻酔55,000円、笑気麻酔22,000～33,000円／部位による、静脈麻酔55,000円、鎮痛剤点滴33,000円、全身麻酔220,000円）
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積の有効期間は、提示日より3か月とさせていただきます。
※自由診療においては本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
※治療に使用する医薬品・機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※未承認医療機器については「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照ください。
お支払い方法について
お支払は現金の他、各種クレジットカード、医療ローンがご利用いただけます。
ご利用可能なクレジットカードはJCB、AMEX、DINERS、discover、UC、SAISON、VISA、MASTER、銀聯となります。
