口角挙上(スマイルリップ)
※注入術・糸リフト(スレッドリフト)・切開術・レーザー
口角を上げて微笑み美人に。
ダウンタイムや持続期間などのご希望にあわせて
注入術・糸リフト・手術・レーザーから施術法をお選びいただけます。
口角挙上術は「スマイルリップ」などともいわれる施術で、左右の口角を上方向に持ち上げることで微笑みを浮かべているような優しい表情にする施術です。当院では口角挙上の施術方法として、注入術(ヒアルロン酸・ボトックス)、スレッドリフト(糸リフト)、口角の皮膚と筋肉に操作を加える手術による手法、口腔内の粘膜側からリフトアップさせるレーザー治療を取り揃えており、ダウンタイムの有無や持続期間などによって希望の方法をお選びいただくことができます。
口角挙上術(スマイルリップ)は
以下のような方にお勧めです
- 口角が下がっていて不機嫌そうと言われることがある
- 口角が下がっていて口元が老けて見える
- 表情をもっと明るく見せたい
- マリオネットラインが目立ち口元がたるんで見える
- マリオネットラインがヒアルロン酸注入でも消せない
口角が下方に下がっていると、不機嫌そうに見られたり、実際の年齢よりも老けて見られる原因となることもしばしばあります。口角が下がる原因は、生まれつきの顔の構造上の問題もありますが、それ以上に加齢によって筋肉(口角を下方向に引く作用を持つ「口角下制筋」という筋肉)の動きがこわばる(拘縮する)ことによって生じることが多いです。この筋肉の動きが強くなることによって、口角からフェイスラインをつなぐ部分にマリオネットラインと呼ばれる溝(線状の陰)が生じ、口元回りが老けて見えます。さらにマリオネットラインとあわせて、加齢による頬のたるみにより頬の皮膚と皮下組織の下垂が生じると、より一層たるみが強調されてしまいます。
当院で取り扱う口角挙上術(スマイルリップ)
当院では現在、6つの施術法による口角挙上術(スマイルリップ)を行っています。それぞれ持続期間やダウンタイムの長さなどに違いがあるため、ご自身にあった方法をお選びいただくことが可能です。
当院で行っている口角挙上術(スマイルリップ)
①ヒアルロン酸注入よる口角挙上術(スマイルリップ)
ヒアルロン酸はしわ・たるみ治療だけではなく、輪郭形成(額を丸くする・顎先にボリュームを出す)などにも使用される製材です。口角挙上術(リップリフト)でヒアルロン酸を使用する際には、上唇の端付近と中央部、さらに下唇の外側に注入し、ヒアルロン酸のボリュームによって口角が上がったような状態にすることができます。またご希望に応じて、M字リップやCカールリップ、人中短縮なども同時に組み合わせて行うことも可能です。
ヒアルロン酸注入の詳細はこちら②ボトックス注射による口角挙上術(スマイルリップ)
ボトックスは筋肉の働きを緩和する作用がある製材です。表情じわや梅干しじわ、エラ張り(咬筋の過発達)などを改善する際に使用されることが多いですが、口角挙上(スマイルリップ)にも有効な施術法です。口角を引き下げている筋肉(口角下制筋)にボトックスを注入して筋肉の働きを弱めることで、口角が下がりにくい状態にします。当院で取り扱っている口角挙上術(スマイルリップ)の中でも最も手軽な手法ですので、まずは試してみたいという際にはボトックスによる施術がお勧めです。またヒアルロン酸との組み合わせによって、M字リップ・アヒル口・人中短縮(リップリフト)などより魅力的な唇を形成することも可能です。
ボトックス注射の詳細はこちら③フォトナレーザーによる口角挙上術(スマイルリップ)
フォトナレーザーによる口角挙上は「スマイルリフト」と呼ばれ、SNSなどでも大変人気の施術です。エルビウムヤグレーザーのエネルギーによって皮下組織(筋肉や筋膜)を引き締めることで口角を持ち上げる施術です。施術は粘膜側(口腔内)から行うため、術後に皮膚へかさぶたや赤み、出血などが生じることもありません。フォトナレーザーは口角アップだけではなく人中短縮にも有効で、こちらは「スマイルリップ」という名称で親しまれています。口角挙上と人中短縮を同時に行うことも勿論可能です。
フォトナレーザーの詳細はこちら④口角挙上術(皮膚切開)による口角挙上術(スマイルリップ)
手術(皮膚切開)による口角挙上術(スマイルリップ)です。一度の施術で半永久的な効果が得られる他、注射やレーザーよりもしっかりと効果を実感いただけるため、根強いファンが多い施術です。施術では、口角の皮膚を切開して口角を下げる原因となる口角下制筋を切断し、さらに口角挙筋もしくは大頬骨筋の一部を切除して糸で縛り短縮し、口角が上がるように微調整をしながら皮膚縫合を行います。手術のため術後は1~2週間程度、赤み、腫れが生じることが多いですが、効果は他の施術法よりもしっかりと出るため患者様お満足度が高い点も特徴です。
⑤口角挙上術(粘膜切開)による口角挙上術(スマイルリップ)
④と同じ、手術による口角挙術(スマイルリップ)ですが、違いは「粘膜側(口腔内)」を切開して施術を行うという点です。粘膜側からアプローチすることの最大のメリットは、術後に傷跡が皮膚側に一切残らないという点です。出来るだけしっかりと効果を得たいものの、術後の傷跡は目立たなくしたいという方にお勧めです。(ただし皮膚側からアプローチしたほうが、よりしっかりと口角挙上効果を得ることができます)
⑥スレッドリフトによる口角挙上術(スマイルリップ)
スレッドリフト(糸リフト)を頬もしくはこめかみ付近から挿入して口角をはじめ、口横全体のたるみを上方向に引き締める施術です。口角挙上効果だけではなく、口元のたるみ・膨らみや口横のぽにょ、ほうれい線なども同時に改善する効果が期待できます。スレッドリフトもダウンタイムが少ない施術ですので、術後に傷跡が目立つことはほとんどありません。糸を挿入した部位(頬もしくはこめかみ)に丸い赤みが生じる程度で、いずれもメイクで隠せる程度です。
スレッドリフトの詳細はこちら施術の特長
- ダウンタイムの有無や効果の持続性などで施術法を選択可能
- 上述した通り、当院の口角挙上法(リップリフト)においては注入術、スレッドリフト(糸リフト)、そして手術といくつかの方法があるため、「ダウンタイム(術後の赤み、腫れなど)が許容できるかどうか」「施術の効果を半永久的に得たいかどうか」といったご希望に沿って適した施術を選択することが可能です。 また、初回は手軽な注入術やレーザー治療などで試してみて、効果や出来栄えを確認した上で手術などの半永久的な方法で再度施術を行うといった形で2回施術を行う方もいらっしゃいます。 よりしっかりと口角を上げることができるヒアルロン酸とボトックスの併用治療も可能ですし、また半永久的な効果は欲しいものの、口元に傷跡が残るのが心配という方には、スレッドリフト(糸リフト)による引き上げ術や、口腔内アプローチによるZ形成術による口角挙上などもあり、ご提案出来る治療方法のラインナップが多いのが当院の特徴です。
- 手術でも傷跡が比較的目立ちづらい
- 口角挙上法(リップリフト)は、皮膚側からのアプローチによる口角挙上法(リップリフト)であっても、一般的な手術よりも傷跡が目立ちにくい点も特長です。切開部分が赤唇と白唇のちょうど境界部にくるため、術直後でも一般的な手術による傷跡ほどはそれほど目立ちません。 より目立たない形で施術を行いたいという際には、マイクロ手術にも用いられる極細糸を使用し、ルーペ(拡大鏡)を使って縫合を行うことも可能です。より精度の高い縫合をご希望の場合には、ルーペより高画質のマイクロ手術用顕微鏡を使用して正確に創縁を合わせて縫い上げることも可能です。(マイクロ顕微鏡仕上げ・オプション設定です)ただし、どうしても一切の傷跡を皮膚面に残したくない場合は、口腔内アプローチのZ形成術による口角挙上手術を検討しても良いでしょう。
- 術中に状態を確認して仕上がりを調整できます
- 当院では、手術中に仮縫合の段階で患者様に鏡で状態を確認してもらいながら最終的な形やラインを決めています。そのため、術後に「思ったより口角が上がってしまった」「せっかく施術を行ったのに期待したほど口元が上がっていない。」といった仕上がりに対する医師とのコミュニケーションミスや認識相違が生じにくい点も特長です。術中に確認いただけるよう、当院では全身麻酔や静脈麻酔を出来る限り使用せずに局所麻酔のみで施術を行っています。実際に術中に確認いただいた上で仕上げるため、上がり具合にイメージとの相違が出にくいだけではなく、左右差も極めて生じにくいです。もし術中確認の段階で少しでも気になることがあれば、何なりとお気軽にお申し付け下さい。かなりのレベルまで微調整が可能なので、真の意味でのオーダーメイド手術と言えます。
- 人中短縮手術の修正手術もしくはコンビネーションとして行うことも
人中短縮術は、鼻孔下の皮膚を切開して鼻下を短くすると同時に上唇の中央付近に厚みを出す施術ですが、こちらも昨今の美容クリニックでよく行われています。しかし、この施術を行った後に相対的に口角部分が下がって見えたり、上唇の厚みが両外側で不足してしまい、術後の唇の形に違和感を憶える方もいるようです。そのような時に、口角挙上術(リップリフト)をプラスで行うことで、上唇外側の厚みを出したり下がって見える口角を上げるケースがあります。なお、口角挙上術・人中短縮術はいずれも口腔内アプローチ(粘膜切開)によって施術を行うことができ、この方法であれば術後に傷跡が一切生じることはありません。現在この2つの施術についてはセット価格もご用意しています。
口腔内アプローチによる人中短縮術の詳細はこちら
症例写真
皮膚切除による口角挙上術(スマイルリップ)
ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:口角挙上術(皮膚切開) 費用:220,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、傷跡、ケロイド、左右非対称、化膿など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
インティマレーザーによる口角挙上術(スマイルリップ)
症例に関する情報
治療名:口角挙上術(インティマレーザー) 費用:88,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:口内炎、口腔内水疱形成、粘膜壊死、熱傷、左右差、知覚鈍麻など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
効果目的
- 口角を上げる
- マリオネットラインを目立たなくする
- 表情を和らげる
- 口元を若返らせる
施術の流れ
※手術による口角挙上術(リップリフト)の場合
- 洗顔
- 術前の写真撮影をします(記録として残します)
- 顔面全体(および口腔内)の消毒をします
- デザイン:皮膚ペン(スキンマーカー)により皮膚面or口腔内にマーキングを行います
- 口元に局所麻酔注射を打ちます
- 皮膚切開を行います(口腔内アプローチの場合、口腔粘膜切開をします)
- 皮膚切除行います(口腔内アプローチの場合、粘膜弁(三角弁)を挙上して互い入れ換えます)
- 口角が上がるように皮膚or粘膜を縫合してゆきます(仮縫合)
- 皮膚を仮縫合した状態で、上体を起こしご自身で鏡を持っていただき、口角の上がる角度や挙上量を確認してもらいます。必要があれば、角度・挙上量等の微調整を行います
*この時点でほとんど腫れはありませんので、正確に完成形をシュミレーションすることが 出来ます。 - 皮膚を本縫合して傷を閉じます
- 20分ほど安静室にて休憩し、その後出血が止まっていることを確認して帰宅します
料金
口角挙上術 (リップリフト) |
ヒアルロン酸注入 | 1回 | 77,000円 |
---|---|---|---|
ボトックス注射 | 1回 | 28,600円 | |
糸リフト (スレッドリフト) |
2本 | 99,000円 | |
皮膚切開法(手術) | 220,000円 | ||
口腔内切開法(手術) | 220,000円 | ||
フォトナレーザー (スマイルリフト) |
1回 | 88,000円 |
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
※回数:手術は基本的に1回の治療で半永久的に効果が持続します。注射系治療は定期的なメンテナンスが必要。
施術情報
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所要時間30分〜1時間(治療法による)
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ダウンタイム注入術:ほぼダウンタイムはなし
糸リフト(スレッドリフト):腫れ・赤みが落ち着くのに数日程度
皮膚切開法:腫れが落ち着くのに3週間程度、傷跡が目立たなくなるまで6ヶ月前後(個人差あり)
口腔内切開法:腫れが落ち着くのに3週間程度(個人差あり) -
施術の痛み局所麻酔注射による痛み
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通院注入術・糸リフト(スレッドリフト):基本的に不要
皮膚切開法・口腔内切開法:術後7日目(縫合部の抜糸) -
麻酔以下の4つのパターンから選択可能
局所麻酔注射のみ(術中に仕上がりの確認が可能)
局所麻酔注射+鎮痛点滴(術中に仕上がりの確認が可能)
局所麻酔注射+静脈麻酔(術中に仕上がりの確認が可能)
全身麻酔(術中に仕上がりの確認は出来ません) -
持続性注入術・糸リフト(スレッドリフト):半年程度
皮膚切開法・口腔内切開法:半永久的効果 -
洗顔翌日より可能
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シャワー・入浴腫れがひくまでは入浴はせずシャワーのみが望ましい。
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メイク当日から可能。手術の場合、縫合部は抜糸翌日(術後8日目)から可能
術前
口元の形を変えたいとして当院に来られた26歳の女性です。皮膚切開(手術)によって口角を引き上げる「口角挙上術」にて行うこととしました。口角挙上術は、表情を作らずともニッコリと微笑んでいるかのように見えるため「スマイルリップ」などの名称で呼ばれることもある手技です。
術前デザイン
術前デザインの状態です。皮膚マーカーでマーキングした箇所を皮膚切開ないし皮膚切除します。(実際の手術イメージは、上の皮膚切開による手術イラストもあわせてご参照ください)
術後1ヶ月
口角直上の皮膚を三角形に切除し、これによって生じた皮膚欠損部に口角を移動して縫合することで、半永久的に口角を引き上げて自然とほほ笑んでいるような口角のラインを形成します。施術では、単に皮膚切開・皮膚切除を行うだけではなく、口角下制筋を一緒に切除したり口角挙筋や大頬骨筋を切除短縮するといった操作を加えることで、口角の後戻りを防ぎます。術後の傷跡については、赤唇と白唇を境界部ピッタリに切って、極細の糸でルーペや顕微鏡を使って寸分の狂いなく正確に縫合出来ればほとんど目立ちません。
上の写真は術後1ヶ月目の状態ですが、口角が引き上げられている他、口唇の横幅を横方向に広げる効果も得られています。(唇の横幅にある程度のボリュームがあることは、美人の条件の1つです)