黒あざの切縫除去 ※関節部近くは要注意! | 池袋の美容皮膚科・美容外科ならみずほクリニック

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黒あざの切縫除去 ※関節部近くは要注意!

2018年03月05日(月) | カテゴリ:美容皮膚科, その他の美容皮膚科

当院はあざ治療にも力を入れています。

あざは、色味で分類すると黒あざ、赤あざ、青あざ、茶あざの4つがあります。

赤・青・茶*はレーザーである程度取れますが、
黒あざについては現在の医療技術ではレーザーで取ることは難しいとされます。
(*茶アザはレーザーで取れる場合と取れない場合があります。)

そのため黒あざについては、手術で切って縫い込むことが出来るものは縫い込みます。

面積・幅が大きいものに関しては、2回から3回など何回かに分けて
少しずつ切除・縫合を繰り返して取ってゆく連続切除(分割切除)が良い場合もあります。
(手術と手術の間隔は、6ヶ月から1年くらいが無難)

但し、あまりに黒あざが大きく、切って縫うことが出来ないサイズのものについては、
皮膚の表面を削り取るか、削った上にメラニン(黒い色のモト)に反応するレーザー
(Qスイッチ、ピコなど)を当てるなど、レーザー照射治療を補助的に用いるケースもあります。

あざに限らず切縫手術については、身体の中でも綺麗に仕上げるのが難しい部位があり、
それは、肘・膝・肩などの関節付近における手術の場合です。

このような関節付近の切縫手術の場合、術後に傷跡が目立ち、盛り上がって赤くなる
肥厚性瘢痕もしくはケロイドと呼ばれる状態になりやすいため、縫合テクニックに細心の注意が必要です。

理屈は、関節部はよく動く部位のため、縫合した傷跡の部位の皮膚に絶え間なく
緊張と弛緩という刺激が加わり続けることで、傷跡の安静が保てない場合に傷が硬くなり
盛り上がってくるということになります。

関節部ではありませんが、
口回りの切縫手術の傷跡も綺麗に仕上げるのが大変難しいというのも同じ理由です。

但し、同じ動く部位でも目回りは傷の治りが大変よく、傷跡が目立ちにくいという例外が存在します。
(血流や皮膚の薄さ、伸びの良さなどが有利に働くと考えられます)

下は、生まれつき左の肘関節部に黒あざがあり、
未治療の状態のまま当院を受診された27歳の女性です。


このような関節部付近のあざや出来物(腫瘍)を切除縫合する場合、
皮膚科や、形成外科の専門医資格を持たない美容外科で手術を受けるのは、正直リスクがあります。

手術の1ヶ月目頃より傷跡が赤みを帯びて広がったり膨らんでしまい、
かなり目立つ傷跡になってしまうことがあります。

また、仮に熟練した形成外科が切除縫合しても、絶対にそうならないとは言えないため、
術前には、患者さんにこの点をよく説明し納得して頂いた上で手術を行っています。



上は、手術をして3ヶ月目の状態です。

比較的小さく幅のない黒あざだったため一回の手術で取りきりました。

傷跡は確かにありますが、いわゆるケロイド・肥厚性瘢痕とはなっていません。

あえて言えば、まだ少し赤みがあり傷跡の幅が若干縫合直後より広くなっているように見えますが、
この時期にこの程度でまとまれば、1年ほどするとより肌色に近くなり
かなり目立たなくなることが予想出来ます。

今回はケロイド状になりませんでしたが、
もしケロイド・肥厚性瘢痕のような目立つ傷跡になった場合はどうするのか?

比較的対策は限られてきますが、再手術というのはあり得ません。

他院の切縫手術で目立つ傷跡になってしまったということで、
患者さんから「もう一度ここで切って縫い直して目立たなくして欲しい」というリクエストを
受けることが実際によくありますが、お断りしています。

もう一度切って縫えばさらに傷跡が目立つ結果になることが予想されるからです。
(皮膚に余裕がなくなり、傷跡にさらなる緊張の刺激が加わり続けるため)

これに対しては、ステロイド注射を傷跡に定期的に打つのが、一般的な対応策となります。

1ヶ月に1回ずつうち、3回から5回ほどの注射で赤い色味を薄く、盛り上がりを平らに近づけてゆきます。

しかし、これを行ったとしても傷跡が最初よりも目立たなくなるだけで
完全に傷跡を消すことが出来るわけではありません。

ゆえに最初の切除・縫合の段階で出来るだけケロイド・肥厚性瘢痕にならないように工夫して
形成外科的なテクニックを駆使して縫合することが肝要なポイントとなります。
当院の黒あざ治療詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:黒あざ切除縫合 費用:150,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、血腫、皮膚壊死、皮膚の傷跡、関節拘縮など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ