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Qスイッチ・ルビーレーザーによるADM治療例
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Qスイッチ・ルビーレーザーによるADM治療例

Qスイッチ・ルビーレーザーによるADM治療例

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は20代、30代の女性に好発するしみで、他の色素斑などと異なり、皮膚の深い層(真皮層)に存在します。
色素の薄いものから濃いものまで様々ですが、頬を中心に左右対称に発現することが多いため、肝斑と診断されることがあります。この場合、レーザートーニングによる治療や内服治療(トランサミン・シナール・ユベラ)が処方されるケースが多いです。
ADMは肝斑よりも深い層(真皮層)にできるしみのため、通常出力によるレーザートーニングを繰り返してもよくなることはありません。このような深層のしみの場合はQスイッチ・ルビーレーザーを使用して治療を行います。とにかく、治療方法を間違わないためにもまずは症状を正しく見極めることがポイントです。

薄いしみのほうが取りにくい

しみ治療においては、「色が濃いしみのほうが完全に取るのが難しいのでは?」と思っている患者さんが多いです。しかし実際には、濃い色のしみにはレーザーがよく反応するため、それほど出力を上げなくても比較的簡単に取れることが多いです。
逆に薄い色のしみほど取るのが難しく、ある程度レーザーの出力を上げないと取れないために皮膚にかかる負担(熱ダメージ)も増えるため、炎症後色素沈着が生じることが多いです。患者さんが色白肌である場合は、高出力で売っても炎症後色素沈着が生じづらいこともあり、攻めの治療が可能になります。
今回は、Qスイッチ・ルビーレーザーによって薄い色のADMをかなり綺麗に除去した事例を紹介します。

Qスイッチ・ルビーレーザーによるADM治療のメリット・デメリット

ダウンタイムが多少かかっても、少ない回数(1回~3回)で確実に取りたいという際にはQスイッチ・ルビーレーザーをお勧めしています。

ほぼ確実にしみを除去することができますが、デメリットはダウンタイムが長いという点で、レーザー照射後10日ほどかさぶたが続く他、炎症後色素沈着現象(PIH:Post inflammatory hyperpigmentation)という、俗に言われる「戻りじみ」が落ち着くまでに長い時には半年程度かかります。(メイクやコンシーラーで戻りじみは隠すことができます)

できるだけダウンタイムがないADM治療を希望された際には、ピコレーザーやQスイッチ・ヤグレーザーによる治療を行います。これらは術後に色素沈着などができることはありませんが、しみを薄くするには複数回の照射が必要になります。

Qスイッチ・ルビーレーザーによる症例

実際に症例を見てみましょう。
ADMによるしみが散在する女性の症例です。

術前

しみの色合いとしては、かなり薄い方です。
今回は、速効性のある効果が欲しい点と、治療後にかさぶたや炎症後色素沈着(戻りじみ)が生じても問題ないいうことだったため、Qスイッチ・ルビーレーザーで治療を行うこととなりました。

1回目照射して3ヶ月目

上が1回目照射して3ヶ月目の状態です。

色が薄いADMでしたので、強めにレーザーを打たないと反応が乏しいことが予想されたため、今回は10Jという最高出力で打ちましたが思いのほか炎症後色素沈着が出ませんでした。3ヶ月目にこの程度ならまずまずの結果です。

今回は元々スキントーンの明るい色の方のため、このような治療には向いているタイプの肌色だったと言えます。地黒の方の場合はこのような結果にはならないため、事前に出力調整を行います。

2回目の照射後から3ヵ月

そして、1回目の照射から3ヶ月経過したタイミングで、さらに2回目の照射を行いました。 上の写真は、2回目の照射後から3ヵ月経過した状態です。

治療開始後6ヶ月でこの状態まで元に戻すことができました。患者さんからこの結果に満足したという感想を頂いたので、ここで治療を一旦終了としています。

このようにADM治療においては、患者さん一人ひとりのADMの状態(色味など)、患者さんの肌質(肌の色など)、さらにダウンタイムに対する希望(できるだけ色素沈着は作りたくないなど)にあわせて最適な治療法を選択することが一番のポイントです。

症例に関する情報

治療名:Qスイッチルビーレーザー  費用:110,000円/回 3回照射
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

ADM治療(後天性真皮メラノサイトーシス)関連情報

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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