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頬骨骨切り・骨削り術のダウンタイム・副作用・リスクについて
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頬骨骨切り・骨削り術のダウンタイム・副作用・リスクについて

頬骨骨切り・骨削り術のダウンタイム・副作用・リスクについて

頬骨骨切り・骨削り術は、突出した頬骨を滑らかにすることで小顔効果を狙う輪郭形成術・小顔整形です。日本人をはじめとする東洋人は、欧米人と比較して骨格的に頬骨が出ていることが多いため、頬骨骨切り・頬骨骨削り術はご相談が多い輪郭形成術です。ここでは頬骨骨切り・骨削り術におけるダウンタイム(術後に赤み・腫れなどが生じる期間)や副作用、リスクについて詳しくまとめます。

頬骨骨切り・骨削り術とは

頬骨骨切り・骨削り術は、頬骨体部(たいぶ)、頬骨弓部(きゅうぶ)のいずれか、もしくは両方に操作を加えて頬骨に突出を改善する輪郭形成術です。頬骨は他の部位と異なり、症状によっては骨切りではなく骨削り(骨の表面を削る方法)術によって症状を改善することも可能です。(どちらの施術が適しているかは診察によって医師が判断します)

頬骨骨切り・骨削り術とは
頬骨骨切り・骨削り術とは

頬骨体部の骨削り+頬骨弓部の骨切りイメージです。頬骨弓部の付け根を切除し内側に移動させることで頬骨を小さくします。頬骨の張り出し具合等にあわせて、骨切りと骨削りを併用するか骨削りのみにするかなどを判断します。

頬骨骨切り・骨削り術が適応となる症状

  • 頬骨が横に張っていて輪郭が大きく見える
  • 頬骨が前に張っていて顔が大きく見える
  • 横顔で見た時の頬の出っ張りが気になる
  • 笑った際に生じる頬の盛り上がりをなくしたい
頬骨骨切り・骨削り術が適応となる症状

頬骨骨切り・骨削り術によるダウンタイム・注意点

腫れ・内出血

ダウンタイムの期間には個人差がありますが、頬骨骨切り・骨削り術の場合、約1か月で90%程度の腫れ・内出血が改善します。内出血はあざのようなもので、術直後は赤紫や青色に近い色をしていますが、次第に肌の色に近づき1か月前後で少しずつ黄色い色味に変化していきます。腫れや内出血がほぼ完全になくなるのは3か月~6か月程度のことが多いです。 当院ではできるだけ出血が出ないように最小限の切開で迅速に手術を行っているため、比較的術後の内出血やあざは短期間で改善することも多いですが、ダウンタイムに生じる内出血・あざには個人差が大きいため、念のため上記の期間はかかるとお考えいただくほうがよいでしょう。

また腫れや内出血をできるだけ最小限に抑えるために、術後の生活では以下のような点を心がけていただければと思います。

  • サウナや長風呂、激しい運動や飲酒など体温を必要以上にあげる行為はできるだけ控える(出血や腫れを助長することがあります)
  • マッサージなどの血流やリンパの流れが良くなる行為は3か月程度控える
  • 睡眠時にできるだけ上半身を高くして寝る(眠っている際に顔に浮腫みが生じるのを避けます)

口が開けづらくなる(開口障害)

頬骨の骨切り手術では、頬骨弓を骨折させて内転させるという操作を行うため、頬骨弓の内側を走る側頭筋の動きに影響がでるリスクがないとは言えません。(「側頭筋」は下顎骨・下顎枝の筋突起に付着した筋肉で、下顎を下に引いたり後ろに下げたりと、主に開口動作を行う時に必要な筋肉です)
頬骨弓を狙い通り正確な位置と方向に内転させた場合は側頭筋へ影響が生じることはありませんが、内転させる過程で頬骨弓が予定外の場所で折れて中に入り込んでしまった場合などに、偶発的に側頭筋の動きに障害が出る可能性があります。これによって口が開けづらい(開口障害)という症状が発生するかもしれません。
このような症状が万が一起きてしまった際には、対策として頬骨弓を外側に外転させる器具を使用して外側に向かって折れた骨を整復します。(交通外傷などによって頬骨弓が折れて開口障害が発生した際と同様の処置です。)
当院では美容外科とあわせて形成外科治療も行っているため、このような外傷治療や傷跡修正なども多数手がけております。

嚙む力の低下(咬筋の筋力低下)

頬骨骨切り・骨削り術において、前面(頬骨体部)へアプローチを行う際に上唇の裏側の粘膜を切開して骨膜下に入り、頬骨弓に向かって剥離を行いますが、その際に咬筋の付着部である頬骨下稜(頬骨歯槽稜)から咬筋を剥がし切断しながら剥離操作を進めます。この作業によって、場合によっては咬筋の起始=固定部位が減るため咬筋の力が低下する可能性があります。またその他にも、頬骨骨切りを行う際に頬骨弓に付着している咬筋もある程度剥がして頬骨弓が動くようにしてから内転操作を行うので、その際も本来咬筋の動きを支持する骨と筋との接合部が失われるため、操作の合計として嚙む力(咬合力)が低下する可能性があります。
なお噛む力が低下する副作用については逆にメリットもあり、咬合力が減ることで咬筋が痩せてほっそりとした小顔になるという点です。咬筋ボトックス(小顔ボトックス)を打ち続けているのと同様の効果が得られます。

熱傷・傷跡

頬骨骨切り・骨削り術では、口腔内からのアプローチ、および耳前部からのアプローチの両方において、口唇周囲や耳前部の皮膚面に熱傷が生じ、その跡が色味やふくらみなどいわゆる傷跡として残ることがあり得ます。これは、骨を切ったり削ったりする際に術者が使用する手元の装置(ハンドピース)が、口唇や耳前部の皮膚に長時間当たり続けることで起きる低温熱傷によるものです。
このような症状を予防する措置として、口唇に熱傷予防用のシリコン製のカバーを糸で縫い付けたりアングルワイダーという口唇を広げる器具を装着することで口唇周囲の皮膚をガードします。
もし、それでも熱傷が発生して傷跡が残ってしまった場合は、傷跡が出来るだけ早期に目立たなくなる作用を持つ内服薬やステロイド外用テープを使用します。さらに傷跡にふくらみが見られる場合(肥厚性瘢痕、ケロイドのケース)、ステロイド注射を定期的に傷跡に打ちます。傷跡の赤みが目立つ場合は、対策として赤み取りのレーザー治療を1年から2年程度行うことで改善します。

皮膚の感覚が鈍くなる・しびれが生じる

頬骨の手術においては、特に頬骨体部(頬骨前面)に眼窩下神経という頬の前面と上唇の知覚を支配する神経があり、骨から皮下組織を剥がす際にこれを傷つけないことが鉄則となります。しかし、仮にこの神経を剥離操作の際に切ったりしなかったとしても、術野の展開目的で骨膜を鉤でめくって引っ張った際に、神経束に強い緊張がかかったりしてもダメージが加わることがあります。
これによって、頬骨前面から上唇部においてしばらく知覚麻痺(しびれ)が発生することがあります。神経束を切ってさえいなければ、2ヶ月から2年程度の経過で回復しますが、その間神経機能の回復を促進するような内服薬を処方して飲んで頂くこともあります。仮に万が一、手術中に神経が切れてしまった時はその場ですぐに顕微鏡下にて神経縫合を行う形で対処します。(念のため申し上げておきますと、当院では今までそのような事例は1例もございません)

頬骨骨切り・骨削り術によって生じうるリスク・副作用

左右差

頬やエラなど、左右に同じようなパーツがある部位の骨切りでは、程度の大小はあれ左右差が生じる可能性があります。また仮に骨のサイズを左右で同じ形に取りそろえたとしても、輪郭(フェイスライン)は骨だけでは決まらず、その上に被さる骨膜や筋肉、皮下組織、皮膚などの厚みによって形成されているため、骨切り・骨削りの術中に左右差が全く出ないようにすることは、いかなる技術をもってしても難しいと言えるでしょう。
とはいえ、もちろん術者はできるだけ左右差が生じないよう常に最善を尽くします。左右均等に仕上げるためのポイントとしては、術中に出来るだけ腫れと内出血が生じないように骨から骨膜を剥がす操作を心がけること(=腫れてしまうと正確な輪郭が分からなくなるため)と、手術中に外貌の左右差を頻回に視認して微調整を行いながら削りや切りの操作を進めていくこと、さらに皮膚面から左右の頬部を同時に触って厚みや形を確認すると同時に、骨面にも指を入れて左右の骨の状態を確認するなどがあります。触覚と視覚をフル活用して頭の中でもイメージをしながら左右調整を行ってゆくという丁寧さが、左右差を回避するための重要なポイントなります。

顔面神経麻痺

頬骨弓側からアプローチして頬骨に操作を加える際は、耳前部の皮膚を切って頬骨弓の表面側にアプローチしますが、頬骨の輪郭形成術ではこの部分が最も神経を使う重要なパートになります。なぜなら、頬骨弓の表面(頬骨弓外側)の骨膜中には顔面神経の側頭枝と頬骨枝の合流部が走っており、これらを誤って切断してしまった場合、眉毛が下がって目が開きづらくなったり、目が完全に閉じなくなるといった大きなトラブルが発生する可能性があるためです。機能面、審美面いずれにおいても異常をきたす状態となるため、頬骨骨切り・骨削り術ではこの部分において最も細心の注意を払い作業を行っています。
神経を傷つけることがないように行う術中の配慮としては、まずコメカミ部では十分な深さ(深側頭筋膜の下)までいったん入り、その深さから剥離を進め頬骨弓の上縁にまで達します。そして頬骨弓の上縁から骨膜下に入って頬骨外側を剥がし始めることで顔面神経の損傷を回避します。このような手技は、この部分の剥離操作に慣れている形成外科医、美容外科医にとっては当たり前の如くよく行う操作ではありますが、万一、手元が少しでも狂うと大変な合併症を引き起こすので、毎回かなり気を使って行っています。

感染

骨切り手術に限らず、どのような手術においても感染のリスクは絶対にないとは言えません。しかし、糖尿病や免疫不全などの何らかの合併症が元々ある方を除けば、骨切り術で皮下組織や骨に何らかの微生物による感染が発生する確率はかなり低いと言えます。特に頬骨の輪郭形成では、骨削りのみの場合はプレートやワイヤー、止血用ボーンワックスなどの異物を皮下に挿入しないため感染が発生するリスクは極端に低いと言えます。とはいえ、骨の削りカスなどが骨膜を剥がしたスペースに入ってしまうと、削りカスは生きた組織ではないため感染の原因となることが想定されます。そのため傷を閉じ始める前には、削りカスが皮下内部に出来るだけ残らないように大量の生理食塩水で内腔のトンネルとなった部分をよく洗ってから傷を閉じるなどの対策を行っています。
またさらに感染予防として、術中・術前には骨移行性が良いとされる抗生物質(ペニシリン系、セフェム系など)の点滴を投与し、術後3日間は内服の抗生物質を飲んで頂いております。骨切り術の場合は、骨削りと異なりワイヤーやプレートによって切除した骨の固定が必要となるため、万一感染が発生した場合はこういった固定に要した異物を抜去することもあります。ただし、骨が癒合していない段階でこれを行うと骨同士が正しい位置で固定されないため、やむを得ず骨の再接合がある程度進んだ、1ヶ月目以降を目安に抜去することとなります。

以上が、頬骨骨切り・骨削り術のダウンタイム・リスク・副作用となります。
頬骨骨切り・骨削り術は医師の手技によって行う手術のため、これらのリスクや副作用を100%回避することは難しいですが、いずれも術者の技術力や経験によって極力避けることは可能です。当院では、美容外科・形成外科歴30年超の院長小松が全ての施術を担当しており、豊富な症例数や施術経験をもとに、緻密なシミュレーション・手術計画をもと最良の結果を目指した輪郭形成術・小顔形成術を行っています。

当院では写真によるメール相談も受け付けております。医師が実際に診察を行った上で、最終的な手術の適応について判断させていただいてはおりますが、遠方の方や直近でのご来院が難しい方についてはこちらの相談フォームもご活用ください。

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院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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