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エラ骨切り術のダウンタイム・副作用・リスクについて
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エラ骨切り術のダウンタイム・副作用・リスクについて

エラ骨切り術のダウンタイム・副作用・リスクについて

エラ骨切り術は、輪郭が角ばっていたり、ベース型(ひし型)になる原因であるエラ(下顎角)の骨切りを行うことで、滑らかでシャープなフェイスラインに仕上がる輪郭形成術です。ここではエラ骨切り術におけるダウンタイム(術後に赤み・腫れなどが生じる期間)や副作用、リスクについて詳しくまとめます。

エラ骨切り術とは

エラ張りの原因となっているエラの骨(下顎角)の骨切りを行い、滑らかですっきりとしたフェイスラインを形成する輪郭形成術・小顔整形です。エラの張り出しについては筋肉(咬筋)が原因の場合と、エラ骨(下顎角)が原因になっている場合の2種類がありますが、骨切り術はエラ骨(下顎角)が原因の場合に適応となります。筋肉(咬筋)が原因の場合はエラ取り注射(ボツリヌストキシン注射)によって筋肉の働きを弱める治療を行います。

エラ骨切り術が適応となる症状

  • エラが張っている
  • ベース型(ひし形)の輪郭
  • 輪郭の下半分が凸凹している
  • 顔が全体的に大きい
  • 卵型のフェイスラインになりたい
  • 幅のあるあごを細くシャープにしたい
エラ骨切り術が適応となる症状

エラ骨切り術によるダウンタイム・注意点

腫れ・内出血

ダウンタイムの期間には個人差がありますが、エラ骨切り術の場合、約1か月で80%程度の腫れ・内出血が改善します。内出血はあざのようなもので、術直後は赤紫や青色に近い色をしていますが、次第に肌の色に近づき1か月前後で少しずつ黄色い色味に変化していきます。腫れや内出血がほぼ完全になくなるのは3か月~6か月程度のことが多いです。

なお、当院ではできるだけ出血が出ないように最小限の切開で迅速に手術を行っているため、比較的術後の内出血や腫れは上述した期間よりも早く改善することも多いですが、ダウンタイムに生じる内出血・あざには個人差が大きいため、念のため最大で半年程度はかかるとお考えいただく方がよいでしょう。

また腫れや内出血をできるだけ最小限に抑えるために、術後の生活では以下のような点を心がけていただければと思います。

  • サウナや長風呂、激しい運動や飲お酒など体温を必要以上にあげる行為はできるだけ控える(出血や腫れを助長することがあります)
  • マッサージなどの血流やリンパの流れが良くなる行為は3か月程度控える
  • 睡眠時にできるだけ上半身を高くして寝る(眠っている際に顔に浮腫みが生じるのを避けます)

口が開けづらくなる(開口障害)

エラ骨切り術は口腔内から切開を行うため、術後は口腔内に傷跡が残ります。口腔内は粘膜部のため他の部位よりも早く傷口が治るという特性がありますが、それでも術後1週間ほどは口を開けにくい状態が続くことが多いです。
また傷跡をできるだけ早く改善させるためにも、辛い物や刺激のある食べ物は2週間ほど避けるようにしてください。1か月程度で通常の状態に戻ります。

嚙む力の低下(咬筋の筋力低下)

エラ骨切りの操作前に行う咬筋の剥離によって、咬筋の起始(=固定部位)が減って咬筋の力が低下する可能性があります。また咬筋を下顎角から剥がし下顎角にアプローチする際に筋肉にダメージが及ぶ可能性がある他、咬筋の支配神経を傷つけてしまった場合にも嚙む力が弱くなるリスクはあります。さらに下顎枝の外板を削ることで筋肉と下顎枝の間で強い癒着が発生し、筋肉の動きに制限が生じることで嚙む力の低下を招く可能性もあり得ます。とはいえ日常生活に大きな支障が生じることはほぼなく、逆にこの副作用で生じるメリットとして、咬合力が減ることで咬筋が痩せてほっそりとした小顔になることがあります。(咬筋ボトックスを打ち続けているのと同様な効果が得られます)

傷跡

エラ骨切り術は、当院では基本的に口腔内からのアプローチのみで行うため外側に傷跡が残ることはありません。ただし、エラ骨切り術にて皮膚側から血抜きの管を出す場合や、皮膚面に小切開を行い下顎角部の骨へアプローチして骨切りを行った場合、下顎角の後方や下方の頚部の皮膚に傷跡が残ります。
このような傷跡は1年ほどで次第に目立たなくはなりますが、どうしても傷跡が目立つのが気になる際には、傷跡に対する治療として内服、外用テープ、ステロイド注射などを行うことも可能です。また傷跡の赤みが目立つなら、赤み取り専用のレーザー治療によって改善可能です。
当院は輪郭形成・小顔整形などの美容外科治療を多数行っていますが、同時に傷跡修正などの形成外科治療も行っているため、専門的な治療が可能です。

エラ骨切り術によって生じうるリスク・副作用

やりすぎ(下顎角の取りすぎ)

エラ骨切り術では、「フェイスラインをできるだけ細くVラインの形にしたい」というご希望をいただくことが多いですが、下顎角部は切りすぎてしまうと、「カマキリ」「宇宙人」といった言葉で表現されるような逆三角形の極端なフェイスラインになる可能性があります。昨今の小顔美人の基準として逆三角形のフェイスラインは人気ですが、極端になると不自然になるため要注意です。
当院では術前にベクトラを用いた3Dシミュレーションを行っており、これによって事前に術後の状態をかなり高い精度で確認することもできるため手術によるやりすぎ(下顎角の取りすぎ)はほぼ確実に防ぐことができますが、もし患者様が極度に先端に向かって細くなってしまうような下顎の形を希望された場合は、当院では手術をお受けしておりません。当院の基本方針として出来るだけナチュラルな出来映えを心がけており、たとえ患者様ご本人が 下顎角が全くなくなってもよいと判断されても、周囲から見て異様に見えるような輪郭にすることは、長い目でみてその方のためには決してならないと考えているからです。

皮膚面の陥没

エラ骨切り術は、下顎角部の骨の切除および外板と呼ばれる下顎枝の外側部分を削るか、もしくは一層剥がし取る(外板削合)ことで下顔面の横幅をほっそりさせる輪郭形成術です。当院では行っておりませんが、この手術の際に、咬筋切除の操作をあわせて行うクリニックがあるようです。咬筋切除は骨に操作を加えずともフェイスラインに変化を加えることができる施術ですが、注意すべき点として支配神経である三叉神経の枝がダメージを受けるなどが原因で咬筋が均一にボリュームダウンせずに、表から見た時に一部がクレーター状に陥没した上がりになるリスクがあるという点です。そのため当院では、外板切除(もしくは外板削合)は行いますが、咬筋の切除を積極的に勧めることは行っておりません。

骨の段差(エラが2つあるように見える)

エラ骨切り術においては、エラの角の骨(下顎角)を切落とすことが最も重要な手技のひとつですが、この骨を落とす角度によっては、落とした骨の前後で角が生じ、エラが新たに2つ生じたような状態になることがあります。下顎角の骨は、上から覗き込むと視線が骨面と平行に入るため非常に全体像がつかみにくく、角を滑らかに落とすのが難しい部位だからです。
しかし、仮に角が生じたとしてもそこをさらに骨切りしたり、あるいは切らないまでも専用機器で丸めたりすればかなり角張った感じを緩和することも出来ます。また、このような2つの角を生じづらくする手法として皮膚面を僅かに切って皮膚面から下顎角部にアプローチすることで、骨切りのラインを調整するという方法を取ることもあります。

左右差

もともとエラの大きさや形に左右差がある場合、手術によって出来るだけ補正するように骨を移動するなど調整を行いますが、完全に左右対称に仕上がらないことはあり得ます。もちろん術者は、左右差を極力改善するために外貌を常に確認しながら骨切りを行いますが、術中は局所麻酔が皮下組織に入っている上に出血によって腫れ・内出血も生じているため、1ミリの狂いもなく左右均等に仕上げることは、熟練した口腔外科医、美容外科医であってもかなり難しい作業です。とはいえ左右差が極力生じないよう、術中は顔貌の左右差を視認しながら骨切りや骨削りの操作を行う他、皮膚上から目で状態を確認すると共に手指で頻回に骨面を触って確認することも大切な作業です。視覚と触覚をフルに活用してイメージをつかみながら調整を行ってゆく方法で常に左右差の改善に努めている他、当院では切り出された骨片の幅とサイズを術中に計測し、数値上でも出来るだけ左右の形状に差が生じないよう最善の調整を行っています。

関節突起骨折による咬合不全

エラ(下顎角)の骨切り時に、骨切りラインが上方に切れ上がってしまい下顎枝の関節突起を骨折させてしまうことがあります。これによって開口障害や、奥歯が噛み合わなくなったり、前歯が開くなどの咬合不全状態が発生する可能性があります。術中に、骨切りのラインを何度もデンタルミラーで確認しながら操作を加えることで回避できるトラブルではありますが、生じるリスクはゼロではありません。万一このような骨折が発生してしまった場合は、その場でチタンプレートとスクリューを使って骨折部位を整復固定します。

感染

骨切り手術に限らず、どのような手術においても感染のリスクは絶対にないとは言えません。しかし、糖尿病や免疫不全などの何らかの合併症が元々ある方を除けば、骨切り術で皮下組織や骨に何らかの微生物による感染が発生する確率はかなり低いと言えます。顔面は血流が比較的良い組織で構成されるため、感染に対する抵抗性が高いと考えられているためです。万が一感染が発生した際には、傷を開いて創洗浄をしばらく続けるなどの処置が必要です。また皮下組織ではなく骨そのものに感染が生じた場合は、骨髄炎が発生していると考えて該当箇所の骨を削り取りつつ骨移行性の良い抗生物質を投与するなどの処置を行います。
感染による炎症の原因には、偶発的なものの他に、止血用のワックス(ボーンワックス)やガーゼ片が創内に混入するなどいわゆる組織と親和することがない異物によって引き起こされることがあります。このような際には、異物を速やかに除去することで感染状態を収束させることが出来ます。なお当院では今までこのような感染が生じたことは一度もありません。

以上が、エラ骨切り術のダウンタイム・リスク・副作用となります。

エラ骨切り術は医師の手技(手作業)によって行う手術のため、これらのリスクや副作用を100%回避することは難しいですが、いずれも術者の技術力や経験によって極力避けることは可能です。当院では、美容外科・形成外科歴30年超の院長小松が全ての施術を担当しており、豊富な症例数や施術経験をもとに、緻密なシミュレーション・手術計画をもと最良の結果を目指した輪郭形成術・小顔形成術を行っています。

当院では写真によるメール相談も受け付けております。医師が実際に診察を行った上で、最終的な手術の適応について判断させていただいてはおりますが、遠方の方や直近でのご来院が難しい方についてはこちらの相談フォームもご活用ください。

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Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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