下顎下縁形成術(体部形成術)
あご(おとがい)、エラ(下顎骨)の手術と併用することで、
より自然なフェイスラインと小顔効果を得ることができます。
「下顎骨(かがくこつ)」とは「下あごの骨」の正式名称で、この下顎骨の底部に位置し、顔の最下方のフェイスラインを形成している場所を「下顎下縁」と言います。 骨切りによる小顔整形では、あご(おとがい)やエラ部分の骨切りを行うことが多いですが、下顎下縁部骨を調整せずにおとがい・エラのみの骨切りを行うと、輪郭がなめらかなで自然なラインにならずに不自然になってしまうことがあります。
特に横から見た際に下顎骨が水平に近いラインで四角く角ばっている際には、下顎下縁部を削合せずにおとがい骨切り・エラ骨切り術のみを単独で行っても、イメージされているようなほっそりしたVラインの輪郭に近づけることが難しいです。このような際には下顎下縁形成術を併用し余分な箇所の削合もしくは骨切りを行うことで、滑らかなフェイスラインに整えつつ、よりしっかりとしたVライン形成・小顔効果を出すことが可能です。
※通常、下顎下縁形成術は単独で行うことはありません(他院修正の場合を除く)。エラ骨切り術、おとがい骨切り術と併用で行う他、Vライン形成術の手技として行われます。

こんなお悩みの方に
- フェイスラインをよりシェイプなVラインにしたい
- フェイスラインが角ばっている
- ベース型のフェイスライン
同時に行うことが多い輪郭形成術
骨切りセカンドオピニオン外来について
他院で輪郭整形を行ったものの効果がなかった、
イメージと違ったという際にはご相談下さい。
相談料無料・CT検査無料で行っております。

当院では、他院で骨切り術を行った方からのセカンドオピニオンを受け付けております。数ある輪郭整形の中でも、特にVライン形成やおとがい形成、さらに頬骨整形を受けた方からセカンドオピニオンに関する問い合わせを多数いただいております。あくまで一例となりますが、具体的なご相談内容は以下です。
セカンドオピニオン外来に多いお問合せ
- 術後に顎先付近に輪郭に段差ができた
- 施術を行ったものの顎先に変化があまりない
- イメージしていたほど顎先がシャープになっていない
- 頬骨整形を受けたがまだ頬骨が張り出している
このような結果になる理由は様々ですが、「骨切り(骨削り)の範囲が狭い」「骨切り(骨削り)が足りていない」といったことが多いです。特に顎先の場合は、おとがい形成術を単特でを行っても輪郭(下顎下縁)には変化が出ないため、術前とそれほど変わらない輪郭になることがあります。このような際には下顎下縁切除などを追加で行い、イメージに近いラインへ仕上げる修正手術を行っております。(頬骨も同様で、頬骨の削りが甘い場合や、実際には頬骨の「骨切り」も必要だったものの、削りの処置のみだった際に同じように変化が乏しくなることがあります)
セカンドオピニオンは現在、ご相談・診察はもちろん、CT検査も無料にて承っております。術後の変化に満足していない際にはぜひご活用下さい。
下顎下縁形成術の詳細
下顎下縁形成術は、おとがいの後端からエラ(下顎角)手前の骨(下顎下縁)に操作を加えてフェイスラインをシャープにする施術です。下顎下縁形成術には2つの方法があり、それぞれ骨格や仕上がりのイメージにあわせて適した手法で行います。
体部削合
下顎下縁の骨全体に厚みがある際に、体部(下顎骨側面)を削って骨の厚みを薄くする施術です。下顎下縁の骨自体は一般的な大きさであるものの、骨の厚みによってフェイスラインが大きく見えたり角ばって見える際に適応となります。
体部・底部骨切り
エラ(下顎角)手前からおとがい後端までの下顎下縁の骨全体の体部(下顎骨側面)と底部(下顎骨下部)を切除する施術です。下顎下縁の骨自体が大きい際に適応となる施術で、全体のラインがシャープになるように骨切りを行うことで小顔効果を狙います。
術前に行うCT検査で下顎下縁部の分析を行い、一般的に理想とされる角度に近づくよう手術計画を立てて骨削りもしくは骨切りを行います。下顎骨周辺には下歯槽神経という下あごの周囲の皮膚や口腔内の粘膜の感覚を司る神経が走っているため、この部分の骨削り術を行う際には顔面の神経へ対する知識や高度な手技が求められます。
※通常、下顎下縁形成術は単独で行うことはありません(他院修正の場合を除く)。エラ骨切り術、おとがい骨切り術と併用で行う他、Vライン形成術の手技として行われます。

効果目的
- よりなめらかで自然なフェイスラインにする
- あご(おとがい)、エラ手術との併用によって、さらなる小顔効果を出す
症例写真
エラ骨切り・下顎下縁形成術(エラ張りを複合施術で改善)

ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:エラ(下顎角)骨切り術、下顎下縁形成術(体部削合) 費用:1,320,000円、モニター価格 1,210,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、顔面神経麻痺、知覚神経麻痺、感染、骨髄炎、左右非対称、骨接合部の段差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
小顔整形・Vライン形成/おとがい形成+下顎下縁術
(横顔をシャープに+顎先の左右差改善)

ドクターによる症例解説
術前
横顔のもたつきと、正面から見た際の顎先の左右非対称(顎先が左に少し偏位している点)を気にしてご相談に来られた24歳の男性です。フェイスライン(横顔)のもたつきは脂肪吸引も一手ですが、骨格が原因の場合には輪郭整形術によってシャープで精悍な雰囲気に変えることができます。また顎先についてはおとがい水平骨切りで左右差を改善することとしました。
術後
施術では、横顔のもたつきを改善するためにおとがい水平骨切りでおとがい先端を前進させつつ下顎下縁底部を切除しています。さらに顎先の左右差を改善するために、おとがい先端をV字に造って顎先を前に出し、左に寄っていた顎先のポイントをわずかに右に移動して左右の対称性を改善しています。術後の写真は4ヶ月目の状態です。顎先からエラ(下顎角部)にかけたフェイスラインのもたつきが改善されてシャープな輪郭になり、正面から見た際の写真では顎先の左右差もなくなっているのがお分かりいただけるかと思います。CT画像で術前後の変化を比較すると、より変化がはっきりとします。
症例に関する情報
治療名:Vライン形成(おとがい水平骨切り・前出し+下顎下縁切除) 費用:1,320,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、左右非対称など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
エラ骨切り・下顎下縁形成術
(角ばって大きな顔の改善)

ドクターによる症例解説
術前
エラが大きく張り出しており顔が大きく見えることを気にしてご来院された32歳の女性です。エラの筋肉(咬筋)もエラ骨(下顎角)もいずれもかなり発達していましたが、土台部分の形状から根本的に変えて小顔になりたいとのことでしたので、骨切り術による小顔治療を行うこととしました。
エラ張り顔の改善治療として、古典的な手法としてはエラ骨切りを単独で行うことが多かったのですが、この方法だと横顔がシャープになっても正面から見た際の変化が乏しいため、近年のエラ張り改善治療ではエラ骨切りとあわせてフェイスライン(下顎下縁)も同時に切り落とす手法が一般的になっています。今回の方についても、患者様がその方法を希望されたためエラ骨切り+下顎下縁形成(切除)のコンビ治療で施術を行っています。
術後
術後は、下顎角部(エラ骨)と下顎下縁(フェイスラインの骨)を切除して5ヶ月目の状態です。
エラ骨切りとあわせて下顎下縁切除を同時に行ったため、横顔がシャープになっただけではなく正面から見た際の輪郭も左右幅が縮小し、しっかりと小顔効果を得られたのではないでしょうか。
症例に関する情報
治療名:エラ(下顎角)骨切り術・下顎下縁形成術(切除) 費用1,320,000円(エラ骨切り660,000円・下顎下縁形成660,000円)、モニター価格 1,210,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、顔面神経麻痺、知覚神経麻痺、感染、骨髄炎、左右非対称、骨接合部の段差など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
Vライン形成
(おとがい形成+下顎下縁形成+エラ骨切りで滑らかなフェイスラインに)

ドクターによる症例解説
術前
下顎を中心にフェイスラインが全体的に大きいことと、顎先が若干引っ込んでいることを気にしてご来院された30代の女性です。この方のように、エラから顎先にかけたフェイスライン全体にボリュームが生じている際は、エラ・顎先などの一部分にだけ骨切りを行っても術後の変化が乏しい上に、逆に輪郭が一貫性のないラインになり凹凸がより目立つ形になることもあります。そこで今回はVライン形成術として、おとがい形成・下顎下縁形成・エラ骨切りの3つを組み合わせる形でライン調整を行うこととしました。またこの方については、左側の下顎下縁が逆側よりも外側への張り出しが強かったため、片方のみ下顎体部皮質骨切除(外板外し)を行っています。
実際に行った施術は以下の通りです。
- おとがい形成(オトガイ水平骨切り術)
- 下顎下縁形成(下顎下縁切除・下顎体部皮質骨切除/外板外し)
- エラ骨切り(下顎角部切除)
術後
術後は6か月経過した様子です。エラ(下顎角)から顎先(おとがい)まで輪郭全体が、滑らかで連続性のあるほっそりとしたラインに変化しているのがお分かりいただけるかと思います。このような一貫性のある美しいラインに整えるためには、エラ・顎先とあわせて下顎下縁(フェイスライン)の切除を組合わせることで可能となります。
CT画像で術後の変化を見てみても、左右いずれの方向においてもフェイスラインに角のような突出が生じていないのが確認できます。
症例に関する情報
治療名:Vライン形成(おとがい形成・下顎下縁形成・エラ骨切り) 費用:1,980,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、骨髄炎、左右差、知覚神経麻痺、顔面神経麻痺など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
Vライン形成+頬骨整形
(他院修正/幅広い顎先をシャープに+頬骨の張り出し軽減)

症例に関する情報
治療名:①Vライン形成(他院修正/下顎下縁切除+オトガイ結節切除) ②頬骨整形(他院修正/頰骨弓部削り) 費用:①1,320,000円 ②660,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、知覚麻痺、顔面神経麻痺、左右非対称など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
料金
下顎下縁形成術 | 通常 | 660,000円 |
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モニター価格 | 605,000円 |
※複数の骨切り術を組み合わせる施術の場合、モニター価格の適用はいずれか1つのみとなります。
※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
術前
エラ張りを改善したいとご相談に来られた21歳の男性です。診察とレントゲン写真で確認をしたところ、エラ(矢印の箇所)とあわせてエラ周辺の骨においても盛り上がりがあったため、輪郭全体を滑らかでシャープなラインにするためにエラ整形(下顎角骨切り術)と下顎下縁形成術(下顎下縁切除・体部外板はずし)を行いました。
術後
今回の方は「しっかりとしたシャープな顔立ち」を希望されたため、エラの骨切りならびに下顎下縁体部の切除を、しっかりとした変化が確実に出る程度のボリュームで行っています。当院では自然な輪郭整形を得意としていますが、ご希望にあわせて大胆な変化を出すことも勿論可能ですので、お気軽にご相談ください。