レーザーによるウィルス性イボ(尋常性疣贅)除去
液体窒素で取れないイボの除去なら
レーザー治療がおすすめです
ウイルス性イボは正式には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と言い、ウイルスが皮膚や粘膜に感染することで生じる良性腫瘍です。ウィルス性のため削り取ったとしても再発率が高く、また他の部位に感染伝播することもあるため、知らないうちに指先・足裏など様々な部位に広がってたということもよくあります。
ウイルス性イボの除去治療においては、保険診療では液体窒素凍結療法が一般的です。これはマイナス200℃の液体窒素を使いイボを凍らせることで、ウィルスに感染した細胞を破壊するという治療法です。ただし1度の治療で完治することはほぼないため、数週間に一度の頻度で定期的に通わないといけません。またマイナス200℃の液体窒素を皮膚にあてるという行為は冷たさを通り越してかなり強い痛みとして感じるため、引き続き液体窒素治療を行うことに抵抗を感じるケースも多いです。
その他のイボ除去治療としては、手術、レーザー除去、塗り薬などがありますが、当院ではウィルス性イボの除去としてレーザー治療をお勧めしています。再発の可能性が少ない上に、ダウンタイムも少ない点が特徴です。
当院では現在17台のレーザーマシンを取り扱っておりますが、どのレーザーもそれぞれ異なる特徴を持っています。イボ治療においては炭酸ガスレーザーやVビームレーザーを使用することが多いですが、実際には一人ひとりのイボの状態にあわせて最適なマシンで除去治療を行っています。
施術の特長
- 痛みが少ない
- 液体窒素による治療は痛みがかなりあるため、2回目以降の治療に抵抗を示す方が多いです。レーザー治療は一瞬の照射でイボを除去することができる上に、それでもどうしても痛みが不安という際には麻酔クリームを使用することもできます。
- 治療回数が少ない
- レーザーによるウイルス性イボ除去の場合、1回の照射で完全にイボを取り除くことも可能です。状況によっては複数回の照射が必要なこともありますが、2回程度の照射で終了することが多いです。
症例写真
Vビームレーザーによるイボ除去
ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:Vビームレーザーによるイボ除去 費用:11,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:血腫、水疱形成、傷跡、潰瘍形成、炎症後色素沈着、再発など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
効果目的
- ウイルス性イボ(尋常性疣贅)の除去
施術の流れ
- 麻酔:クリーム麻酔と注射麻酔から選択可能。
- 施術:レーザーを照射します。
- ドレッシング:必要に応じて軟膏を塗布したりテープ・ガーゼなどで保護することもあります。
料金
ウィルス性イボ除去 | 1回 | 1箇所 11,000円~55,000円 |
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術前
当院で別の治療を行っていた30代の男性です。
膝にできたイボが気になるため除去したいということで改めて診察を行いました。
表面が点状(あるいは毛羽だったような状態)に細かな突起物が見られます。細かな出血斑も見えることから、ウイルス性イボ(尋常性疣贅)と判断しVビーム照射を行いました。
術後
照射悟3か月目の状態です。再発の兆候が見受けられません。
しっかりと除去するために比較的強めに照射をしたため色素沈着が見られますが(これは時間の経過とともに次第に落ち着きます)、手指などの目立つ部位で色素沈着をできるだけ避けたいという際には、照射を行う際にはマイルドに照射を行うことももちろん可能です。