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三重まぶたや目のくぼみを改善する方法

2017年07月31日(月) | カテゴリ: 上まぶたのくぼみ・たるみ, 二重整形・眼瞼下垂・目元
上瞼のくぼみと二重ラインが2本以上入る三重(みえ)まぶたは、
一般的な加齢による現象の一つですが、若い方でもこのような三重まぶた状態が見られるケースがあります。

どうして三重まぶたになってしまうのか原因は不明ですが、
眉を上げるクセのある方や眼瞼下垂のある方にセットで多く見られる傾向があります。
しかし因果関係はいまだよく分かっていません。

たとえば下の写真の方は、まだ27歳の女性です。

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目元だけ見ると、もっとずっと上の年齢にも見えます。
その原因は、上瞼のくぼみとまぶたに複数入ったラインによって
上瞼がたるんでいるように見えることに起因すると考えられます。

また、一見眼瞼下垂の症状かのようにも見えてしまうのですが、
それは上瞼のくぼみにより目が眠そうに見えるだけの錯覚であり、
瞳孔から上瞼のヘリまでの距離を見るなら実際には眼瞼下垂ではないことが分かります。

しかし、錯覚とは言え眼瞼下垂であるかのように見えることも
なおいっそう目元を老けて見せる原因の一つと言えます。

このような状態を改善するために二重埋没法によってラインを一本にまとめようとしても、
上瞼のくぼみ部分は常に皮膚が内側に引き込まれている状態のため
ラインの持ちは大変悪く、すぐに糸は皮膚から外れてラインは消えてしまうことでしょう。

では、ラインが取れないように切開式法でラインを作るのはどうでしょう?

実際に三重まぶたの方からそのようなリクエストも多く頂きますが、
ラインが取れないようにしっかり作ろうとすると筋肉や脂肪を切除する必要が生じ、
上瞼のボリュームがますます減ることになります。

結果、かえって上瞼のくぼみがさらに目立ってしまうこともあり得ます。

よってこのような三重まぶたの場合、上瞼のくぼみ治療をまず行った上で、
その後に埋没法もしくは切開法によって二重治療を行うというのが一般的な手順と言えます。

但し、ごく軽度の上瞼のくぼみであるなら、埋没法で皮膚を二つに折り込むだけで治るという
ケースもありますので、診察によってそのあたりは随時判断することになります。


また、今回の症例がまさにそうなのですが、「ヒアルロン酸注入」によって
ある程度上瞼のくぼみを緩和しておき、そこに埋没法二重を組み合わせることで
上瞼のくぼみと三重(みえ)を一気に解消するという手もいいです。

今回の患者さんは、原則的な手順に従ってまずは両目のくぼみにヒアルロン酸注入を行いました。

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右目は、いい感じにくぼみが目立たなくなり、三重も改善しています。
左目については、三重まぶたもくぼみも、もう少し改善の余地がありそうです

そして、いったんこの状態で埋没法二重を追加で行います。


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上は、腫れが少なく取れにくい当院オリジナルの
「2点連結スパイラル法」による埋没法を行った1ヶ月後の状態です。

三重のラインが1本にまとまり、くぼみもほぼ完全に解消されています。

このように、くぼみと三重がセットで存在する老けた印象の目元には、

ヒアルロン酸注入による上瞼のくぼみ緩和 → 埋没法二重

という2ステップの治療が効果的です。

今回の症例は違いますが、
もう少し上の年齢層でこれに眼瞼下垂が複合的に絡んでくるともう少し話は複雑になります。
しかし基本的にヒアルロン酸注入と手術という組み合わせで応用が効きます。

老けて見える目元の原因は実際様々ですが、上記のようなケースなら
当院では既に解決の方程式が完成しておりますので、是非一度ご相談ください。
ヒアルロン酸注入による上瞼のくぼみ解消治療はこちら
三重まぶた治療の詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

治療名①:上瞼へのヒアルロン酸注入 費用:88,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、左右差、アレルギー、塞栓症など
治療名②:二重埋没法(2点法・両目) 費用:55,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差、糸露出など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ



監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士