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【症例あり】唾液腺ボトックスによる小顔整形

2023年04月05日(水) | カテゴリ: 切らない小顔治療


「注射による小顔整形」というとボトックスが人気ですが、同じような小顔効果を得ることができる施術として唾液腺ボトックスがあります。

「唾液腺(だえきせん)」とは唾液を分泌する腺組織の総称で、実際には「耳下腺」「舌下線」「顎下腺」という3つの唾液腺があります。




これらの部位が過剰に発達していると顔が大きく見えてしまうため、ボトックスを注射して発達しすぎた唾液腺を委縮させて小さくすることで小顔効果を得ることができます。

一般的にはボトックスというと、発達しすぎた筋肉の働きを弱めるというイメージが大きいかと思いますが、唾液腺を支配している神経の神経終末からのアセチルコリンの分泌を抑えて唾液腺を萎縮させることで、同じような小顔効果を得ることができます。

なお、「耳下腺」「舌下線」「顎下腺」のうちどの唾液腺が膨らみすぎているかによって症状にも違いがあり、


・耳下腺が過剰に発達している場合:顔の横幅が広く見える(エラ張り)
・舌下腺が過剰に発達している場合:顎下の贅肉がもたついて見える(二重顎)
・顎下腺が過剰に発達している場合:横から見た際の輪郭がぼやける(顔が大きい)


といった具体になります。これらの気になる唾液腺にボトックス注射を行うことで、あご回りや耳回りをスッキリとして小顔効果を発揮します。


早速ですが、今回は唾液腺ボトックス注射の症例をご紹介したいと思います。




上は、あご下(中央+外側)にできた塊状の膨らみを改善して小顔になりたいとご来院された方の症例で、術後写真は1ヶ月後の状態です。(私が診察の合間に撮影した写真のため、術前後で撮影の角度が多少異なっている点はご了承ください)

この方の場合、舌下腺(顎下中央)と顎下腺(顎下の両側)の2つが過剰に発達していることによって、①顎からフェイスラインのかけてのラインがぼやけてている ②二重顎(顎下のもたつき) が生じています。

通常、フェイスラインや顎下が脂肪のせいで顔が大きく見える場合は脂肪吸引やウルセラ(HIFU)が適応となりますが、この方は診察で実際に触診をして確認したところ局所的な膨らみだったため、唾液腺(顎下腺・舌下腺)の過形成を疑いました。術後の写真では、顎下のポコッと飛び出したふくらみがなくなり、また外側のフェイスラインもクッキリとして輪郭がクリアになっています。かなり小顔効果が出ていますが、脂肪吸引やウルセラ(HIFU)、スレッドリフト(糸リフト)などは一切行っていません。

患者様が今回の結果に大変感激されていたので、写真使用の許可を申し出たところ快諾して頂きました。

本施術の適応有無は診察にて判断する形になりますが、できるだけ手軽に小顔整形を行いたい、もしくは脂肪吸引やウルセラ(HIFU)治療を行ったもののイマイチ効果を実感できないといった際には、唾液腺ボトックスもご検討いただくとよいでしょう。ほとんど腫れ、内出血などもなく、1分程度の施術(注射)で小顔効果を得ることができます。
>当院のボトックス注射の詳細や料金はこちらです。

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:唾液腺ボトックス(顎下腺・舌下腺) 費用:唾液腺ボトックス(顎下腺・両側2部位)55,000円、唾液腺ボトックス(舌下腺・顎下1部位)27,500円 リスク・副作用:腫れ、内出血、左右非対称、唾液の分泌低下、ドライマウスなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士