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プロテーゼ挿入による顎のライン調整・口ゴボ改善の症例

2023年01月17日(火) | カテゴリ: 小顔整形
「引っ込んだ顎を前方に出したい」
「ほっそりしたシャープな顎のラインにしたい」

このようなお悩みに対し、顎のラインを整える施術として
当院では以下を取り扱っています。

・骨切り手術(オトガイ骨切り術)
・Vライン形成(フェイスライン下部全体の骨切り・骨削り術)
・エラ骨切り
・顎プロテーゼ挿入
・顎ヒアルロン酸注入

骨切り術は半永久的な効果を得ることができるため人気ですが、
手軽かつ半永久的に顎のラインを変えたいという際にはプロテーゼ挿入もお勧めです。
(プロテーゼ挿入の施術は30分程度で終了します)

※より低侵襲で、かつダウンタイムの少ない形で顎を整える際には
ヒアルロン酸注入も有効です。
(ヒアルロン酸の場合は1~1年半程度の効果となります)

顎プロテーゼは、骨切り手術とヒアルロン酸注入の
中間的な位置づけとなると言ってよいでしょう。


顎プロテーゼ挿入による効果・目的としては以下が挙げられます。

1.小さい顎を前方向に出して、顎のボリュームを補う
2.フェイスラインをシャープに見せるために、顎を下方向に出す
3.口元が前に出ている状態(口ゴボ)を目立たなくする
4.鼻先の軟骨移植、鼻中隔延長術と一緒に行うことでEラインを作る


実際の症例を見ていきましょう。




上の方は、顎が小さく後退しており、
かつその点とも関連して口元が前方に出っ張っている
いわゆる「口ゴボ」の状態を改善したいとご相談に来られた40歳の女性です。

セットバックなど切開を伴う手術は行わずに顎やEラインを整えつつ、
口の前方への突出感もあわせて改善したいとのことでしたので、
今回は顎プロテーゼ挿入術を行うこととなりました。

顎プロテーゼ挿入術では、局所麻酔後に下唇の内側の粘膜を切開し
骨膜下骨上の層で顎先に向かって剥離してプロテーゼを挿入します。

ポイントとしては、プロテーゼをそのままの形で挿入すると
幅の広い男っぽい顎先になってしまうことが大半なので、
顎先にシャープ感が出るように事前にメスで加工してから挿入します。

適度なサイズに加工したプロテーゼを皮下ポケットに挿入して仮留め(仮縫合)をしたら、
当院ではそのまま縫合を行って施術を終了するのではなく
患者様に手術台の上で起き上がって頂き、仮留めの状態で
あごの大きさや延長方向などを入念にチェックしてもらっています。

この時に少しでも気になる点がありましたら、医師にお伝えください。

仮縫合をしている糸を外してプロテーゼを取り出し、
再度プロテーゼの形を加工したりプロテーゼの挿入位置を変えるなどで
出来る限りご希望のラインになるように「完全オーダーメイド」で仕上げています。

なお、仮縫合の段階で施術部位に腫れがあると、
顎の形状やラインが術後の状態とかなり異なる形になってしまうので、
当院ではできるだけ腫れが生じないように丁寧に止血・剥離操作を行っています。

そして、ご納得いくラインになったところで傷を閉じて
プロテーゼがずれないように一旦皮膚面からテープで固定し、改めて縫合を行います。




上は、術前(左)と術後1ヶ月目(右)の状態です。

術後は顎が前に出ているだけではなく、
フェイスラインが全体的にシャープになっているのが分かります。





さらに横から見ると、ご本人が気にされていた
口元の前方への突出感が軽減されているのが分かります。

鼻先と顎先を結んだ
いわゆる「Eライン」の中に口元が収まって見えますので、
横から見たプロフィールもバランスが改善されたと言えます。


このように顎プロテーゼ挿入術は、
骨切り手術を行わずとも30分程度の局所麻酔下の日帰り手術で
顎のラインに変化を出して「口ゴボ状態」を改善することが可能です。

ただし人工物(シリコン)の挿入に抵抗のある方や、
長年プロテーゼを入れておくことで生じる可能性がある
骨吸収(顎先の骨量が減る)が心配だという方には、
上下顎のセットバック+オトガイ骨切り術による顎先の施術もお勧めです。

注入術から骨切り術まで幅広い施術メニューを取り揃えておりますので、
同じ部位のお悩みでも、当院ではお一人ひとりのご希望やイメージに近い形で
施術をご提供できる点が特長です。
当院の顎プロテーゼ挿入術の詳細こちらです。

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:顎プロテーゼ挿入 費用;220,000円 
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、左右差、感染、プロテーゼの露出、創離開、骨吸収、知覚麻痺など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士