乳輪周りのニオイ治療（ちちが・乳輪わきが治療）

こんなお悩みの方にお勧めです

ちちがとは、わきが（脇のニオイ／腋臭症）やすそわきが（デリケートゾーンのニオイ／外陰部腋臭症）と同じ原因で生じる独特のニオイのことで、乳輪付近から玉ねぎやネギ、納豆、腐敗した魚のような酸味のある刺激臭が生じることが多いです。わきがほど強くニオイが生じることはありませんが、洗顔や入浴時などに下を向いた際に、胸元から酸っぱいニオイがするとご自身で気づくケースの他、場所柄もありパートナーからニオイを指摘されて気づく方も多くおられます。また、ちちがには苦みのある成分が含まれているため、「胸元から苦い味がする」と言われることもあるようです。
当院では現在、ちちが（乳輪周りのニオイ治療）としてミラドライによるマイクロ波（電磁波）照射治療を行っています。一般的にミラドライは脇の下のニオイ（わきが）や汗（多汗症）の治療で使用されるマシンとされていますが、ちちが（乳輪周りのニオイ）は、わきがと同じメカニズムで生じるニオイとなるため、ちちがにおいても有効であることがほとんどです。ミラドライによるちちが治療は手術やメス不要で、半永久的な効果が得られます。気になる際にはご相談ください。

ちちがの特徴

ちちがとは、乳輪付近に生じる独特の酸味のある刺激臭のことを言い、わきが（脇のニオイ／腋臭症）やすそわきが（デリケートゾーンのニオイ／外陰部腋臭症）と同じ原因で生じます。胸元は常に衣服や下着で覆われている部分となるため特に夏場などは蒸れやすく、汗によって多少のニオイが生じることはどなたにでもありますが、ちちがの場合は、一般的な汗のニオイ（ごくわずかな酸っぱみのあるニオイ）とは異なり、玉ねぎやネギ、納豆、腐敗した魚、香辛料などに例えられるような独特の酸味のある刺激臭になります。但しわきがほど強くニオイがすることはないため、ご自身では気づかれないこともあるようですが、パートナーから「胸元からニオイがする」「胸元から苦い味がする」と言われて気づかれる方も多くおられます。（ちちがには苦みのある成分が含まれているためニオイだけではなく味も独特になります）さらに、ちちがはニオイや味が特徴的である他、下着に黄色や茶色のシミがつくこともあります。
ちちがは、わきが・すそわきが同様に遺伝であることが多いです。そのため両親や親族にわきがの方がいらっしゃる場合は、ちちが（＋わきが・すそわきが）の可能性も高くなります。また耳垢が湿っているタイプの方はわきがの割合が高いという特徴もあります。

ちちがの可能性が
高い方

胸元は衣服や下着などで蒸れやすい部位のため、夏場などは汗によって多少のニオイが生じることもありますが、以下の項目に当てはまる場合は、通常の汗ではなくちちが（乳輪わきが）の可能性が高いです。ちちがの場合は、特有のニオイを改善するためには治療が必要となります。

• 乳輪周辺から独特の酸っぱいニオイがする
• 乳輪付近の下着に黄色いシミがつくことがある
• パートナーから胸元からニオイがすると言われた
• パートナーから胸元から苦い味がすると言われた
• 両親や親戚にわきがの人がいる
• 耳垢が湿っている（湿性耳垢）
• わきが、すそわきがも気になる

ちちがの原因

ちちがは乳輪周りの独特なニオイのことを言いますが、ちちがの原因はワキのニオイ（わきが）やデリケートゾーンのニオイ（すそわきが）が発生するメカニズムは同じとなり、「アポクリン汗腺」という汗を出す組織が関係しています。
汗腺にはアポクリン汗腺・エクリン汗腺という2つがありますが、アポクリン汗腺はニオイに、エクリン汗腺は汗の量に関与しています。エクリン汗腺は身体全体に満遍なく存在する汗腺となりますが、ニオイの原因となるアポクリン汗腺は、腋窩（わきの下）や陰部（デリケートゾーン）、乳輪、外耳道（耳のなか）に多く存在している点が特徴です。
エクリン汗腺から出る汗は無臭でサラサラしていますが、アポクリン汗腺から出る汗は、中性脂肪や脂肪酸、尿素、アンモニアなどの成分が混じっており、汗として対外に排出された際に皮膚の常在菌などと反応することで刺激のある独特のニオイが発生します。臭いの原因となる物質には、酢酸や蟻酸などの不飽和脂肪酸の他、アンモニアやメチルアミン、トリメチルアミンなどが挙げられます。

ミラドライによる
ちちが治療

当院ではわきが・わき汗治療で使用されるミラドライという治療器によって、ちちがを始めとする乳輪周りのニオイの改善治療を行っています。ミラドライは、手術を伴わずにマイクロ波（電磁波）を皮膚に照射することで、汗の量やニオイを改善することができる機器で、ニオイ（ちちが・わきが・すそわきが）の原因となるアポクリン汗腺も、汗の量（わき汗・多汗症）の原因となるエクリン汗腺もいずれも熱破壊することができる点が特徴です。
ミラドライはわきが治療（ワキのニオイ改善）や多汗症治療（わき汗改善）で使用されている医療機器ですが、前述した通り、わきが・すそわきが・ちちがはいずれも同じ原理で生じるニオイ（＝アポクリン汗腺が皮膚の常在菌によって分解されることで生じる刺激のあるニオイ）のため、わきが同様にすそわきが・ちちがなどの改善にも効果を発揮することが可能です。

乳輪周りの他、胸の谷間や胸下のニオイも対応可能です

ミラドライに乳輪周りのニオイ治療については、ちちが（乳輪付近のニオイ）だけではなく、胸の谷間や胸下のニオイについても対応しています。これらの部位についても乳輪付近と同じようにアポクリン汗腺が発達していることが多いため、ちちが同様に独特なニオイを緩和することが可能です。
また当院では乳輪周りだけではなくデリケートゾーンのニオイ（すそわきがなど）についてもミラドライ治療を行っています。この部位については、外陰部（すそわきが）の他、Vライン、Oライン、臀部（お尻全体）等も施術可能です。

一度の施術でしっかりと効果を実感できる「ダブル照射」を行っています

ミラドライは、メーカーのプロトコル通りに照射を行った場合、一度の施術で汗腺の70～80％程度を破壊することができます。そのため1回の施術でもニオイが改善もしくは軽減したと実感できることがほとんどですが、乳輪周りは特にアポクリン汗腺が集中して存在する部位のため、当院では乳輪周りについては更にしっかりと効果を出すために、当院独自の照射方法（ダブル照射）による施術を行っています。この手法で行うことで、当院でミラドライによるちちが治療を受けられた方の9割以上の患者様が一度の施術でその効果にご満足してくださっております。※ダブル照射は乳輪のみとなります。（谷間・胸下は通常照射）

どうしても気になる際には2回目の施術も可能です

ミラドライは一度の照射で70～80％の汗腺を破壊することができるため、ほとんどの方が一度の施術でその効果に満足されておられますが、ニオイに対する感じ方には個人差があるため、「まだほんのわずかに残るかすかなニオイがどうしても気になる」という際には、2回目のミラドライ治療を行うことも可能です。当院で2回目の施術をされた方は現段階ではまだ1名もおられませんが、もし2回目の施術をご希望の際には、1回目の照射から3か月以上の間隔をあけていただければ施術が可能となります。

施術の特長

手術不要・長期的に効果が持続

ミラドライによるちちが治療は、手術を行うことなく乳輪周りのニオイを改善することができます。治療では、ちちがの原因となるアポクリン汗腺そのものをマイクロ波（電磁波）によって熱破壊するため、ニオイが再発する可能性は大変低いです。

傷跡などのダウンタイムが少ない

手術を伴わないミラドライは、術後のアフターケアやダウンタイムが短い点も特徴です。また施術では皮膚を冷却しながら照射を行うため、痛みも軽減することができます。術後1週間程度は多少の赤みや腫れが生じることもありますが、日常生活には支障はほぼありません。

一度の施術でニオイをほぼ改善

ミラドライによるすそわきが治療では、メーカーのプロトコル通りの照射方法でも一度で70～80％程度の汗腺を破壊することができます。さらに当院のちちが治療では、よりしっかりとニオイを改善することができるオリジナルの照射法（ダブル照射）で施術を行っているため、さらに多くの汗腺を一度の照射によって破壊しております。

施術の流れ

1. マーキング：照射部位にマーキングを行います。
   当院ではより効果を確実に出すために通常よりも広範囲にマーキングを行っています。
2. 局所麻酔：麻酔の痛みが不安な方には事前にクリーム麻酔の使用も可能です。
   （クリーム麻酔は別途費用が掛かります）
3. 照射：マーキング位置にミラドライを照射していきます。
   照射時は脇の皮膚を軽く吸引・冷却しながら行います。
4. 冷却：照射後は15分ほど冷却を行い終了です。

施術情報

• 所要時間
  1時間程度
• ダウンタイム
  1週間程度（赤み・腫れが生じます）
• 手術時の痛み
  局所麻酔注射時のわずかな痛み
• 手術後の通院
  1回または2回
• 麻酔
  局所麻酔（注射）
• 持続性
  半永久
• シャワー・入浴
  当日から可能ですが、照射部位に熱がこもらないよう、2，3日程度はぬるめのシャワーなどで済ませることをお勧めします。

料金

デリケートゾーン

それ以外の部位

デリケートゾーン・乳輪周り（男性）

治療における注意点

• 施術の4日前までにご自宅にて剃毛をお願いいたします。
• ミラドライは照射後、一時的に赤み、腫れ、痛み、むくみ、しこりなどが生じることがあります。いずれも1週間程度で自然と改善します。（逆に術後に腫れやむくみが生じなかった際には、汗腺が破壊されていない可能性が高いです）
• ミラドライ照射後1か月程度経過した際に、わきのツッパリ感やしこりを感じることがあります。一時的なものですので自然に改善します。
• 施術後1か月程度は、医療脱毛はお避け下さい。
• 激しい運動やサウナなどの熱がこもる行為は、術後2週間程度はお控えください。
• ミラドライ治療による失敗・後悔・再発について詳細はこちら

ミラドライ治療による失敗・後悔・再発について詳細はこちら

治療が出来ない方

• 妊娠中、授乳中の方
• 心臓ペースメーカーなどの電子機器を装着している方
• 腋窩付近に金属製のインプラントが埋め込まれている方や刺青のある方
• 腋窩に悪性腫瘍や皮膚悪性腫瘍がある方