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ウルセラによる首の引き締め

2016年01月12日(火) | カテゴリ: たるみ(美容皮膚科)
現在世の中にある、たるみ引き締め系のマシンで
最も効果が高いとされるウルセラですが、
当院が日本最安値レベルの施術料で出しているということもあり
日々多々リクエストを頂いております。

ちなみに、最近某大手美容外科が「ウル〇ラリフト」なる
一字違いの似たような名前の施術を盛んに宣伝しておりますが、
本物のウルセラとは全く一切何の関係もない別製品ですので
お間違いのないようにくれぐれもお気をつけください。

その製品も、ウルセラリフト同様に超音波による
たるみ取り、引き上げ、リフトアップとうたっていることもあり、
意図的にミスリードを誘っているように感じるのは私だけでしょうか?

ヴィトンじゃなくて、バトンみたいな。(笑)

たとえ正規ブランドでなくても
安ければいいという方も確かにいるかもしれませんが、
効果と安全性を考えた場合、怪しげなものには手を出さない方が無難です。

当院では昨年1月にウルセラを導入して1年間使ってみましたが、
やはりリクエストが最も多いのは頬であり、
効果が一番実感しやすい部分であると言えます。

この他、意外に効果が分かりやすい部分として、首と目の下があります。

首の引き締めには、フル切開によるフェイスリフトが最も有効な手段ですが
手術以外だとなかなか効果の上がるものが見当たりません。

「しわ」を目立たなくするということであれば、
横しわですとヒアルロン酸を打ったり
縦しわであればボトックス注射を打つなどで若干の効果が得られますが、
「たるみ取り」となるとなかなか良いものがありませんでした。

かつて大手美容外科勤務時代に、組織を咬んで引っ張るタイプの
糸のリフトをこの部位に行ってましたが結果は今一つでした。

吸収性の溶ける糸を首に入れたこともありますが、
こちらは頬にはある程度の効果がありますが、
首には正直あまり効いている感じがしません。

こうして見るとウルセラは、
非侵襲の方法に限って言えば現存する方法の中で首のたるみ引き締めに
一番効果の確かな治療法と言えます。

下は、首のたるみを気にされて当院を受診された62歳の女性です。

喉仏から顎下に掛けて、皮膚が緩んで肉垂れ(にくだれ、肉垂;にくすいとも)が
縦方向に前下方にふくらんで見えます。

これに対し、ウルセラ にて首の下は喉仏のレベルから、
上はフェイスラインまでの範囲に4.5mmの深さを狙うプローブで50ショット、
3mmの深さを狙うプローブで50ショットを照射しました。

これが、ウルセラ社が推奨する東洋人向けの標準的なショット数の
プロトコールとなります。


上は、照射直後の状態です。

オレンジの三角矢印の先端部の肉垂れが引っ込み
引き締まったのを確認出来ます。

現在長期経過を観察中ですが、ウルセラが最も効果を発揮するのは
施術後2,3ヶ月目とされていますので、直後でこの状態ならさらに
時間を経てより引き締ってゆくことが予想されます。

患者さんも結果をとても楽しみにされていました。

*ウルセラの照射は、1年に1回が目安となりますが
より高い効果を得たい場合最短サイクルで6ヶ月に1回の照射も可能です。
ウルセラリフトの詳細はこちらをどうぞ。

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:ウルセラ 費用:77,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、再発、熱傷など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士