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平行型だけれども自然な幅の二重

2016年06月20日(月) | カテゴリ: 美容外科, 二重整形・眼瞼下垂・目元
今週は、二重埋没法(3点連結・スパイラル)の症例です。

最近の傾向として、
若い方からよくあるリクエストなのですが、

・目頭部分でもしっかりとラインが見える平行型の二重にして欲しい。
・けれどもあまり広い二重にはしたくない。

というご要望を頂くことがよくあります。

目頭に蒙古ヒダ(皮のかむり)のあまりない方なら
あまり広く作らなくても平行型になることもありますが、
東洋人の場合、みな多かれ少なかれ蒙古ヒダがあることが多いので
二重手術単独でするなら幅をかなり広く作らないと、平行型にならないことが多いです。

もちろん無理矢理、極端に広い幅で作れば平行型にはなりますが、
いわゆる「眠そうな目」、一般に「ガチャピンのような」と表現される目となってしまいます。

二重の広い幅に対して、目ヂカラが負けてしまっているケースです。

また、あまり目ヂカラのない人が極端に幅の広い二重を作ると、
目を開く時の抵抗が増して医原性の眼瞼下垂を作ることもあるので要注意です。

ですので、幅をあまり広くせずに平行型にする際は、
目頭切開を併用して蒙古ヒダを取り除くケースが多いです。

しかし、目頭に傷跡が残るのを嫌って目頭切開はしたくないという方が案外多く、
ここで患者さんがジレンマに陥ることがあります。

なお目頭切開は腫れもほとんど出ませんし、女性ならお化粧で隠すことも出来ます。
(男性だとこの点が厳しいかもしれません)
しかも、傷跡は2?3ヶ月するとほぼ分からなくなります。

…そうは言っても、皮膚を切るということに対して抵抗がある方に
これをいくら詳しく説明しても大概らちがあきません。

ただ、控え目な幅で平行にするのに必ずしも目頭切開が必要か? と言われると
そうではないケースもあることはあります。

たとえば、下の写真の方は、一重でかなり上まぶたのかぶりの強い方ですが
目頭にある赤い結膜部分の三角形がかなりの面積で見えているようなタイプだと、
目頭切開なしに、幅をあまり極端に広くは作らずに平行型になることもあります。



下は、この方へ3点連結・スパイラルの二重埋没法を行って2ヶ月目の写真です。

平行型で二重を埋没法で希望される方の場合、
糸が少しでも緩むと内側のラインが蒙古ヒダに隠れて
いつのまにか末広型の二重になっていたということがよくあります。

埋没法で平行型二重を作るなら、
糸がゆるむことがまずない連結式スパイラルが断然お勧めです。


ごく自然な幅で、かつ平行型となっています。

右に関しては、内側でがばっとラインの幅が開いている訳ではないので
末広型と平行型の中間くらいとして、「中間型」と呼ぶこともあるかもしれませんが、
ご本人の希望通り目頭側までラインが見える二重となっています。

このように、

・目頭の形
・蒙古ヒダのかぶり方
・蒙古ヒダのフチの角度

などによっては、目頭切開なしに、かつ幅を無理に広く取ることなく
平行型とすることが出来ることもあります。

平行型の二重にしたいものの、メスを使う目頭切開は避けたいために
二重手術に踏み切れない方は一度是非ご相談ください。
二重埋没法についてはこちらに詳細があります。

多くの方が気にされる二重整形後の腫れ対策などはこちらにまとめました。
二重埋没法の症例はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

治療名:二重埋没法(3点連結) 費用:140,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、皮膚の傷跡、後戻り、左右差など
治療内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ



監修者情報
美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。
免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士