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ウルセラと類似治療(ヒアルロン酸・リフトなど)の違い
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ウルセラと類似治療(ヒアルロン酸・リフトなど)の違い

本家本元、FDA認可のウルセラ

ウルセラはノートパソコンのようなコンパクトなマシンですが、本体価格1,000万円前後もするかなりの高級マシンです。
同様の機械で韓国製のダブロというマシンがありますが、これはウルセラの類似品でありこの半額程度の本体価格です。
ウルセラを購入する当時、複数の業者からダブロを買いませんか?と何度も打診をもらい、誘惑に負けそうになりましたが、やはりブランド・ヒストリーや実績など様々な点を考慮して、本家本元のウルセラの方を導入することに決めました。高性能スポーツカーが買えてしまうような価格帯の製品ですが、「たるみ治療に効果がある」とFDA(アメリカの厚生労働省)から認可を得ているエビデンスのあるマシンになります。

特に効果的な部位

ウルセラについては、やはりリクエストが最も多いのは頬であり、効果が一番実感しやすい部分であると言えます。この他にも効果が分かりやすい部分として、首と目の下があります。とくに首の引き締めには、今までは手術(フル切開)によるフェイスリフトが最も有効な手段でしたが、それ以外には効果的なものはほぼありませんでした。

類似治療(ヒアルロン酸・リフトなど)との違い

しわを目立たなくするということであれば、静止しわであればヒアルロン酸を打ったり、表情しわであればボトックス注射を打つなどで若干の効果が得られますが、「たるみ取り」となるとなかなか良いものがありませんでした。
なおヒアルロン酸はここ数年で製剤の開発・研究が進んでおり、たるみ改善治療として現在「ヒアルロン酸リフト」という手技があります。これは皮膚に散らして撒くようにしてヒアルロン酸を打つテクニックで、皮膚にボリュームを与えることで頬の軽度のたるみ、ゆるみを取ることができます。
ヒアルロン酸も手軽な治療ですので、頬のたるみについてヒアルロン酸リフトによるリフトアップもよいと思います。ただヒアルロン酸の場合、首やフェイスラインの引き締めについては効果を出しにくいものですので、部位に応じて選択することがポイントかと思います。
また、以前勤めていた大手美容外科では、組織を咬んで引っ張るタイプの糸リフトによるたるみ治療を行ってましたが、正直なところ結果は今一つでした。吸収性の溶ける糸を首に入れたこともありますが、こちらは頬にはある程度の効果がありますが、首には正直あまり効いていたという感じはありません。
引き締めたい部位やたるみの程度などにもよりますが、非侵襲の方法に限って言えばウルセラは現存する方法の中で(特に首やフェイスラインの引き締め)一番効果の確かな治療法ではないかと考えています。
首の中でも、喉仏から顎下に掛けて皮膚が緩んだ状態(肉垂れ:にくだれ、肉垂:にくすいとも)の改善に効果的です。ウルセラのプロトコール通り、フェイスラインまでの範囲に4.5mmの深さを狙うプローブで50ショット、3mmの深さを狙うプローブで50ショットを照射するとかなり改善できます。

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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