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スムースアイ(4Dアイリフト)
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スムースアイ(4Dアイリフト)

まぶた裏からレーザーを照射することで
ダウンタイムなく下まぶたのたるみ・しわ・目袋を改善

スムースアイ

下まぶたのたるみには様々な要因がありますが、治療効果という点に着目すると手術(皮膚切除・眼窩脂肪移動術など)を組み合わせたものがベストな結果につながることは一般的にも正しいと言えます。
しかしながら、手術を行った場合に生じる腫れ・内出血などのダウンタイムや外反(下瞼が下方に引かれる)などのリスクを考えるとハードルは依然として高く、患者様がどなたでも受けてみようと思う万人向けの治療法とは言えません。手術以外の治療法としては、クマやしわに対するヒアルロン酸注射や、目元の皮膚を引き締めるレーザー治療などが当院には既にありますが、目の下のいわゆる「目袋」(眼窩脂肪の前方への突出)に対して効果のあるレーザーは今までにありませんでした。

涙袋と目袋の違い

ちなみに目袋は涙袋とよく混同されがちですが、涙袋が下まぶたのフチを縁取るような盛り上がりであり目元を立体的に際立たせる点で整容的に望ましいアクセントとなり得ますが、これに対し目袋は、涙袋より下方にあって幅のあるふくらみ・皮膚のゆるみとして認められる典型的な目元の老化現象のサインです。
この二つは同じ目元のふくらみ(盛り上がり)でありながらも似て非なるものであり、かつその意味は全く真逆のものであると言って良いでしょう。

典型的な目袋の状態

そして、このような目袋のふくらみがある時、上の症例写真で示すように目袋の下方にへこみが同時に存在することが多く、ふくらみ部分(山)とへこみ部分(谷)の高低差によって一層へこみ部分の影が強調され、これが線状のクマとしてハッキリと認められるということとなります。
へこみ部分は、ヒアルロン酸注射をすれば即時性のある治療ですので一瞬にして目立たなくすることが出来ますが、その上にあるふくらみ部分をへこませることは出来ません。レーザー照射を表側の皮膚面から行った場合、しわが薄くなり若干皮膚が引き締まる効果は期待できますが、あくまで皮膚レベルでの改善のため、目袋の原因である皮下の筋肉のさらに向こう側奥にある眼窩脂肪にまで影響を与えることが今までは出来ず、患者様にも残念ながら諦めてもらうしかありませんでした。

このもどかしい現状に対して、フォトナ社のレーザー「SPダイナミス」がこれまでの美容医療レーザーの概念を根底からくつがえす、全く新しい発想の転換を打ち出しました。
まさに逆転の発想とでもいいましょうか。表から届かないなら、まぶたをひっくり返し裏である粘膜面からのレーザー照射により皮下の深い部分にあるターゲット層(この場合は眼窩脂肪)を直接引き締めることを目的とした画期的コンセプトのレーザーです。この粘膜面からのアプローチ施術は「スムースアイ」と呼ばれ、下まぶた表面の凹凸がたるみに見える大きな原因であるため、凹凸をならして平坦にし、滑らか(スムース)にすることで目元の若返り効果を狙うという意味を込めてつけられたネーミングです。

なお、SPダイナミスで出来る様々な施術メニューのうちの一つが本ページで解説する目元のたるみ・クマ治療の「スムースアイ」ですが、実はこのマシンは、婦人科領域の膣のゆるみ(膣弛緩症)の引き締め、尿道へのアプローチによる尿失禁の治療、子宮脱、膀胱脱など骨盤臓器脱の治療、外陰部の黒ずみ治療、口腔内からのアプローチによるフェイスリフト(顔のたるみ取り治療:スムースリフト)、口腔内粘膜へのアプローチによるイビキ治療などの治療も本機1台で可能としています。そして、これら複数の治療法の共通点をよく見比べるならば、主に粘膜面側(内側)からターゲットにアクセスすることを得意とするレーザー機であるということに気づくはずです。そのためこれらの施術全般をまとめて「インティマ intima」(英語で「内膜」の意味)レーザーと呼ぶこともあります。

SPダイナミスとフォトナ社について

フォトナ社は、中央ヨーロッパに位置するスロベニアにおいて国内最大の企業であり、日本国内の会社で例えるならしばしば「スロベニアのトヨタ」などと呼ばれる巨大企業です。
1964年に設立されて以来世界で3000台以上のレーザー機の販売実績があり、世界70ヶ国に販売代理店を持ちます。既に55年以上続くヨーロッパにおける老舗メーカーとして世界中の医師から支持されています。医療分野のレーザーメーカーとしても有名ですが、その他ですと戦車に搭載するレーザー測定器、照準器などを開発製造している軍事産業を支えるメーカーとしても知られています。これらの点から見ても技術力に関しては世界トップクラスの確かな実力を持つ会社と言ってさしつかえないでしょう。
そして当院で導入されているSPダイナミスは、フォトナ社の多数ある美容医療レーザーのラインナップ中では最上位機種であり、婦人科用レーザー施術として有名なインティマⓇなど粘膜からのアプローチ施術に加え顔面の美容治療が可能な2つの波長(エルビウムヤグとネオジウムヤグ)を1台にまとめて搭載した多機能レーザー機としてまさに同社製品を代表するフラッグシップモデルと言えます。

施術の特長

これまでにない深い層へのアプローチが可能
美肌治療、しわ取り、たるみ取りなど様々な目的で美容医療レーザーがこれまで開発生産されてきましたが、いずれも表側・皮膚面からのアプローチであるためレーザーが持つ波長がいかに長いものであったとしても、その深達度にはそもそも限界がありました。特に目袋は皮膚の下の眼輪筋のそのまた下の眼窩隔膜のそのまた下の眼窩脂肪がはみ出して出てくることが原因ということもあり、レーザーで有効な結果を出すことはこれまで困難でした。この限界を突破すべく考え出されたのがまぶたの裏側からのレーザー照射という手法です。エルビウムヤグ自体2940nmと元々長波長であることに加え、瞼を裏返した時に見える粘膜のすぐ下が眼窩脂肪ということもあり容易に狙った組織にエネルギーを打ち込み引き締めることが可能となりました。
ダウンタイムがほぼない
エルビウムヤグには、元々蒸散タイプ(表面を削る)と非蒸散タイプ(表面を削らない)があり本機SPダイナミスではこれら2つのモードを打ち分けることが可能です。スムースアイに用いられるモードは、フラクショナル化された非蒸散タイプのため眼瞼結膜を削って傷つけることなく粘膜下にレーザー光のエネルギーを打ち込み引き締めるため、腫れ・内出血などのダウンタイムがほぼありません。術後は下まぶたの微妙なむくみと目やにの多さを2日間ほど実感しますが、施術後にお渡しする目薬の点眼で十分しのげるレベルです。
痛みがほぼない
目の裏にレーザーを当てるなどと聞くと痛みに対する不安感を感じることでしょう。しかしながらこの施術では意外なことにそれほど痛みは強いものではありません。施術前に麻酔の点眼薬を点眼することで、患者様が施術中に感じるのは主に熱感がメインであり痛みはさほどでもありません。 ただし痛みに対する感受性にはかなりの個人差があるためもし痛みがある場合は、レーザーの出力を下げるなどの調整は容易なため施術中に遠慮せずお申し付けください。また施術中は眼球の表面にレーザー光を完全に遮断し透過を防ぐコンタクトレンズを装着して行うため眼球にレーザーが当たってトラブルが発生することは絶対にありませんのでご安心下さい。
表と裏からのダブルトリートメントが可能
既に当院には本機SPダイナミスとは別に瞼のたるみ、しわなどを治療するフラクショナルレーザーを4種類ほど取りそろえております。これら皮膚の表側からのたるみ改善レーザーと裏面からスムースアイを併用して用いることで、表と裏からまぶたを挟み撃ちする形で強力に引き締め若返り治療とすることが出来ます。つまり二つのレーザーを組み合わせることで相乗効果によりさらに少ない回数で短期間に高い効果を出したい方には、表裏2方向からの「サンドイッチ・トリートメント」もお勧めです。
眼瞼下垂のレーザー治療への応用
スムースアイは元々下まぶたの治療用に開発された施術手技ですが、実は上まぶたにも照射可能です。
これは、完全に当院オリジナルの治療法であり他院で行っているクリニックはいまだありません。上瞼を反転することで、瞼板の上端の腱膜付着部位にレーザーを照射すれば開瞼の役割を担うミュラー筋と挙筋腱膜を同時に引き締めることが出来ます。これにより開瞼力(目ヂカラ)を強化し眼瞼下垂の治療としています。レーザーによる眼瞼下垂治療という今までにない全く斬新な発想の治療法です。デメリットとして、2日間ほど多少強い目の乾燥と異物感を伴いますが、その後は目のコンディションに問題無く生活することが出来ます。加齢によるか、もしくは生まれつき目の開きが弱く、これを改善したいけれども手術後数週間の腫れ・内出血などのダウンタイムがあることに抵抗を感じている方には是非お勧めの治療です。

効果目的

  • 下瞼の目袋の治療
  • 下瞼のクマの治療
  • 下瞼のたるみの治療
  • 下瞼のしわの治療
  • 眼瞼下垂の治療

施術の流れ

  1. 洗顔:裏(眼瞼結膜)からのアプローチなので不要です。
  2. コンタクトをしている場合は外します。
  3. 麻酔:麻酔の点眼薬を点眼します。
  4. 目に直接レーザー光が入らないように金属製のコンタクトを医師が装着します。
  5. レーザー照射をします。
  6. コンタクトを医師が外し、抗生剤入りの点眼液を点眼します。

料金

スムースアイ
(4Dアイリフト)
1回 両目 44,000円(両目)

※1ヶ月ごと3回から5回推奨

施術情報

  • 所要時間
    15分程度
  • ダウンタイム
    わずかな下瞼のむくみと目やにが2日間ほど
  • 施術の痛み
    痛みはほぼないが照射部位でわずかな熱感を感じる。
  • 通院
    施術回数に一致(3から5回)
  • 麻酔
    点眼液による麻酔
  • 持続性
    1ヶ月ごと3回から5回行った後は3ヶ月に1回のメンテナンス
  • 洗顔
    当日可能
  • シャワー・入浴
    当日可能
  • メイク
    当日可能

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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