ニキビ・ニキビ跡

ニキビケアは、大きくニキビ自体の治療と、
ニキビ跡の治療に分かれます。

ニキビ自体の治療

当院では、内服薬、外用薬、ピーリング、イオン導入、レーザーを御用意しています。今まで病院でみてもらったけれども治らなかったニキビには、特に内服薬がお勧めです。ニキビは、毛穴に角栓がつまることで皮脂の毛穴からの排出がスムーズにゆかず、毛穴にたまった皮脂をアクネ菌が分解代謝した産物が炎症を引き起こします。
また、脂の分泌が元々多ければニキビが生じる原因にもなります。

内服薬には、アクネ菌による皮脂の分解を抑える目的で投与される抗生物質、アクネ菌自体の増殖を抑える目的の抗生物質、皮脂の分泌を促進する男性ホルモン作用をおさえる飲み薬、皮脂の分泌を抑えつつ皮膚の代謝を活性化する飲み薬など様々な薬がありその時々の症状によって使用する薬剤を選択します。
外用薬、ピーリングは主に皮膚表面の角栓を取り除くことで皮脂の排出をスムーズにする作用のあるものを用います。炎症があまりに強い時は、抗生物質の外用薬を用いることもあります。 さらに、レーザーには殺菌効果のあるタイプのものの御用意がありニキビ自体にも効果を発揮します。またイオン導入でトラネキサム酸、ビタミンCを導入して皮膚の炎症を抑えるのも効果的なスキンケアです。

ニキビ自体の症状が改善したら、いよいよニキビ跡の治療です。

ニキビ跡

ニキビ跡とひとくくりに言いますが、これも　①皮膚面に生じた凹凸　②炎症後の色素沈着という二つに分かれます。

①凹凸の治療

外用薬のトレチノインやケミカルピーリングで皮膚の表面の角質を除去するのは皮膚面を滑らかにする作用があります。またトレチノインは、皮膚面の凹凸を目立たなくするだけでなくニキビの炎症による色素沈着（しみ）を取り除く作用もあります。
また、ダーマローラーやフラクショナルレーザーは皮膚面に細かな穴を多数開けることで創傷の治癒作用をうまく利用して凹凸を滑らかにします。
さらに上記の治療は複数回の施術や効果を得るまでに日数を要するものをあげましたが、1回の治療で確実にニキビ跡の凹凸を滑らかにしたければ、皮膚面を回転するヤスリのようなもので表面を削るアブレージョン手術もあります。

②炎症後色素沈着、赤みの治療

レーザートーニングは、赤みがおちついて茶色っぽいシミが残った状態（炎症後色素沈着）に有効です。まだ赤みがある状態ではフォトフェイシャル（光治療/IPL）が有効です。レーザー以外では塗り薬のトレチノインは、炎症後の色素沈着にも有効とされます。また、レーザーを使うにせよ塗り薬で治療するにせよあわせてしみ抜き用の内服を続けることで治療効果が増強されます。
※ニキビ跡（凹凸）に効果のあるものは全て毛穴の開き、毛穴の目立ちにも効果があります。
※ニキビ・ニキビ跡治療について、当院ブログでも詳細を解説していますのでご参照ください。

ニキビ・ニキビ跡料金一覧