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エクソソーム点滴
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エクソソーム点滴

エクソソーム点滴エクソソーム点滴

幹細胞培養上清液の主成分であるエクソソームは、
細胞活性化・炎症抑制作用によって
全身を若返らせる効果が期待できる
再生医療を活用したアンチエイジング治療です

エクソソームとは

エクソソームとは、細胞から分泌される脂質二重膜に包まれた「細胞外小胞」の一種です。その大きさは直径わずか30nmから150nm(約1万分の1mm前後)程度で、細胞から放出されたのち100兆個以上が血流にのって全身をくまなく循環します。この脂質二重膜のカプセル内に含まれるのは、遺伝物質であるmRNS, miRNA, DNAやタンパク質など様々な生理活性物質であり、これらの物質の働きによって組織の修復、再生、炎症抑制、抗老化作用などの効果を発揮するとされます。
エクソソームには様々な働きがありますが、その中でも組織の修復や若返り機能が特に注目されています。ダメージを受けた組織の回復過程では体性幹細胞の増殖と分化が必要になりますが、体性幹細胞由来のエクソソームにはこの特殊な機能が備わっている点が最大の特徴です。エクソソームを介して他の幹細胞へメッセージ(命令)を発信し、組織の修復や若返り機能を発現するという仕組みが明らかにされつつあります。

エクソソームはこのような方にお勧めです

  • 年齢による肌の衰えを感じる
  • しわ・たるみが気になる
  • 肌のくすみ、ざらつきが気になる
  • 美白・透明感アップに興味がある
  • 若い頃のようなハリのある肌に戻りたい
  • アトピー性皮膚炎を治したい
  • 毛穴の開き・黒ずみが気になる
  • 若い頃のような元気・活力が欲しい
  • 関節痛・筋肉痛など慢性炎症に悩んでいる

若返り細胞として注目されるエクソソーム

エクソソームは幹細胞上清液に含まれる主成分のひとつ

まずはエクソソームの前に「幹細胞」について簡単に説明します。
幹細胞とはメディアでも話題になったES細胞やiPS細胞などのことを言います。通常の細胞は血液・神経・消化器などといった特定の機能(役割)を持った形で体内に存在していますが、幹細胞は特定の機能を持つ前の細胞で(多機能性幹細胞といいます)、様々な細胞に分化することができる点が特徴です。幹細胞は、特に胎生期に見られる他、成人の体内にも存在します。組織が何らかの損傷を受けた際の修復・再生を行う上で鍵となる役割を果たす細胞です。
そして幹細胞培養上清液は、幹細胞を培養した際に生じる「上澄み(上清液)」のことを言います。上清液自体に幹細胞は含まれていませんが、培養の際に放出されたサイトカインやエクソソームなど500種類以上もの成長因子が多数含まれており、幹細胞と同じような効果が期待できるとして医療分野で大変注目されています。

<エクソソーム(幹細胞から産生される分泌因子)>

エクソソームは幹細胞上清液に含まれる主成分のひとつ
エクソソームイメージ図

様々な効果が期待できる注目の物質「エクソソーム」

様々な効果が期待できる注目の物質「エクソソーム」

我々生物の体が正常に機能するためには、それぞれの臓器・組織・器官が、お互いに協調した働きをすることで、生体ホメオスタシス(恒常性)が保たれています。これらの組織およびそれを構成する細胞同士が、実際にどのように連携しているのかというと、神経回路での連携に加えて、ホルモン・サイトカイン・神経伝達物質・成長因子など様々な液性因子を介して、それぞれの器官が密接に連絡・協力し合うことで初めて生体としての機能を充分に発揮することが出来るとされます。このような連携を介する液性因子のうち近年最も注目を集めているのがエクソソームであり、細胞同士が互いにコミュニケーションをとるために必須の成分とされています。エクソソームを介して他の幹細胞へメッセージ(命令)を発信することで、細胞の組織修復・若返りといった作用が促進され、美肌やエイジングケアといった美容医療分野における効果はもちろんのこと、様々な加齢性疾患の予防、アレルギー改善、更年期障害緩和、薄毛・EDなどの改善といった幅広い効果が期待できます。

エクソソーム治療によって期待できる効果

エクソソーム治療によって期待できる効果

美容医療分野

  • しわ、たるみ、肌老化の改善
  • 美白・肌の透明感アップ(くすみ改善)
  • 皮膚の炎症改善
  • ニキビ改善
  • アトピー性皮膚炎の改善

健康分野

  • 加齢性疾患の予防
  • 神経痛の改善
  • 関節痛(腰痛、膝痛、肩関節痛、肘痛など)の緩和
  • 筋肉痛の改善
  • アレルギー性疾患の改善
  • 薄毛・毛髪再生
  • ED (勃起不全)の改善
  • 更年期障害の改善
  • 体調不良の改善
  • 切開手術後の腫れ・内出血(ダウンタイム)の抑制
  • アスリートの心肺機能強化

エクソソーム療法の種類

エクソソーム療法は、施術目的や施術対象となる部位によって投与法を変えることができる点も特徴です。エクソソームの投与方法については大きく分けて以下の方法があります。

  • エクソソーム点滴療法
  • エクソソーム注入療法(注射・注入)
  • エクソソーム点鼻療法(点鼻スプレー)
エクソソーム療法の種類

美容・健康・病気の予防などエクソソームを使用する目的にあわせて適した投与法を選ぶことが重要になりますが、点滴で使う場合は、全身的にエクソソームと成長因子をめぐらせて、不調のある部位を改善する目的で用います。つまり、痛みや痒み、疲労感など複数の不調が重なって存在する場合や、一部分だけではなく、体全体の若返りを希望するような際に適しています。
美肌・美白目的なら、顔の皮膚に直接注射したり、極細の針によって肌深層に製剤を浸透させることができるダーマペンを使用した注入術がお勧めです。(ダーマペンは創傷治癒機転の誘導と併せて組織再生に有効な成分を外部から与えることで肌が若々しくよみがえるという仕組みです)同様に、薄毛・薄毛治療なら頭皮への局所注射によって改善が期待できます。関節痛や神経痛なら、直接目的部位に注入するほうが高濃度に局所に効かせることが出来るので、点滴よりも効果的です。現在当院では点滴によるエクソソーム治療を中心に行っていますが、お顔(しわ・たるみなど)や関節などの痛みが気になる部位への注射を希望される際には対応することももちろん可能です。お気軽にご相談ください。

当院で使用しているエクソソーム製剤について

胎盤×歯髄由来の高濃度エクソソームをMixしたハイブリット製剤を使用

幹細胞上清液には、採取した部位によって、歯髄由来、骨髄由来、脂肪由来、臍帯血由来、胎盤由来、羊水由来など様々なものがありますが、当院では胎盤由来幹細胞の上清液から精製したエクソソームに、さらに歯髄(DP: Dental pulp)由来の幹細胞上清液を配合したハイブリッド型のエクソソーム製剤を使用しています。

胎盤由来の幹細胞培養上清液の特徴

胎盤とは、胎児が母親のお腹の中で成長していく際に子宮内にできる円盤状の器官のことです。胎児に酸素や栄養を届けたり、不要な老廃物を母体に戻すといった役割を持っており、他の組織よりもサイトカインやエクソソームなどの有効成分が豊富に含まれていることがわかっています。

胎盤由来幹細胞培養上清液のより詳しい解説

<部位別のHGF(幹細胞増殖因子)含有量>

エクソソームは幹細胞上清液に含まれる主成分のひとつ

※「HGF(肝細胞増殖因子)」とは、肝細胞だけでなく神経細胞、血管内皮細胞などの様々なターゲット細胞に対して強力な増殖・保護作用を持つ分泌タンパク質で、皮膚の再生、老化防止などの効果が報告されている他、生活習慣病の予防、脳細胞の死滅を防ぐ効果も報告されています。

当院では、国内で正常分娩された健康な日本人の胎盤を、出産後に保冷状態として6時間以内に加工が開始された、安全性の高い胎盤由来の幹細胞培養上清液を使用しています。

歯髄由来の幹細胞培養上清液の特徴

歯髄由来幹細胞の上清液は、BNDP(脳由来神経栄養因子)、NTF3(ニューロトロフィン3)、BMP7(骨形成タンパク質)を高濃度に含み、これらは神経細胞の成長に関わる成分です。その含有量の多さは他のMSC(体性幹細胞)の培養液上清と比較しても、データ上有意な差が認められています。つまり可溶性神経栄養因子を豊富に供給出来るため、神経系の再生や機能回復の治療に有効であることを示しています。歯髄由来の幹細胞培養上清液は現在、ALS, パーキンソン病、認知症などの神経疾患の治療効果が期待されています。

<歯髄由来(DP)と脂肪由来(AT)の遺伝子発現比>

エクソソームは幹細胞上清液に含まれる主成分のひとつ

歯髄幹細胞培養上清液は他のMSC由来幹細胞培養上清液と比較して神経細胞の成長に関わる遺伝子を優先的に発現することが各種研究から分かっています。上記グラフでは、歯髄由来(DP)と脂肪由来(AT)の幹細胞培養上清液から発現する神経細胞成長促進作用のある遺伝子の発現数を比較しています。

※BNDP:脳由来神経栄養因子、NTF3:ニューロトロフィン、BMP7:骨形成タンパク質

臍帯×歯髄を配合したエクソソームについて

臍帯×歯髄を配合したエクソソームについて

数ある幹細胞培養上清液の中でも、胎盤由来と歯髄由来の上清液は最も高濃度の状態でエクソソームを含有しており、この2つの上清液をミックスすることで、それぞれの成長因子や抗炎症性サイトカインといった有効成分を最大限に活用することができる点が最大の特徴です。(胎盤由来幹細胞上清と歯髄由来幹細胞上清は8:2の割合でミックスしています。)その結果、本製剤に含まれる成長因子の種類は、【500種】を優に超えています。

*成長因子とは、細胞の増殖と分化および細胞が本来の正常な機能を発揮するのに必要なタンパク質であり、組織の再生やダメージ修復に働く必須の物質のため、美容医療においては、若返り治療などで用いられることが多い成分です。

当院で使用しているエクソソーム製剤の詳細

当院が使用する、臍帯×歯髄由来のハイブリット製材の特徴

特徴1 サイトカインやエクソソームを豊富に配合

ヒト胎盤由来の絨毛膜板の間葉系幹細胞が産生するサイトカイン、増殖因子、エクソソームを豊富に含んでいる。特に、他の幹細胞培養上清と比べてサイトカインの中でも組織修復力に優れた「HGF」を豊富に含有。

特徴2 神経疾患の改善にも効果的な細胞が豊富

ヒト歯髄由来の神経発生に関する成長因子を豊富に含んでいる。他の幹細胞培養上清と比べてBDNF、NTF3、BMP7など、ALS、パーキンソン病、認知症といった神経疾患の改善に効果的な神経細胞の発生に関わる生理活性物質を豊富に含有。

高い安全性が保証された製剤

高い安全性が保証された製剤

当院で使用しているエクソソーム製剤は、自己由来ではなく他者細胞由来のものとはなりますが、細胞提供者のドナーはあらゆる病原体(梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVなど)において陰性であることが確認されています。また狂牛病感染を防ぐため、欧州7ヶ国に1980年1月以降で6ヶ月以上(イギリス・フランスは1日以上)滞在したことのある方をドナーから除外しています。さらにその他の安全性確認検査として、一般細菌、真菌、マイコプラズマ、HTLV, EBV, CMV, ADV, BKV, JCV, HPV, エンドトキシンの全てについて陰性を確認しています。加えてさらに、25種類の病原体についても厳密なスクリーニング検査を実施しています。感染症・有害物資について厳しい基準をクリアしているのが本製品の特徴の一つです。また妊婦の胎盤組織採取において飲酒・喫煙を始め体の負担になるようなことを避けてもらいドナーの健康管理を徹底しています。(元より妊婦の方ご自身も、健康・体調に注意を払って生活している点もドナーコンディションの観点でかなり有利と言えます。)さらに、原料の取得から製造過程まで全ての工程を国内で行っているため、純国産品であるという点も安心なポイントの一つです。

施術の特長

点滴による施術のため副作用やリスクがほとんどない
エクソソーム点滴はベッドに横になっている間に30分程度で終了する施術です。美容外科・美容皮膚科のみならず、内科系クリニックでも既に取り入れられている治療であり、術後のダウンタイムなどもないため患者様にとって大変手軽に受けられる治療となっています。
純国産で高い安全性の製材を使用
当院で使用しているエクソソーム製剤は、原料の取得から製造過程まで全ての工程を国内で行っているため、純国産品であるという点もポイントの一つです。さらにあらゆる病原体(一般細菌、真菌、マイコプラズマ、HTLV,、EBV、CMV、ADV、BKV、JCVHPV、エンドトキシン、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVなど)において陰性であることが確認されています。
美容はもとより、様々な体の不調にも効果を発揮
エクソソーム液(幹細胞上清液)に含まれる成分は、遺伝物質であるmRNA, miRNA, DNAに加えて様々な成長因子、サイトカイン、抗炎症成分を含むため、体の様々な不調や老化に対して改善効果が見られます。美肌、美白、しわ、たるみといった美容効果はもちろんのこと、年齢による体力の衰えや、コロナ後遺症、認知症、神経痛、関節痛、筋肉痛、ED、薄毛、皮膚の炎症など、身体の中でも衰えてきた部位や弱っている器官に対して効果を発揮する点が特徴です。
点滴・注射・点鼻など症状に応じた投与法を選択可能
エクソソームについては、点滴療法によって全身の中でも不調を起こしている部位に効かせる手法が一般的ですが、しわ・たるみ、薄毛、関節痛といったピンポイントの箇所に狙って効果を上げたい際には局所注射によって治療を行うことも可能です。注射の場合は狙った位置に直接的に投与出来るため、より高濃度かつ効率的にエクソソームを作用させることが出来ます。

効果目的

  • しわ・たるみ・肌の老化
  • 美白(くすみ改善)
  • 皮膚の炎症
  • ニキビ
  • アトピー性皮膚炎
  • 加齢性疾患の予防
  • 神経痛
  • 関節痛(腰痛、膝痛、肩関節痛、肘痛など)
  • 筋肉痛
  • アレルギー性疾患
  • 薄毛・毛髪再生
  • ED (勃起不全)
  • 更年期障害
  • 体調不良
  • 切開手術後の腫れ・内出血(ダウンタイム)の抑制
  • アスリートの心肺機能強化

料金

※局所注射への変更もご相談ください

エクソソーム点滴 1回 55,000円

※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。

施術情報

  • 所要時間
    約30分前後
  • ダウンタイム
    注射部位に針跡の赤みと内出血が生じますが1~2週間程度で改善します。
  • 施術の痛み
    細い針で刺すことによる痛み
  • 通院
    不要
  • 推奨回数
    2週間に一度のペースで3~5回程度を推奨
  • 麻酔
    点滴投与の場合は不要。局所注射の場合は麻酔クリームもしくは麻酔テープを使用。
  • 持続性
    3ヶ月に1回の効果維持のための再注射を推奨
  • 洗顔
    当日可能
  • シャワー・入浴
    当日可能
  • メイク
    当日可能

エクソソーム療法が禁忌となる方

  • 妊娠中の方、授乳中の方の施術は出来ません。
  • 癌、その他の悪性腫瘍の既往のある方はご使用出来ません。

エクソソーム療法の副作用・リスク

  • 発生頻度は極めて稀ですが、アナフィラキシー(アレルギーにより、嘔気、嘔吐、腹痛、胸痛、呼吸障害、血圧低下、ショック状態など)の症状が発生する可能性が皆無とは言えません。
  • 点滴、局所注射、ダーマペンなどの針を刺した部位に腫れ、赤み、内出血が生じることがあります。またごく稀ではありますが、神経障害などの発生がないとは言えません。

エクソソーム点滴の施術頻度・効果の持続期間

エクソソーム点滴は2~3週間に一度のペースで3~5回程度の施術が推奨されています。そのため本施術の効果の持続期間は2~3週間とみるのが妥当でしょう。しかしあくまでこれには個人差がありますので、症状や改善状況により調整は必要になります。また、いったん症状の改善が見られればそれ以降は1~2ヶ月ごとに施術を行うペースで効果を維持していく形となります。

エクソソーム点滴の効果が出るまでの期間

治療目的にもよりますが、慢性的な痛みなどでしたら治療を行った1時間後くらいにはすぐに効果が実感出来ることが多いです。美肌、美白治療の場合は、施術後2週間程度経過したところから効果を実感できることが多いです。薄毛治療などの場合は1回の治療では効果はすぐには出ませんので、複数回施術を行うことで効果を実感出来るケースが多いです。ターゲットとする部位や目的に応じてかなり異なるため、診察の際に治療目的にあわせてご説明させていただいております。

エクソソーム点滴後のアフターケアについて

エクソソーム点滴後のアフターケアについては、特別な注意事項はありません。施術直後から、運動・飲酒・入浴など血行を促進するような活動を行っても問題ありません。但し、局所注射を頭皮や、関節、顔面の皮膚などに行った場合、針を複数回刺すことでわずかな腫れや炎症が生じることがありますので、上に挙げたようないわゆる血行をよくしてしまうような活動を当日1日はお控えください。

エクソソーム点滴が特におすすめの方

エクソソーム点滴が推奨される対象について

エクソソーム点滴は基本的にどなたでも安心して使えますが、効果の実感を得やすいのは、年齢で言うと30歳以上の方となります。10代、20代などの若年層の方が使用しても体細胞の機能がまだ衰えていないため、身体の不調改善という点では効果を実感しにくいことがあります。ただし若年層でも効果が期待出来る症状は、アトピー性皮膚炎や炎症性ニキビなどの皮膚の炎症性疾患です。このような症状がある際には若い方においても大変お勧めできる施術です。体力的な衰えを感じ始める30代以降であれば、体の不調を整えたり炎症部位に働きかけて痛みを取ったり、心肺機能を強化したりするなどの様々な効果をより実感しやすくなります。
なお当院では、妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方にはエクソソーム点滴を行っておりません。また、癌を含む悪性腫瘍の治療では「寛解」つまり「検査上の異常や再発、症状がない」ということはあり得ても完全に治癒したとまでは言い切ることは難しいため、癌やその他の悪性腫瘍の既往のある方についても幹細胞上清を用いた治療は行っておりません。

他施術の組み合わせ治療もお勧めです

エクソソーム点滴は、レーザー、ダーマペンなどの美肌治療・美白治療と組み合わせることも可能ですし、鼻整形や二重整形、脂肪吸引などの手術治療と組み合わせると、術後の腫れ・内出血を抑える効果があるとされます。
美肌治療、美白目的ならダーマペンが特に有効です。幹細胞培養上清を塗布してから、ダーマペンで皮膚面に微細な針穴を開けてゆく方法とダーマペン施術を行ってから、幹細胞培養上清を塗布する2通りの投与法があります。ダーマペン自体が、創傷治癒機転を誘導することで組織から成長因子など組織再生に有効な成分を放出させますが、幹細胞培養上清を加えることで相乗的な効果を期待出来ます。
エクソソーム点滴(幹細胞培養上清液)は他の施術と一切干渉しないのがこの治療法のメリットで、むしろ他の施術と組み合わせることで一層の相乗効果を得ることが出来ます。

エクソソーム点滴の推奨量

エクソソーム点滴は、通常1バイアル(1瓶)の点滴を行っています。この治療で1回に使用出来る量に上限は特に決められていませんが、アレルギーなどの症状が今後絶対に発生しないとも言えませんので、当院では点滴では最大2vial、局所注射では4vialを上限の目安として行っています。

当院では安全性の高いエクソソーム製剤を
厳選して使用しています

現在エクソソーム製剤は様々な医療メーカーが手掛けていますが、残念なことに中には純度が低いものやエビデンスが乏しいものも存在するのが現状です。当院では複数のメーカーから製剤を取り寄せ実際に効果や副作用などについて医師・スタッフが自ら確認をした上で、メーカー独自の輸送網でCPF(cell processing facility・細胞加工施設)によって幹細胞の分離・保管を行っている、安全性の高い日本人ドナーの胎盤を使用したエクソソーム製剤を使用しています。
また原料(胎盤)の調達・加工・精製方法については、培養上清を作製する細胞において間葉系乾細胞の表面マーカーが発現していることを確認しています。つまり他の細胞の混入がないということであり、純粋な幹細胞のみから上清が作製されているということを意味します。上清液を作成した後は、細胞成分はエクソソーム液から除去されますので患者様の体内に細胞成分自体が投与されることはありません。これらの幹細胞は、国の認可を得た特定細胞加工物製造事業者において厳密に管理された施設内で培養を行っています。

当院が胎盤由来と歯髄由来のエクソソーム製剤を
使用する理由

幹細胞培養上清液には胎盤、歯髄、脂肪、臍帯由来などいくつかの種類があり、このような採取する部位によって効果に多少の違いはあります。これは、採取する部位によって、幹細胞が分泌するエクソソームの量や成長因子が異なるからです。当院で使用している製品は胎盤由来と歯髄由来の幹細胞からの分泌物を含む培養上清を使用しており、その中には500種類以上の成長因子と高濃度のエクソソームを含んでいます。特に、成長因子ではHGFと神経由来栄養因子を多量に含んでおり、HGFは肝細胞だけでなく、神経細胞、血管内皮細胞など様々な標的細胞に働いて細胞増殖を促し、細胞をダメージから保護する作用があります。また、脳細胞の死滅を抑制することから認知症への効果が期待されています。さらに、プログラニュリンとうい蛋白を多く含み、炎症を抑える作用があります。そして、歯髄の幹細胞由来の培養上清は、神経細胞の成長にかかわる成分の遺伝子を他の幹細胞由来の上清よりも多く発現しており、(BDNF, NTF3, BMP7など)神経細胞の再生に効果を発揮することが想定されています。

胎盤由来幹細胞培養上清液について

胎盤由来の幹細胞培養上清液はHGF(肝細胞増殖因子)とプログラニュリン、TGF-βおよびエクソソームを他種の培養幹細胞上清よりも高濃度に含みます。特にHGFは、肝細胞だけでなく神経細胞、血管内皮細胞など様々な標的細胞の増殖・保護作用を持つ分泌蛋白です。皮膚の再生・老化防止の効果が報告されており、生活習慣病の予防、脳細胞の死滅を防ぐ効果も報告されています。また、プログラニュリンは、抗炎症作用、神経保護作用を持つ分泌蛋白です。さらに、TGF-βは、様々な組織において抗炎症作用を有し、胎盤由来のものと歯髄由来のもので他の組織由来のものよりも有意に多く分泌されているというデータがあります。

<HGF>

HGF

<ブログラニュリン>

ブログラニュリン

よくあるご質問

エクソソームを点滴ではなく注射で施術することは可能ですか。
もちろん可能です。当院では最も一般的で侵襲が少ない点滴によるエクソソーム治療をメインに行ってはおりますが、施術の目的が美肌・薄毛といった部位に特化した形の場合や、関節痛改善などの場合には、ターゲットとなる部位に直接注射をしたり、ダーマペンを使用して皮下深層に浸透させる形での施術がお勧めです。
エクソソーム点滴(幹細胞上培養上清液)によって得られる具体的な効果を教えてください。
エクソソーム点滴(幹細胞培養上清液)によって得られる効果は多岐にわたるため、美容・アンチエイジングを目的として行うことはもちろん、身体の様々な不調を改善する目的として使用することも大変お勧めです。当院で使用しているエクソソーム点滴の製材には高濃度のエクソソームを配合した歯髄由来・胎盤由来の幹細胞培養上清液を使用しており、美肌、薄毛、関節炎、神経痛、毛穴治療、にきび・アトピー性皮膚炎などの炎症性皮膚疾患などの他、身体の様々な不調(疲労・痛み・内臓疾患など)の改善効果が期待できるなど、カバーしている範囲が大変広い点が特徴です。
鼻や二重などの手術後にエクソソーム点滴をするとどのくらいダウンタイムを短縮できますか。
エクソソーム点滴には様々な効果がありますが、手術中、もしくは手術直後に点滴投与することで、術後の腫れや内出血を抑える効果が期待できます。施術を併用するによって通常のダウンタイム期間よりも短くなることが多いですが、あくまで効果には個人差がありますので、具体的に〇日短くなるといったことは明言しにくくはあります。ただし痛みや腫れ、赤みなどをできるだけ抑えたいという際には有効な併用治療であることには変わりありません。
アトピー性皮膚炎に効果はありますか。
エクソソーム点滴(幹細胞培養上清)には成長因子の他に抗炎症成分が含まれるため、皮膚の炎症をともなう疾患であるアトピー性皮膚炎に対しても有効とされます。
胎盤由来の製材にアムニオジェニクスというものがありますが、この治療との違いは何ですか。
アムニオジェニクスは、人の胎盤の羊膜と絨毛膜から作られた製剤で、幹細胞培養上清液同様に成長因子やサイトカインを含んだ製剤です。一方、当院で使用している幹細胞培養上清は、胎盤および歯髄から幹細胞を取り出し培養したものの上清液を精製加工したものです。違いとしては、アムニオジェニクスは組織内にある成分をそのまま直接取り出しているのに対して、エクソソーム製剤は既存の組織から幹細胞のみを取り出し、さらに培養してから得られる上清液を用いている点になります。後者の方が有効な成分を増幅・圧縮し高濃度の状態にして治療に用いることが出来ます。
エクソソーム点滴を一般的な疾患の治療を目的として使うことが出来ますか。
エクソソーム点滴(幹細胞培養上清液)の用途は、美肌・美白目的などの美容治療だけにとどまりません。整形外科領域では関節痛や神経痛、筋肉痛などあらゆる炎症性疾患に効果を発揮します。また30代、40代など中高齢者のアスリートの心肺機能を強化する作用があることも知られています。さらに更年期障害やコロナ後遺症、認知症予防にも効果を期待されているなど、ターゲットとする疾患のレンジが大変幅広い治療です。
ピル(ホルモン治療薬)を飲んでいてもこの治療を受けられますか。
点滴療法や注射による施術の中には、血栓形成を促すためにピル(ホルモン治療薬)との併用が出来ないものもありますが、エクソソーム点滴は幹細胞上清由来のエクソソームや成長因子・抗炎症成分以外の不純物を一切含まないよう、分子量サイズの大きい物質は全て精製濾過し除かれていますので、ピルと併せて服用しても血栓形成が惹起されることはあり得ません。
治療中の疾患がありますが、エクソソーム点滴を受けることは出来ますか。
基本的にこの治療を受けられないのは、妊婦および妊娠の可能性のある方と、癌を含む悪性腫瘍の既往のある方だけです。その他の疾患につきましては、ほとんどの疾患でむしろプラスの効果が期待されています。
エクソソーム製剤や幹細胞培養上清液には国内外含めて様々な製品があると聞きますが、品質に差はあるのでしょうか。
クリニックで使用されているエクソソーム製剤にも様々な種類があり、特に海外製のものの中にはどのような基準で造られているか不明点が多く、安全性について疑問符がつくと感じられるものもあるように思われます。そのため当院では、国内生産にこだわったメーカーが日本人のドナーから採取した体性幹細胞由来のものを使用し、原料の採取、加工を一貫して国内で行っております。また製造は、国が認可した特定細胞加工物製造事業者が行っております。
幹細胞の培養上清液は、自己血から採取した成分を用いる再生医療ではありませんが、安全性は担保されているのでしょうか。
当院で使用しているエクソソーム(幹細胞培養上清液)は、一般細菌、真菌、マイコプラズマ、HTLV、EBV、 CMV、ADV、BKV、JCV、HPVの他25種類の病原体についてスクリーニング陰性のもののみを使用しています。さらに、エンドトキシンについても陰性を確認しています。今までに当院が使用している幹細胞培養上清の製品において、感染症の伝播の例は1例もありません。
エクソソーム治療によってもし副作用が発生した場合はどのような対応となりますか。
今までに当院が導入しているエクソソーム製剤において、有害事象や副作用が発生した事例はありません。しかし、万が一アレルギー症状やショック症状などの副反応が発生した場合は、当院において速やかに一次的に応急処置を行い、それでも症状に改善が見られない場合には当院と正式提携している近医総合病院(日本大学医学部付属板橋病院・24時間対応)にて対応させていただきます。

Doctor

院長・監修者情報

みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士 医師紹介はこちら

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