Qスイッチ・ルビーレーザー
しみ(日光性色素斑)やADM(後天性真皮メラノサイトーシス)、
あざ除去に最適。あざ治療では一部保険診療も可能です。
一口にしみ・あざといっても、その種類は様々です。しみの場合、日光性色素斑・雀卵斑(そばかす)・炎症性色素沈着・肝斑などがあり、それぞれの原因にあわせ治療法も異なります。
この中でも最もよく見られるしみは日光性色素斑です。紫外線を浴びることによってでき、30代後半くらいから目立ってきます。日光性色素斑は、老人性色素斑、日光性黒子と呼ばれることもあり、次第に皮膚が盛り上がってくることもあります。
日光性色素斑のレーザー治療にはQスイッチ・ルビーレーザーもしくはQスイッチ・ヤグレーザーによる治療がお薦めですが、Qスイッチ・ルビーレーザーはメラニン含有量が低く薄いしみにもよく反応するため適用範囲が広く、日光性色素斑のしみ治療には最もお薦めの治療法です。 その他、脂漏性角化症、雀卵斑(そばかす)、カフェオレ斑(褐色のしみ)などのしみにも効果的です。どのレーザーを適用するかは、実際に診察の際にしみの様子や皮膚の状態を確認した上で選択します。
さらにQスイッチ・ルビーレーザーは、あざの治療にも効果的です。特に太田母斑・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス/青みがかったしみ)はしっかり除去することが可能です。なお太田母斑、扁平母斑(茶色いあざ)の治療の場合、ルビーレーザーは保険適用が可能です。 また青、黒、茶色の色素に反応するため、Qスイッチ・ヤグレーザーと組み合わせることで刺青除去治療にも適しています。
思春期頃から存在する茶あざ(扁平母斑・カフェオレ斑)除去症例 ルビーレーザーの詳細はブログでチェック施術の特長
- 境目の分かりにくい薄いしみ(日光性色素斑)の除去に最適
- Qスイッチ・ルビーレーザーは694nmの波長で照射するため、選択的にしみ・あざの原因であるメラニンに対して狙い撃ちで照射をすることが可能です。他の組織へダメ―sジを与えずピンポイントでメラニンに反応するため切れ味よくしみを除去することができます。
- 均一的な照射が可能
- JMEC社のQスイッチ・ルビーレーザーには独自技術のカライドスコープがついており、従来のルビーレーザーのような照射漏れやムラがありません。均一のエネルギー照射ができるため万遍なくきれいにしみを除去することが可能です。
- 一部保険適用が可能
- Qスイッチ・ルビーレーザーは、太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑、外傷性刺青等などで保険適用が可能です。
効果目的
- 日光性色素斑(加齢性色素斑、老人性色素斑)の改善
- 雀卵斑(そばかす)改善
- カフェオレ斑(褐色のしみ)改善
- 脂漏性角化症の改善
- ベッカー母斑の改善
- 太田母斑、伊藤母斑の改善
- 刺青(青、黒、茶)の改善
- 外傷性刺青の改善
症例写真
Qスイッチ・ルビーレーザーによるしみ除去
ドクターによる症例解説
症例に関する情報
治療名:Qスイッチ・ルビーレーザー
費用:両頬1回 110,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
Qスイッチ・ルビーレーザーによるしみ除去
ドクターによる症例解説
術前
顔中に境界のハッキリしたしみが多数ある75歳の女性です。いずれもが、日光性色素斑(日光斑)/老人性色素斑(老斑)であると見ます。フォトフェイシャルやレーザートーニングで薄くするにはあまりに色味が濃いため、Qスイッチ・ルビーレーザーによる除去を勧めました。
術後
一度に顔にある全てのしみには照射せずに、小範囲ずつ取ってゆくこととなりました。
Qスイッチ・ルビーレーザーは、しみに照射すると7日間から10日間はカサブタが生じるため顔全体にしみがある場合には、まとまったエリアを一単位として順番に少しずつ処理することが多いです。もちろん、一度に全てに照射することも可能なのですが患者さんにとってストレスが大変大きくなることでしょう。
すでにQスイッチ・ヤグレーザーを6回照射し、ある程度は取れたのですが、その後しみの再発箇所が見られたこともあり、途中からQスイッチ・ルビーレーザーに切り替えて5回の照射を行いました。
下の段は約1年後の結果です。細かな色むらなどはいまだ残りますが、目立つ所は概ね取り切れていると言っていいでしょう。
症例に関する情報
治療名:Qスイッチ・ルビーレーザー
費用:110,000円/回 11回照射
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
Qスイッチ・ルビーレーザーによる日光斑除去
ドクターによる症例解説
術前
顔のしみを取って欲しいという希望で来院された73歳の女性です。
両頬、上瞼、こめかみにかけて大小様々な境界明瞭で斑状のしみを多数認めます。一部が癒合して円形とは言えないいびつな形状をとりますが、典型的な紫外線および老化に起因する日光性色素斑(日光斑)ないし老人性色素斑(老斑)です。
蛍光ペン(ピンクの印)の箇所のしみをレーザー照射で取ります。Qスイッチ・ルビーレーザーの中でも最も切れ味が鋭いとされるルビーレーザーを使います。
術後3ヶ月目
Qスイッチ・ルビーレーザーを5~7J/cm2の間の出力で、一回のみの照射後3ヶ月目の状態です。
実はよく見ると一つ一つのしみにおいても微妙な濃淡があるため、照射の際には濃い箇所には弱く、薄い所には強くなど出力設定を細かく変えながら打つのがきれいに取るコツです。右頬の大きなしみの跡には、まだわずかに色素沈着が残りますが、写真撮影の時点でまだ照射後3ヶ月目ですので今後薄くなってゆく可能性は充分です。
Qレーザー照射後に生じた炎症後色素沈着(PIH, 戻りじみ)は、照射後1ヶ月目付近をピークとして、3~6ヶ月前後で薄くなっていくことがほとんどです。
症例に関する情報
治療名:Qスイッチ・ルビーレーザー
費用:231,000円
治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、水疱形成、熱傷、熱傷による色素沈着など
施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ
施術の流れ
- 塗り薬 or テープ麻酔を必要に応じて使用します。
- レーザーを照射します。
- 照射部にテープを貼付します。メイクでカバーする際にはテープは不要です。
料金
Qスイッチ・ルビーレーザー | 大きさによる | 目安(長径5mm以内) 11,000円 |
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※記載料金は予告なく変更することがございます。またカウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
施術情報
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所要時間5分
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ダウンタイム7日から10日
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施術の痛み輪ゴムで皮膚をはじく程度
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通院不要
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麻酔テープ麻酔、塗り薬麻酔、注射麻酔から選択可能
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持続性再発の可能性はゼロではない
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洗顔当日可能
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シャワー・入浴当日可能
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メイク当日可能
術前
結婚式前の準備として、両頬と鼻に見られる多数のしみ(日光性色素斑)をきれいにしたいとご相談に来られた28歳の女性です。今回はQスイッチ・ルビーレーザーによって施術を行うこととしました。
術後
当院では2022年現在、「Z-1」と「Nexus(ネクサス)」という2台のQスイッチ・ルビーレーザーを所有しています。(いずれも国産メーカーのJMEC社製)
それぞれの得意とするしみの種類があるのですが、今回は、非常に多数の小さいしみが散在するタイプだったため、照射径を小さく絞ってハイスピードで打つことが可能な「Nexus(ネクサス)」を使用してしみ治療を行いました。「照射スピードが速い=施術時間が短い」ため、それだけ照射による痛みも少なくなり患者様のストレス軽減にもつながります。1回の照射で、ほぼ完全に除去することが出来ました。